フォルクスワーゲン ゴルフ (ハッチバック) 「ゴルフは基本的に車体の丈夫さや走行そのも...」のユーザーレビュー

ゴルフは基本的に車体の丈夫さや走行そのも...

2003.9.8

総評

ゴルフは基本的に車体の丈夫さや走行そのものの性能に関して非常に優れており、この点について同クラス他車の追随を許しません。しかしながら、内装樹脂の質感や組付け精度は国産車に分があるように思います。カタカタ、ビリビリといった低級音は、ドライブの際不愉快であり、このような点がゴルフⅤでは改善されていることを望みます。
　ディーラーについてですが、私の購入したのはファーレンなのですが、ヤナセと比べるとかなりレベルが落ちているように思われます。自動車のような高度な工業製品の場合、一定の不具合がおきることは当然予測がつくことのように思われます。そこで売り手がどう対処するのかが問われているわけです。横柄な客の要望すべてに応える必要はないと思いますが、いかにも外車を売ってやっているというような高慢な態度はどうかと思いますが。

満足している点

①走行性能：高速200km/h走行を難なくこなします。高速安定性能については比類ない能力を有しています。R400以下の急カーブが続く中国自動車道でも、路面に吸い付くようなハンドリング感覚があり、安心して走行可能です。
②スタイリング：ドイツ車全般に言えることですが、スタイリングに全体的な塊感があり、筋肉質な感じがします。国産でこの種の塊感を表現している車はないように思います。反面細部の質感は国産車（特にトヨタ車）に分があるように感じます。
③ボディ剛性：これは走行性能にも関わるものでもあり、国産車に対してドイツ車が優位に立っている一大特長でしょう。ドイツ車の場合、同じ体積の国産車に比較して車重が嵩む傾向がありますが、これはプラットフォーム全体、そして車体を構成している鉄板が国産車よりも肉厚なことに由来していると思われます。実際扉ひとつとってもゴルフと同等の重さを持っているのは、国産ではセルシオクラス以上に限られます。私には、クラウンの扉ですらチャチなものに感じたほどです。
④エンジン：国産車と比べるとややうるさいのですが、低速から力強いトルクが出ており、非常に走らせやすいです。３速発進ができるほどです。また、エンジンとは関係がないのですが、アクセルペダルが適度に重く、長距離でも足を自然に乗せているだけで車が前に進むため、疲れにくいです。ゴルフⅣではアクセルが妙に軽くなり過ぎたと聞きますが、これは足の角度を保たねばならず長距離では疲れます。

不満な点

①内装品質：これは国産、特にトヨタ車と比べると悲惨の一言につきます。私のゴルフの場合、インパネプラスチックはカパカパでメーター上部はボルト留めでなく接着剤が用いられていました。よってメーター上部には隙間ができています。また、送風口はネジが緩んでいるためビリビリと低級音が車内に響きます。ネジを増し締めしようとしても、くるくると抵抗なく回るばかりで、簡単にねじ切れてしまいました。プラスチックのネジ穴に直接ネジを締める構造だったためです。全体的に見て、樹脂品質が低いように思います。日本の樹脂加工技術が高いだけなのかも知れませんが。
②外装品質：ゴルフのガラスは薄い色つきのもので、それ自体はお洒落で非常によいのですが、明らかにキズがつきやすく、そのためワイパーに負担がかかり、雨の日ワイパーを用いると凄まじいビビリ音を発するようになってしまいました。車屋にみてもらうとワイパーアームが抵抗により若干外側にねじれていたようです。またドアが分厚く重いのは安全上好ましいのですが、その重量のせいで閉めた際にボディ側にまで当たっているようで、塗装がはがれている箇所がありました。このような欠点は国産車では皆無であり、国産部品メーカーの品質レベルの高さをまざまざと見せ付けられます。また外装のむき出しプラスチックは紫外線にやられて白くなってしまいました。BMWもむき出しプラスチック部品が外装に用いられていますが、紫外線の強い日本には向かないような気がします。環境的にはよいことなのでしょうが、購入意欲を奪われてしまいます。

デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験