フォルクスワーゲン ゴルフ (ハッチバック) 「このクルマは絶対乗らないと良さがわからな...」のユーザーレビュー

このクルマは絶対乗らないと良さがわからな...

2003.6.22

総評

このクルマは絶対乗らないと良さがわからないと思う。価格は高いし、とくべつかっこいいわけではないし、スペックも見劣りする。だから乗って良くないと思う人には良くないクルマだ。国産車と考えのアプローチがだいぶ違うせいか、理解できないと不幸になりうる。そこらへんをちゃんと考えないと。家族で使うにはハンドルを握る人の満足が他の家族と一致しないかもしれない。消耗品の交換の必要や一部の部品の故障がどれだけ不信につながるかは結構家族の間に隔たりが起きるかもしれない。維持しつづけるにはそのあたりの理解は必要だ。

満足している点

一番の魅力は、自然にクルマが動いてくれると感じること。アクセルもブレーキもステアリングも踏んだ分だけ、きった分だけ反応する。だから微妙な修正も楽。自分がイメージしたとおりに忠実にクルマが動くことほど気持ちいいことはない。やはりムダな神経を使わないのは疲れない。神経はドライブの楽しむだけに使える。このクルマにしてから日本中走り回る数千キロの長距離が楽しくてしようがない。そしてこのクルマのデザインは本当にすべて実用からはじまっていると感じる。だからムダに思う演出がないので旧態化しても存在感がたもて、所有していて飽きない。オーナーとして一番悲しいと思うのは、年月が経ち他車や最新モデルなどを羨んでしまうことだと思う。常に比較しながら。そうするとあとはだんだん自分のクルマを不満に思うだけ。最先端の技術で完成されたクルマは当然魅力だが、それだけがウリだとあとが悲惨だ。時代を問わない普遍的な考えが作り手にあるクルマは、他車との比較だけがそのクルマの価値を決めない。このクルマを比較して満足するとすれば、そうゆうことを考えさせてくれたこと。自分の移動の道具としてとても理にかなっていると思う。

不満な点

神経質なＡＴや使いにくいハザードスイッチなど細かいことはあるが、気になるのは個々の部品の品質だと思う。ゴムやプラスチックの劣化は早め。わかりきった消耗品を交換すればそれほど不幸なことはおきないと思うが、理解を超える弱点が少なからずある。パワーウィンドなど一回の故障で出費が大きい個所がダメになる確率が高いのは痛い。この対策についてメーカーの認識はユーザーの立場になりきったものでないと思う。より多くの人に使ってほしければＶＷＪは柔軟にならないと。消耗品や故障する可能性の高い部品がある以上はあらかじめ示す必要がある。理解や覚悟があれば故障による不信はある程度抑えられる。ＶＷＪの姿勢によっていつまでも不安を与え、故障すると評判になり続ける。もっとユーザーをサポートしてもらわんと。

デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験