どうして国産車のセダンは売れないのですか・・・？

Answer 1

①乗用車が贅沢品から日用品となり、ユーザーが実用性を重視してクルマを選択するようになったから

乗用車は我が国においては、1980年代まではまだまだ贅沢品であり、物品税(贅沢品のみに課される税)の課税対象でした。
「一家に一台」の贅沢品ですから、フォーマルな外観をもち、ステイタス性を感じられる4ドアセダンが自家用車の主流でした。
「一家に一台」の4ドアセダンを買うお父さんからは、ステーションワゴンや箱形ワゴンは商用車とみなされ、ハッチバックは軽自動車などの安グルマのカタチとみなされていました。

しかし、1980年代後半のバブル景気の頃には、都会の若者がデートカーに高級車を買ったり、公共交通機関が衰退し始めた地方では1人1台化が進んだりして、乗用車の国内市場が拡大して「一家に一台」のステイタス感が崩れ始めました。

その後1989年に、日本でも消費税が導入され物品税が廃止されました。国が公式に乗用車を贅沢品から外したということです。1990年には国内の新車販売台数は777万台(登録車597万台、軽自動車180万台)のピークを迎え、名実ともに乗用車は日用品となりました。

乗用車が日用品になったら、外観はカジュアルでもよくなりますし、広くて実用的な室内や荷室が欲しくなりますし、よく乗せる家族や知人にとっての快適さが優先されるようになります。1990年代に、そのようなニーズに向けて開発されたホンダのオデッセイやステップワゴンが大ヒットとなり、他の日本車メーカーも対抗車種を続々とリリースしたことで、日本国内にはミニバンやハイトワゴンの確固たる市場が形成されました。「家族ができたらミニバン」「独身者でもみんなでワイワイ乗れるミニバン」「マイルドヤンキー御用達のカスタムミニバン」というような市場です。さらにこの流れは軽自動車にも降りてきて、今や軽の市場もハイトワゴンとそのカスタムモデルに席巻されています。

②日本には、高級な4ドアセダンの性能をフルに活かせる道路が無いから

4ドアセダンは構造的にボディ剛性が高く、操縦性や高速安定性に優れており、低い車高と軽い車重により空力性能や高速燃費も稼げます。時速200kmで走れるアウトバーンを有するドイツから、メルセデスベンツ、BMW、アウディといった、アッパーミドルクラスからミドルクラスの走行性能に優れた4ドアセダンが数多く世に出てきたのも、必然と言えるでしょう。

しかし日本ではどうでしょうか？早朝の高速道路で、接待ゴルフや怪しいゴルフに向かうベンツとかが人には言えない速度で追越車線をカッ飛んでいくぐらいであり、常識的なファミリーが乗るミニバンやハイトワゴンは、せいぜい高速道路の法定最高速度である100～120km＋αで走る程度です。そんな道路環境なら、ミニバンやハイトワゴンでも何の問題も無いでしょう。4ドアセダンの高級車など、こと走行性能の観点では明らかにオーバースペックであり宝の持ち腐れです。

日本と同様に高速道路の法定最高速度が低いアメリカでも、4ドアセダンが退潮傾向で、セダンのプラットフォームを流用したSUVが大人気となっています。トヨタRAV4やホンダCR-Vはアメリカの新車販売台数ランキングの上位常連となっており、4ドアセダンの常連であるトヨタカムリやホンダシビックを上回っています。若い女性の通勤用に買われていたセダンベースの小型2ドアクーペ(俗称「セクレタリーカー」)も、今やコンパクトSUVに置き換わっているそうです。

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https://www.hyogo-mitsubishi.com/news/data20210129090000.html

質問者からのお礼コメント

最近の国産セダンはブサイクですしね。
1980年代のマークⅡとかすっきりして凄く素敵でした。

Answer 2

実用性に特化していないからかと。
私はそういうところが好きですが。

Answer 3

安定性と安全性なんかどうでもよく、人気の車が売れるからです。
不人気になったスポーツカーやセダンは売らなくなり、ミニバンも売れなくなってきましたね。
人気なのはSUVですが、デカイからコンパクトSUVで、コストダウンにFF、税金的にも安いので小排気量な結局普通のコンパクトカーですが今大ブームです。それと軽自動車も大人気です。
何故か安全らしいそうです。
なのでセダンは不用なのです。

Answer 4

日本人は限られたスペースをいかに有効に使うかって思考が刷り込まれてるからデザインに対して無頓着
実際ミニバン乗ってる人で見た目オシャレな人あんまいないし
バカの一つ覚えの様に広い広い言いますけどそもそも車は安全に移動する為の機械で部屋では無い
そんな居住性欲しいならキャンピングカー買えばいいのに

Answer 5

日本は、クルマ先進国から見ると、ガラパガゴス市場ですから‥
-------------------兎に角・・クルマ音痴・メカ音痴が、多すぎる。

そもそもが、ミニバン/スライドドア・型のコンテナみたいな車・・
バランスは悪いは、コーナリングは最て・・風圧もろ受け・・
簡単に転倒し易く・車体は簡単に歪む・・
空気だけ運んでる様な車が、無駄と感じない・・
大は小を兼ねる的な、発想がそもそもが、ダサい。

そう云いう輩には、セダンの良さが判らないだろう・・
走行安定性・乗り心地の良さ・操縦追随性・長距離運転の楽さ・
それ等のどれをとっても、ミニバンとは、正反対の良さ。

Answer 6

大多数が貧乏性で基本的な走行性能に無頓着（というか必要性が希薄）だからかな。
それほど頻度がなくても３～６百万の車を買うときに「盆正月に親（または孫）も乗るから」「子供の友達も一緒に乗せる事もあるかな」等「大は小を兼ねる」的な発想の方が多いのでしょう。
アメリカでは昔からピックアップが人気だけど欧州でも日本でも人気はそれほどではありません。欧米では日本ほど１ＢＯＸは人気はありません。欧州ほど日米ではハッチバックは排気量が大きくなるほど少なくなります。
よほどハッキリした使用目的や必要性を感じない場合に「大は小を兼ねる」って考える日本人が多いからではないでしょうか。

Answer 7

広いミニバンの2列目シートに慣れたら、狭いセダンには乗りたくなくなりますよ。

Answer 8

乗用として実用的じゃないからです。

Answer 9

日本人のセンスが悪いからでしょう。
箱型車がカッコいいとういう感性

Answer 10

売ってないからでしょう。