レクサスは高級車じゃないと言われます。ボディーが使い回ししてるからですか？

Question

補足

自分が学生時はレクサスは憧れな存在でした。けどベンツとかBMWとかアウディと比べたらステータスが違うそうです。

Answer 1

レクサスが「高級車ではない」と言われる理由として、「ボディーが使い回し（プラットフォーム共有）されているから」という意見がありますが、この認識には一部誤解があります。以下、順を追って論証します。

1. レクサスとトヨタのプラットフォーム共有
レクサスの多くのモデルは、トヨタとプラットフォームを共有しています。

例：
レクサス ES → トヨタ カムリと同じ「GA-K」プラットフォーム
レクサス RX → トヨタ ハリアーと同じ「GA-K」プラットフォーム
レクサス LX → トヨタ ランドクルーザーと同じ「GA-F」プラットフォーム
しかし、これはレクサスに限った話ではなく、メルセデス・ベンツ、BMW、アウディなどのプレミアムブランドも、エントリーモデルでは大衆向けブランドとプラットフォームを共有するのが一般的です。

例：
アウディ A3 → フォルクスワーゲン ゴルフとプラットフォームを共有
メルセデス・ベンツ Aクラス → ルノー ルーテシアとプラットフォームを共有
つまり、プラットフォームを共有すること自体は、コスト削減と効率化のための世界的なトレンドであり、「高級車でない」理由にはなりません。

2. 高級車＝専用プラットフォームが必須か？
「高級車＝専用プラットフォームが必須」というわけではなく、重要なのは、プラットフォームをどのようにチューニングし、最終的な製品として仕上げるかです。
レクサスの場合、トヨタとプラットフォームを共有しながらも、専用のチューニング・設計を施してプレミアムカーとしての差別化を図っています。
例えばサスペンションや足回りの調整が異なり、乗り心地や静粛性がトヨタ車よりも向上している。内装に本木目・本革・高級素材を採用し、質感を大幅に向上させている。エンジン・トランスミッションのチューニングも専用である。また、レクサス専用プラットフォームを採用しているモデルもあり、上位モデルでは完全な差別化が図られています。

レクサス LS、LC → トヨタと共有しない専用プラットフォーム（GA-L）
レクサス LFA（スーパーカー） → 完全専用設計のカーボンモノコックボディ
このように、レクサスがトヨタとプラットフォームを共有するモデルがあるからといって、高級車ではないとは言えません。

3. まとめ
貴質問の「ボディー（プラットフォーム）が使い回しだから高級車ではない」という見解には誤解があります。

レクサスはトヨタとプラットフォームを共有するモデルがあるが、これは高級車ブランドでも一般的な手法です。
レクサスは単なる「使い回し」ではなく、シャシー・足回り・静粛性・内装などで大幅に差別化されています。
専用プラットフォームを採用したモデルもあり、特に上位モデルではトヨタと完全に異なる設計がなされています。

以上から、「プラットフォーム共有＝高級車ではない」とは言右ことはできないと考えます。
レクサスは「プレミアムブランド」として、他の欧州高級車と同じように独自の価値を提供しているのが実情です。

Answer 2

昔(90年代〜2000年代の頃)はトヨタブランドのベース車をそのまま豪華にしただけの車種も多かったですから、そう言われても仕方ないですね。とは言っても全てがそうではなく、逆のもの(例えばセルシオは先にLSができて後から日本市場に導入し当時まだレクサス販路がなかったためにトヨタブランドで無理矢理出した)もいくつかあります。(ちなみにソアラのレクサス版はSCで、RCは完全独立した車種、LCはLSからの派生車種です)

しかしその後はRXを皮切りにベース車と切り離したレクサス車種の独立化が進み、「豪華版」とまだ言えそうな類いのものは今はせいぜいLM(アル/ヴェルそのまま)、LX(ランクル300そのまま)、GX(ランクル250そのまま)、NX(ハリアー/RAV4そのまま)、ES(アバロンそのまま)ぐらいで、現行LSはクラウンセダンの上位互換ではなくクラウンセダンがLSのプラットフォームを短くしてナロー版として使っているだけです。プラットフォームを共有する事自体は今では世界中の常識で、L7型を使い回しているトゥアレグ/Q7/カイエンなどとやってる事は同じです。

Answer 3

ベースがトヨタ車だからです。LBXはヤリスクロス、RX・NX・UXはハリアー、CTはカローラスポーツやプリウス、ISはアルテッツァ、ESはウィンダム、LSはセルシオ、GSはアリスト、RC・LCはソアラ、LXはランドクルーザー、LMはアルファード。