ヤリスってヴィッツやアクアより見るからに狭いですよね。なぜあんなデザインにしたのでしょうか？そしてどれがヤリスクロス と合算とはいえ売れまくっているのはなぜ？どうせなら広いフィットとかノートに流れそう

Question

なのになぜ？

Answer 1

ヤリスはTNGAを採用して、クルマの性格をドライバーズカーに振ったからですね。

ネッツトヨタ福岡の公式サイトに載っているヤリスの紹介記事にて、以下引用部分の一節がありました。

> ヤリスはシートに座った瞬間何かが違う！
> 理由はこのヤリス、ハンドルやペダル類がきちんと「正面」に付いているんです！
> 実は今までのコンパクトカーにはあまり無かった特長なんですよ。
> それを実現したのが『TNGA』。
> クルマづくりをゼロからやり直したからこそ出来た、驚きの体験です！

前輪駆動(FWD)のコンパクトカーの場合、後席や荷室を広くするには前席をより前方に配置する必要がありますが、そうすると前席の足元が前輪のタイヤハウスと干渉します。そのためアクセルやブレーキのペダルの取り付け位置を車体の中央寄りにずらしたり(右ハンドル車の場合はペダルを左側へずらして設置する)、ステアリングの取り付け向きを微妙に傾けたりします。前席のドライビングポジションの観点では、このような「オフセット」は違和感の原因となります。

ヤリスの場合は前席を後ろに下げて設置することで足元のスペースを生み出し、ペダルやステアリングをより真っ直ぐとなるように取り付けてある。つまり後席の居住性や荷室の積載量を犠牲にして、ドライバー中心の設計にしたということです。とはいえ、ITmedia ビジネスオンラインの記事のように、ヴィッツよりはマシになったがまだ不十分という厳しい意見もあるようです。

ではなぜヤリスは、フィットやノートと互角以上に売れているのか？理由は、1つにはトヨタディーラーの強大な販売力を背景に、大幅値引きや下取り価格の上乗せなどで他社よりも実質的に安く買えること。もう1つは軽ハイトワゴンやコンパクトミニバンの充実だと思います。後席や荷室の広さや利便性を優先したいユーザーは、フィットよりもN-BOXやフリードを選び、ヤリスよりもルーミーやシエンタを選ぶのでしょう。後席や荷室の狭さがさほど気にならないユーザーが、ヤリスやカローラスポーツやカローラツーリングを選ぶのでしょう。

ちなみにヤリスの海外での主要なターゲットとなる欧州市場は、階級社会のため安価なコンパクトカーが狭いのは当たり前という地域です。対してフィットの海外での主要なターゲット市場は東南アジアやインドであり、かの地では一家に1台のクルマとなるので利便性も重要になります。2001年に発売された初代フィットが日本でも大ヒットした時には、当時の長期デフレ経済も相まって「一家に1台の広くて安いコンパクトカー」というコンセプトがウケたのでしょうね。

ネッツトヨタ福岡公式サイト：新型ヤリス、乗っちゃいました！！
https://netzfukuoka.jp/feature/yaris_nottemita

ITmedia ビジネスオンライン：ヤリスのトレードオフから考える、コンパクトカーのパッケージ論 (1/6)
https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2004/27/news042.html

Answer 2

広けりゃいいってものじゃない、という良い例です。
ヤリスはファミリーユースの需要はパッソやシエンタに任せてパーソナルユースに特化させ、後席の居住性をスポイルした分を高い走行性能や圧倒的な燃費に振りました、それが見事に当たったということです。

Answer 3

欧州でウケるように走りを磨いたため。

また軽自動車感覚の車でもあります

世界に軽自動車はありませんから

つまり日本用の車ではないのです

Answer 4

トヨタの市場調査で、旧ヴィッツを求めるユーザーは「普段は1～2人乗り」「後席3人以上は限定的」「積載もそれほど求めない」使い方が大半であり、ユーザーの多くは「取り回しの良さ」と「コスト・燃費」などが最重視されているとのことです。

→欧州でもAセグメントであのコンパクトサイズが好評とのこと。

トヨタの場合、ヤリスで狭いユーザーには上のクラスも用意されてますから、割り切ったクラス分けで自社競合も少なく販売的にも正しい戦略です。（Hなど軽やコンパクトカーで全てを求めた結果、自社の上位クラスを食ってしまって利益が出てないメーカーもあります）

※ヤリス開発者は取り回しの良さを第一に掲げ、「許されるならもっとコンパクト」にしたかったとさえ語ってました。

Answer 5

コンパクトカーに広さを求める人が減ったのでは？

自分なら広さを求めるならもう少し大きいの買いますしね。

あとはやっぱりTOYOTAへの信頼度ですかね。不祥事の日産、品質問題のHONDAに比べると一般の方のイメージは大きく違うかと。