高級車は横幅が1800mmを越えて1900mmに向かっている気配ですが、なんでこんなに横幅が拡大しているんですか？外国の道路はそんなに広いのですか？

Answer 1

世界で1位と2位の自動車の市場、中国とアメリカです。どちらも大陸だから、道路幅はだだっ広い！

このため横幅1800mm/全長4800mm、ちょうどクラウンサイズなのですが、これでも「中型車」なのです。日本では"大型"の部類に入ってしまいますけれども。

ここで関係してくるのが、自動車の設計のやり方です。

ベースとなる「シャーシ」を新規に設計するのには、1種類で500～1000億円がかかるのです。このため、大概は1種類のシャーシから様々な車種を派生させています。

これがここ最近、原材料やエネルギー資源の高騰によって、メーカーのコストダウン要求が特に激しくなっており、シャーシの種類をそう多く用意できない状態になっています。昔、バブルの頃にはその車種専用のシャーシが用意できたことから、国内向けと北米向けとに分けて造ることが出来たのです。

となると、一番たくさん売れる市場に合わせるのが一般的となります。特にアメリカ市場に合わせると、横幅が1800mmが普通となってしまうのです。

トヨタのような大メーカーでも、

ヴィッツ→5ナンバー枠小型
オーリス→中型
カムリ→北米向け中型
クラウン→FR用
ノア/VOXY→ミニバン用

これら4～5種類から、ほとんどの車種が派生しているのです。二重床のエスティマとか、5ナンバー枠でアリオンとか旧型カローラとか、一部に時代遅れの古いシャーシが残ってはいますけれども。

その他、中小メーカーになると2～3種類がいいところで、スバルなんかはインプレッサの1種類しかありません。だから、数が売れる北米向けに特化すると全てのモデルが3ナンバーとなってしまうのです。

とにかく、今はメーカーがシャーシの数を減らすのに必死なんです。これで経営の建て直しに成功したのが、マツダの「スカイアクティブ」というわけ。

スカイアクティブは、低燃費エンジンの方に目が行きがちですが、実はシャーシの整理統合というのがメインなんです。新型シャーシで車種を整理統合して、そこに新設計エンジンを載せ全てを高効率のブランニューとする、これがスカイアクティブの総称なのです。

まぁ、横幅が広がっているのは、衝突安全基準が強化されて来ているということも関係しています。

質問者からのお礼コメント

他の人に比べると本当に御親切に有難うございました。疑問が吹っ飛びましたが、これからの自動車は何かつまらない気持ちがして残念です。有難うございました。感謝します。

Answer 2

道路ではなくて日本の立体駐車場の多くが1800mmに制限されていることから抵抗があるのでしょう。

自宅駐車場の人は車幅より全長重視です。

Answer 3

とりあえず…
H1」は→2m超
(=ﾟωﾟ)ﾉ
枠線内を走れれば→問題ない

はみ出す」のは→ヘタ☆だからさ
(=ﾟωﾟ)ﾉ
坊や☆だからさ

Answer 4

日本人の平均身長が伸びてきた&肥満率の上昇も一因かもですね。

それでも、バスやクレーン車などの大型の車輌が普通に街中走ってる以上、一般車が如何に大型化しようが取るに足らない心配だと思いますよ。

Answer 5

ごくごく普通のアメ車ミニバンでは横に寝れたけどね。幅は１９００mmだったかな。俺、背丈１７００mm辺り。

国内販売台数が伸びないのなら、海外に合わせていくのは仕方がないよ。

ちなみにアメリカでは「わ～～～、デカい」って感じたことない。道路との相対差で大きさは感じるようだ。 ダウンタウンでも行かない限り、道路ギリギリに塀でも生垣もなく、見通しは抜群だしね。 イヤイヤダウンタウンでも歩道幅２ｍ近くあったから、怖くはなかった。
以上は、南部地方の成田なんて目でない国際空港がある大都市郊外で生活していたときのこと。

Answer 6

反対です。
日本は空襲で焼け野原になったので市街地での道路は広めですが、欧州の市街地は日本よりも狭くてデコボコな道が多いです。

Answer 7

実際に運転してみるとわかると思いますが、横幅が広い車ってそんなに取り回しが難しいと言う事はありません。

前後に長い車の方が取り回しが面倒です。