JZS161アリストV300って一言で言うとどんな車ですか？ 直線番長以外でありますか？ アリスト、スープラ 共に2JZを積んでる仲ですが 2JZ＝直線番長的なイメージが強すぎません？ 車重の

Question

問題もあるとは思いますが

Answer 1

乗った事ないので大そうな事は分かりませんが、個人的イメージではエンジンや設計はスポーティー、全体的味付けは高級車と、「スポーティー寄りのGTカー」というイメージです。
アリストもスープラ同様重量配分自体はフロント53対リア47と、数値上でのバランスは決して悪くありません。むしろ直6エンジン搭載という点を考慮するとバランス的には優れていると言えます。2代目は走行性能向上を狙ってオーバーハングを短くしてホイールベースを伸ばし、ホイールベース内に重量物を収めるように設計されています。
なぜ直線番長と言われるかは色々あると思いますが、最大の理由は2代目から搭載されたVSCだと思います。横滑りしそうな状況を感知すると四輪のブレーキとエンジン出力を制御して横滑りを抑える装置ですが、これが過剰に反応してしまいサーキットなどの走行シーンではアリストが本来持つ運動性能をスポイルしてしまいます。トラクションコントロールと違い、VSCはオンオフの切り替えが出来ない為に、過剰な安全装置を作動させたまま走らざるを得ません。結果的にタイヤがグリップを失う直前、即ちタイヤが最も高い性能を発揮する場面がVSCによって消されてしまうので、エンジンパワーを活かした直線勝負を強いられるのです。
また、サスペンションに関してもスポーツ路線の車とは言え本来は高級車ですので乗り心地重視の味付けです。
そういったスポーティーではない高級車の味付けと圧倒的なエンジンパワーを兼ね備えた点が、「曲がりに強い車ではない＝直線番長」という式が出来たのではないかと思います。推測の域を出ませんがね。
個人的にはアリストは良く出来た良い車だと思います。超激辛評価でおなじみの黒澤元治氏も「電子デバイスの変な介入が無ければ凄い良い車」と評価してましたね。