ハイブリッド車って、バッテリー上がりの車への救援車両にはならないんですか？

Question

先ほど自分の車（オデッセイ）がバッテリー上がりになってしまったのでアクアを使ってかけようとしたのですが
普通の車のようなバッテリーではないのでかけ方がわかりませんでした。

Answer 1

トヨタのハイブリッドシステムが独特なだけです。
トヨタのハイブリッドシステムTHS/THSⅡは、駆動用モーターと駆動用バッテリーへの発電機構しかありません。
12V系のバッテリーの充電は、駆動用バッテリーからDC-DCコンバーターを介します。
そのため、12V系電源は大きな負荷に耐えることができません。
エンジン始動も駆動用モーターもしくは動力分配機構の発電機が行うので、12V系はそもそも負荷が必要無いためです。

他の車を援護するだけの出力は無いので、援護できない旨が取扱説明書に記載されています。
トヨタ以外のハイブリッドシステムでは、12V系でエンジン始動も行うので、普通の車と同様に救援することができます。

ちなみに、普通車のクランキング電流は短時間ですが150A程度必要です。
電力にして最低でも1800Wは必要です。
単純な配線容量の問題ではありません。
(仮に配線容量だけなら、若干オーバーしても熱を持つだけで、短時間なら壊れることはありません。)
救援する車にもよりますが、1500Wしか無いDC-DCコンバーターでは役不足です。
ちなみに、ＪＩＳ規格（JIS D 5301）によるクランキング電流は、150A,300A,500Aで規定されています。
最低で150Aは流れることが想定されています。
電力値では、150A×12V=1800Wとなります。
定格レベルでも足りないので、最悪DC-DCコンバーターを破損する危険があります。
バッテリーが上がった車を救援する側は、バッテリーだけでなくエンジンをある程度回す事で、電力を賄います。
THS/THSⅡはそれができません。
後部のバッテリーから電力を取ろうとしても同様です。
壊れる覚悟があれば、やってみても良いと思いますけど。

(ikubohanoiさんへ)

質問者からのお礼コメント

詳しいご説明ありがとうございます。結局はロードサービスを呼んだのですが、これだけＨＶ車が普及すると私のような旧式な知識では対処しきれなくなりますね＾＾；

Answer 2

補機バッテリー直結なら可能ですが、ご質問者さまご自身ではやめた方が無難です。

Answer 3

下に要る取り扱い説明書に書いてあると言って要る様な疎い方が
救護端子で救援出来ると勘違いするからです

エンジンのヒューズBOXにある救護端子はＨＶシステム起動用でセルモーターを回すには配線容量が足りません
システム起動には200W程度の電力で十分なのです

12Vの補機バッテリーに直接繋ぐならDC-DCコンバーターから1500W供給されるのでセルモーターを回しても有り余る物が有ります

Answer 4

アクアでもプリウスでも可能ですよ。

ガソリン車と同様のバッテリーも積んでいますので。

アクアなら後部座席（右側）の足元のパネルを開けると、
見慣れた（？）形のバッテリが姿を現します。

余談ですが、
プリウスならトランクルームの右のほうです。

Answer 5

なりますよ

アクアは後ろの席の下に補機バッテリー（普通のバッテリーのシールドタイプ）があります