タイヤのナット締付けトルクについて教えて下さい。 家にNBOXとスイフトがあり冬タイヤに交換します。トルクレンチを使用します。

Question

メーカー指定締付けトルクはNBOXが108N·m、スイフトが100N·mです。
ボルトピッチがNBOXが1.5、スイフトが1.25です。
軽のNBOXの方が締付けトルクが強いです。一方スイフトは普通車なのに指定トルク値が弱いですが、これはボルトピッチの関係があるのでしょうか？

１.ピッチ1.5より1.25の方が同じトルクでも緩みにくい、と聞いた事がありますが正しいですか？
２.また同じトルクで締めた場合、数値的にどの位緩みにくくなるのものでしょうか？
3.またメーカー指定トルクより10%くらい強めに締めても問題ありませんか？

宜しくお願いします。

Answer 1

１．その考えで正しいと思います。しかしその差は僅かだと思います。

２．これには前提があるとは思います。同じトルクと同時に「同じ素材
（組成）であること」。ホンダとスズキのハブボルト及びナットの
素材・組成が同じかどうか？私には分かりませんので回答は控えます。

通常、ナットは鉄がほとんどですけどドレスアップ目的などで
ジュラルミン？など替える人もいますけど鉄以外は
「緩みやすい」と聞いたことあります。素材・組成が違うことで
こういうことが起こり得るわけで、言い換えれば「ピッチ以前の
問題」でしょうかね。

３．10％増しでも特に問題はないと思いますが、なぜ？
緩みにくくしたい、ということでしょうか？
これも正直なところ専門家に聞くしかないのですけど、
ボルト・ナット締結というのは「一種のバネ作用」なわけで、
締め込むことでその反発力が緩まないということだそうで、
当然ですけどバネには限界値があってそれ以上締め込むと
その能力が低下する、と。

それが+10％程度では問題ないのかどうか？（まあたぶん問題は
ないんでしょう）
私ならトルクレンチ誤差も考慮してせいぜい５％増しくらいにして、
最初の交換後50Km前後で「確認締め」をしますね。
その後は半月か1ヵ月毎くらいに確認締めします。
せっかくトルクレンチ持っているんですしね。
車輪脱落でニュース沙汰にはなりたくないですよね。

Answer 2

指定トルクには範囲があります。
例えば100Nm±5Nmとかです。
あとトルクレンチも誤差がありますし校正に出す方も少ないし持つ位置でも変わるし何回もカチカチしても変わる。
ですのであまり気にしなくて良いのでは。
それより増し締め（緩み確認）の方が大事です。

Answer 3

どちらもM12ですが、M12の並目ピッチは1.75です。
なので、どちらも細目ピッチとなります。

1山の間が1.5mmなのか、1.25mmなのか
山の高さも変わってくるはずです。

ピッチが詰まっている方が緩みにくいです。
山の強度は山が大きいほど強いです。

どちらも110で締めても問題ないと思いますよ。

そもそも、問題になるなら車載工具にトルクレンチが装備されるでしょう。
ショボイL型レンチが載ってるってことは、少々アバウトでも問題ないってことです。