スズキ ソリオハイブリッド 「いろいろな楽しみを感じることができると思います!」のユーザーレビュー

怪人N 怪人Nさん

スズキ ソリオハイブリッド

グレード:バンディット ハイブリッド SV(AGS_1.2) 2016年式

乗車形式:マイカー

評価

5

走行性能
4
乗り心地
4
燃費
4
デザイン
5
積載性
4
価格
4

いろいろな楽しみを感じることができると思います!

2017.10.19

総評
車としての基本が本当にしっかりした車です。自分自身は2代目ワゴンR以来のスズキ車になりますが、スズキだから軽自動車でしょ?というイメージで乗るとそのギャップに驚くこと請け合いです。
まさに私自身がそうでした。
真面目に車と向き合って追求した結果、ここまでの完成度になったのだろうなぁ、と感心しきりです。
荷室の床が構造上どうしても完全フラットにできないなどの細かい気になる点はありますが、そういった点をオーナーの工夫で乗り切るのもまた一興かもしれません。この車はオーナーをそんな気にさせてくれます。
一部では世界一といわれるスズキの軽量化技術も存分に発揮されておりますので、運転の楽しみも十分実感できると思います。
満足している点
・抑え目の車幅にもかかわらず、広い車内
・抑え目車幅のおかげで細い道も楽々走破可能
・充実の標準装備
・1200CCと思えないストレスの少ない加速感(ハーテクトによる軽量車体+エンジンバランスの相乗効果だと思います)
・AGS+フルハイブリッドによるAGSの欠点の軽減
・DCBSによる対人サポート+クルコン(これが特にお気に入り)
・意外とビートが利いているエンジン音(あくまでも車相応ですが)
・コーナリングや小回りも得意
・フルハイブリッド車であるが、タコメーターがある(簡易的ではあるが、あるととてもうれしい)
不満な点
・AGSの特性上どうしようもないのであろうが、「登り坂での渋滞」がとても苦手。長さ1キロ以上の登り坂渋滞時(たとえば箱根・大涌谷駐車場に入る前の渋滞など)にはほぼ間違いなく500メートルくらい進んだあたりで「ミッション警告灯」が点滅し、そののち警告ブザーも鳴り響く。こんなところで車を止められる場所などほとんどないので、結局そのまま移動の強行を強いられ、心臓にとても悪い。せっかく車体駆動モーターがあるのだから、もう少しうまい制御をして「常に半クラ状態での移動」をしないでも済むような形にしてほしかった。しかし通常のマニュアル車でもこのような警告灯はないので、そもそもこの警告灯自体もなしでいいような気も…
・標準のタイヤサイズがあまり一般的でないので(165/65R15)タイヤの選択肢が少ない
・塗装に傷がつきやすい(スズキ車全体に言えることのようですが)
・都市部で一般道のみで乗り続けると、燃費が思ったほどよくない(大体13~15km/l)
・クルコンがACCではない(それでも高速長距離ではめっちゃ運転楽になりますが)
・OPにカーテンエアバックの設定自体がない(サイドエアバックは標準装備です。なお現行モデルでは設定されていますのでこれから購入の方はご安心を!)
・OPでもスペアタイヤが選べない(以前高速で落下物を踏んでパンクした経験があるので、個人的にはどうしても気になりますが、多くの方は問題になる点ではないと思います。こちらも現行モデルの場合はフルHV以外ではOPで選択ができるようになりました)
・OPの通称「下手くそ棒」の格納可能タイプが手動式のものしかない(笑)
・ややサスペンションがゴツゴツとしている(対策品でかなりよくなっています)
・エンジン始動後の初動発進時にジャダーが発生しやすい傾向がある(私と同じ前期型の場合はエンジンパワートレインモジュールのアップデート、対策品フライホイールへの交換実施で改善される可能性ありなので、お困りの方はすぐにディーラーへGO!!)
・ややタイヤからのロードノイズが目立つ(遮音をもうちょっと施してほしかったなぁ)
・運転席・助手席のドア厚が薄め(JNCAPの衝突成績は悪くないので、安全面ではさほど問題ないと思いますが)
・あと5センチ荷室の奥行きが長くできれば(後席をMAX前に出した状態で少し長尺の段ボール(同一物)を2つ積んで縦に入れると、上に重ねた段ボールがバックドアの内張りに当たります)
・荷室の床が完全にフラットにできない(私の対策方法を上記「積載性」に記載してありますので、よろしければご参考にしてください)
・リアタイヤハウスのスライドドア側のシャーシ部分にくぼみがあり、ここにタイヤが巻き上げたもの(砂利など)がたまる。洗車時にこの部分はしっかり手を入れないと錆などの要因になる可能性高し!
・電動パワステの特性だが、ハンドルを切った後で自然にセンターに戻る力がほとんどないため、人間が常に操作してやらないといけない(ただし比較的すぐ慣れる)
デザイン

5

フロントマスクはいわゆるチョイ悪系なのですが(名前からしてバンディットですからね)、某大型ミニバンのような狂暴かつ下品なオラつきはありません。
リアもちょっとだけかつてのコスモAPっぽいテールランプデザインがGOODです(コスモAPのリアビューは本当に好きでした)。
トータルでも非常に気に入っています。
走行性能

4

○発進時
発進はエンジンメインです(ECOモードではモーター発進も可)。軽量車体の効果もあってか、思ったほどストレスなく発進します。
ただ、AT車のフルスロットル加速にはAGSの制御ではついていけないのでご注意を(笑)。
ただ当初よりは制御が洗練されているので、今ならそこそこはついていけるかな?

○AGSシフトチェンジ時の抜け
通常レベルでのアクセルワーク時であれば、モーターでシフトチェンジ時の抜けをフォローしてくれるので、気にしなければ気にならないレベルに制御してくれていると思います。
ただし急加速時にはモーターが追いつきませんので、抜けを実感することができます(バッテリー残量がなくモーターによる走行フォローができない場合は通常時でも抜けを実感)。

○エンジンでの巡航
AGSのダイレクト感が中速域でのキビキビした速度制御を実現します。ATに慣れきった体にこの感覚はとてもしびれました(笑)。

○EVモード
巡航速度での走行になると自動的にエンジンを停止してEVモードになりますが、トヨタのハイブリッドと異なりあまり長い距離は走行できません。比較的エンジンの介入が入りやすいので、再加速や上り坂にさしかかった際には早い段階でエンジンが再始動します。
しかしこのエンジンの停止・再始動の制御が素晴らしいです。全くエンジンがかかったこと・停止に気が付かないくらいです。
燃費を上げるためにはこのEVモードでどこまで走るかがカギになりそうです。

○コーナリング
背が高めの車ですが、コーナーでのロールはとても上手にコントロールされていると思います。
高速のICなんかはスーッと吸い付くように回って行ってくれるのでちょっと驚きました。
また、小回りもよく利くのでUターンも得意です。
乗り心地

4

ショックアブソーバーの「乗り心地改善対策品(無償交換)」が出てきているので、前期型で交換がまだの方はディーラーに問い合わせて交換してもらった方が確実に乗り心地は向上します(2WD/4WD共に。4WDはフルハイブリッドではありませんが)。
凹凸をいなすのが上手になっていることがわかると思います。
積載性

4

積載はまあまあの量が可能ですが、荷室の床は完全フラットにならないので、フラットな床が必須の方は工夫が必要かもしれません。
床の手前と奥では高さに約20ミリの差があるので(奥側が高い)私は厚さ約20ミリ、約100ミリ×1000ミリのサイズの木の板を荷室の手前側の床に置き、その上に専用設計のカーペット(パーツレビューにてご紹介しております)を敷いて何とかフラットに近い状況を作りました。
ただこれをやると後席は一番前にスライドさせた状態から後ろにはほとんど動かせないので、注意が必要です(これでも十分な後席スペースは確保できていますので、私は問題ありません)。
なお後席を倒せば、イス部分は完全フラットな床となります。
燃費

4

メインエリアが都市部のためか、カタログ値には遠く及びません(13~15km/l。一般道のみの走行時)。
ただ前に乗っていた車(ファンカーゴ)は一般道のみの走行では8㎞/lがやっとでしたので、それと比較すれば大幅に向上しています。
高速走行が入るとトータルで20km/l近くにも到達しますので、信号の発信・停止が少ないエリアなら更なる上積みは期待できると思います。
価格

4

標準装備でもかなりいろいろついていますので、この点では好印象です。ルーミー一族は結構OPになっているものも多かったので、これで見積が一気に跳ね上がってしまいました。
故障経験
大きな故障はまだありません。
ただ、いつのころからかなぜか車が右に寄って行くようになり、ブリジストンのタイヤ館でテスターにかけたところ、右側前輪のアライメントだけやたら外側に向いており狂っていたため、調整し直しました。

また、バッテリーも初回車検を待たずにあっさり2年目の途中で上がりました。これはマジで勘弁でしたね…

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