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【一騎打ち】どっちがいい? 人気者「ルーミー」と先駆者「ソリオ」を比較

勢い止まらぬトヨタ・ルーミー

執筆:Takahiro Kudo(工藤貴宏)

【画像】先駆者「ソリオ」/人気者「ルーミー」【比べる】 全126枚

編集:Taro Ueno(上野太朗)

トヨタ「ルーミー」が売れている。

毎月の新車販売ランキングを見ると、相変わらずトヨタ「ヤリス」がトップを走る状況が続いているが、興味深いのがそれに続く2位。

登録車(小型車と普通車を対象とし軽自動車は除く)のランキング2番手は、ルーミーという状況が今年に入ってからずっと続いているのだ。

ルーミーは、全長わずか3.7mしかない箱形のコンパクトカー。全高は1.7mを超えてスライドドアを組み合わせる。

小さい車体ながらリアシートをできるだけ後方に寄せて装着することで驚くほど広い後席スペースを用意するパッケージングが特徴である。

それはホンダ「Nボックス」をはじめ軽自動車でもっとも人気を誇るジャンルの「スーパーハイトワゴン」と同じ考え方であり、言うなれば軽自動車よりもひと回り大きな車体を持ったスーパーハイトワゴンだ。

ルーミーはトヨタから販売されている車種だが、開発や生産を担当しているのはダイハツ。OEMモデルとしてトヨタへ供給されている。

同じボディを使う兄弟車としてはダイハツ「トール」やスバル「ジャスティ」が存在。

また以前はトヨタから「タンク」という顔つきなどが異なるデザインの兄弟車も販売されていたが、2020年9月のマイナーチェンジを機にルーミーに統合された。

トヨタ販売店での全車種併売がはじまったことで存在意義が薄れたことが、その理由だ。

ルーミーはソリオをみて誕生

さて、そんなルーミーは現行モデルが初代に相当し、発売されたのは2016年11月(デビューから5年近く経つのに販売が衰えないどころか勢いを増したのが凄い!)。

しかし、ここで注目したいのはコンパクトカーに軽自動車スーパーハイトワゴンの考え方を持ち込んだ車種としてははじめてではないということだ。

スズキに「ソリオ」というクルマがあり、スライドドアを組み合わせる現在のパッケージングとなったのが2011年1月の2代目デビュー時だった。

そのソリオが、背が高いミニマムサイズのボディに両側スライドドアを組み合わせた2列シートコンパクトカーのパイオニアである。

ルーミーはそんなソリオの成功を見て開発された存在なのだ。

たしかに、それ以前からホンダ「フリード」「モビリオ」やトヨタ「シエンタ」など小さい車体ながら背が高くてスライドドアを組み合わせたモデルも存在した。

しかし、それらは3列車として開発されたミニバンであり、全長は4mを超える。

対してルーミーやソリオは、3列目を考えず後席(2列目)の広さに重点を置いた2列シート車として開発され、全長3.8mを割り込む超コンパクトボディなのがポイントだ。

というわけで、商品企画としては極めて似ているソリオとルーミー。

では果たして、両車の違いはどこにあるのだろうか。実用面を中心にチェックしてみよう。

ソリオが優勢 ラゲッジルーム

まずは車体サイズの比較だ。

実は、「現行モデルのソリオ」とルーミーでは車体サイズが微妙に異なる。

ソリオは2020年末にフルモデルチェンジしているが、それまでのモデルの車体サイズ(標準車)は全長3710m×全幅1625mm。

一方でルーミーは3700mm×1670mm。全長に関してはわずか10mmの差でしかなかった。

しかし新型ソリオのサイズは3790mm×1645mm。全長が伸び、ルーミーに対して90mmも大きくなったのだ。

実は、このソリオの全長拡大こそが実用面における両車の最大の違いにつながっている。具体的にいえば、積載性能に差をつけているのだ。

機内持ち込みサイズのスーツケースを基準に両者のラゲッジルームを比べてみよう。

ルーミーの場合、複数の機内持ち込みサイズスーツケースを積もうと思うと、リアシートを最後端から10cmほど前へスライドして「床上に4つ」となる。

その状態でも後席足元はゆったり広いし、積載量も必要にして十分だ。

一方ソリオは、リアシートスライドを最後部の状態で床上に5つ、さらに床下に1つと合計6つを積載可能。

ソリオのフルモデルチェンジにおける全長拡大はすべてが荷室長の延長に充てられていて、その結果として両車の積載量に差をつけているのである。

これが実用面における両車の最大の差といっていいだろう。

いずれにせよ、両車ともにパッケージングの緻密さに驚くばかりだ。

積載量 使い方ではルーミー優勢?

一方で、シートスライドを活用し、後席に人が座れる状態をキープしたままでの最大積載量ではルーミーが勝る。

その理由はシートスライド幅。ソリオのそれは165mm、ルーミーは240mmとルーミーのほうがシートを前へ出すことができるので、荷室奥行きを広げられるというわけだ。

つまり、後席スペースを最大にした状態での積載量を求めるならソリオ、後席に人が座れる状態での最大積載量を求めるならルーミーを選ぶといい。

また、後席の格納方法にも違いがある。いずれも格納時はフラットな床となるのだが、ソリオがワンタッチで簡単に後席を床下へ格納できる一方で、ルーミーは「背もたれを倒す」と「全体を床下へ沈める」の2アクションが必要で格納/展開の手間が多い。ソリオ優勢だ。

リアシートの左右分割は、ソリオが50:50でルーミーは60:40。いずれも左右独立でスライドと格納がおこなえるので大きな違いはないが、左右非対称のルーミーには狭い側の片側を格納しても(実際にはスペース的にきついが法律上は)後席に2人座れるというピンポイント的な長所もある。

もう1つ、ルーミーが優れているのは床の低さだ。

テールゲート開口部下端の地上高はソリオの665mmに対してルーミーは527mmと驚異的な広さで、これは自転車を積む際などに大きな意味を持つ。

またルーミーの床には反転すると現れる汚れ防止のマットが組み込まれていて、自転車を積む際に重宝する。

NAならソリオ ルーミーはターボ選べる 

気になる後席の広さは、両車とも互角。

どちらもリクライニング調整が可能。ただし後席センターアームレストの採用はソリオだけである。

実用面以外の大きな違いとなっているのはパワートレインだ。

ソリオは全車に排気量1.2Lの4気筒自然吸気エンジンを積むのに対し、ルーミーは排気量1.0Lの3気筒で自然吸気とターボを選択できる。

自動車税はルーミーがソリオより年間5000円安いものの、自然吸気同士で比べると魅力的なのはソリオだ。

出力&トルク(ソリオが最高出力91ps/最大トルク12.0kg-mでルーミーは69ps/9.4kg-m)で優り走りに余裕があるのに加え、気筒数が多いぶんだけエンジンのフィーリングも滑らかだからである。

一方でターボのメリットは大きく、ルーミーのターボ車は最高出力こそ98psと控えめだが、最大トルクは14.3kg-mもあるから加速の力強さは段違い。

郊外のバイパスや峠道、高速道路を走ることが多いならルーミーのターボ車を選びたくなる。

また、高速道路を走る機会が多い人にとっては周囲の流れにあわせて車両が速度を調整してくれるACC(アダプティブクルーズコントロール)の作動範囲も気になるところ。

ソリオ(一部グレードに採用)が全車速対応なのに対し、ルーミーの「カスタム」系グレードでは全車速対応の上に停止保持機能まで組み込む。

つまり渋滞する高速道路を走ることが多いなら、ルーミーのカスタム系グレードの魅力は大きいといえる。

同じジャンルでライバルとして存在するソリオとルーミーだが、細かく見ると違いがあり、選択の際には自分自身のカーライフが両車の優れた部分とどうマッチングするかを考えてみるのがいいだろう。

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