スズキ バレーノ 「スイフトの血をしっかりと受け継いだ車」のユーザーレビュー

スイフトの血をしっかりと受け継いだ車

2017.1.10

総評

乗り味、スタイル、走行性能。どれを取ってもスイフトの血をしっかりと引き継いだ車だと思いました。

実際に乗っていても、インド車という特別な感覚は全く感じません。
スイフトに乗って感じていた、走る楽しさ・快適さ、長距離ドライブしたくなる感覚を久々に思い出しました。

各メディアでも色々と評価が分かれているこの車ですが、個人的には非常に良く出来た車だと思いました。

後ろの席にも人を乗せる機会が多く、スイフトでは狭いと感じる人は、走りも殆ど犠牲にしていない、バレーノという選択肢も良いと思います。

スズキらしい、値段が手頃で純粋に走りが楽しめる車の一つだと思います。

満足している点

・Booster Jetエンジン＋6ATの上品な走り味

・先代・先々代スイフトの面影や輸入車を意識させるスタイル

・乗っていても疲れない、味のある乗り心地

・追従式クルーズコントロール

不満な点

・後部座席の頭上空間が狭い
→深く腰掛け、ヘッドレストに頭をつけた場合、175cm、胴長な自分が座ると天井に頭が触れてしまいます。
殆どの方の場合は大丈夫だと思いますが。

・4駆が無い
→色々な国へ輸出する世界戦略車なのであれば、できれば欲しかった。4駆が無くて諦めた方も居られると思うので。

・エアバッグが少ない
→サイド＋カーテンエアバッグは欲しいですね。
ヨーロッパ版には装備されているのに。
国別に快適装備を見直すのは構いませんが、こういった安全装備は統一して欲しいものです。
セーフティパッケージをこの車にも導入して欲しいです。

デザイン

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走行性能

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ブースタージェットの味付けですが、とても素晴らしい出来だと思います。
雑誌やインターネットでリニアな加速感覚と記載されている記事がありましたが、正にその通り。
とても運転し易いです。

出だしでアクセルを軽く踏むと、思った以上に進みませんが、もう少し踏み足すだけでググッと前進します。

多くの国産車のコンパクトカークラスの車は、出だしが軽快になるようなアクセルワークを演出していますが、この車はその逆で、踏んだらその分だけ加速する様な味付けでした。慣れればこちらの方が運転し易いと思います。


一定速度で走行中、アクセルを踏み足すと、エンジン回転が殆ど上昇せず、キックダウンもしていないのに、底からパワーが湧き出てくる様な感覚を味わいました。
これが1500回転から発揮されるフラットトルク型のエンジンの恩恵なのでしょうか。
これならバイパス道路や高速道路でも流れに余裕で乗れて怖い思いをしなくて済むと思います。

また、良く指摘のある3気筒の振動ですが、アイドリング時に僅かに感じる程度で、不快感は全くありません。
同じ3気筒ですが、軽自動車の乗り味とは全く違います。

全く文句の無い走行性能です。

乗り心地

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昔乗っていたZC11スイフトよりも足回りは少しだけ柔らかい感じです。

ただ、スイフトで魅力だった「どっしりとした」芯のある感覚はこの車にもしっかりと受け継がれていており、長距離でも疲れない類の乗り心地だと感じました。

シートもスイフトの様に大きめでゆったりとしているので、疲れも軽減されると思います。

積載性

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このサイズのハッチバック車の中ではかなり広いと思います。
旅行トランクなら最低3つは飲み込むのではないでしょうか。

2段重ねのトランクルームも下段を大きな収納スペースと考えたら、収納スペースも広大だと思います。

ハッチゲートの開口部が少し高めですが、積み辛いという事は無さそうなので問題無い範囲だと思います。

燃費

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試乗車の為、実燃費は不明です。

雑誌・インターネットでもカタログ値に近い、もしくはそれ以上の燃費の報告もあるので、燃費はかなり良い方だと思います。

ハイオクなのがネックという声もありますが、1回の満タン給油でもレギュラーと300円ちょっとの差なので、個人的にはあまり気にならないと思っています。

価格

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故障経験