スズ○の車、バイクでもそうですが、他メーカーよりもなぜあれだけ軽量化できるのでしょうか？

Question

変わり者の友人はアルトバン610kgに驚愕しさらに軽量化をすると言ってシートや内張り、ダッシュボード等を外しドンガラにしています。｢これがほんとのアルトワークスや｣何て言ってますが、確かに出足に速いです。あるところまでの出足だけはタイプRより速かったです。

Answer 1

スズキの車が軽いのは今の規格になったころから言われてましたけどね。
新規格で車体も大きく衝突安全性も高くしなければいけないのになんであんなに軽くできるのかと・・
細かい部品の数gから徹底的に軽くした積み重ねでしょう。
普通は大して差がないならしないところまで。
車の部品点数は２，３万点あるのですから、それ1個5g軽量化するだけでも集めれば100㎏軽くなるのだから・・

ハーテクトになる前からスズキの軽自動車は軽量化が進んでましたし、
ただ板厚上げたり補強入れるんじゃなく、プレスの折り目の入れ方とか入力に対して力を一点ではなく分散されるように骨格をつないだりとか車体の曲がりへの強さを上げるなど、ボディ構造から見直したハーテクト採用で軽量かつ剛性感のある車体になったアルトはよくできた軽自動車ですよ。
見た目安っぽい部分も多いけど、室内も広いし軽いことが止まる曲がるなど走りの全てによく作用してますから。
ただ、同じアルトで6年落ちと新車のアルト比べると結構車体の剛性感がなくなってるので耐久面では重く立派な車にはかなわないでしょうけどね・・

Answer 2

自動車に何しては軽量化を重視したシャーシを採用する柔軟性が会社上層部にあるからですよ。ただ全ての車種が軽いという訳では無い。軽さを重視したシャーシと利便性を重視したシャーシが混在しているというのが現状です。

アルトに関しては軽量化重視のシャーシを採用しています。しかしその分居住空間の広さを犠牲にしているので、車内は狭いんですよ。

現在の主流は軽自動車であっても極力車内スペースを広くとれるシャーシを採用し、そのシャーシを様々な車種に流用することによってコストを削減しています。
スズキはアルトのシャーシをベースに採用した軽いが車内は広くない車種と、ワゴンRのシャーシをベースにした重いが車内が広い車種の2種類を基本として展開しています。

なのでアルトのシャーシは軽く作ることができたんです。

実際のところダイハツのミライースも車重はアルトと変わらないですよ。こちらもスズキと同様に軽くて車内が広くはないシャーシと、重いが車内が広いシャーシの2種類をベースに展開していますので。


ただスイフトだけは例外。コンパクトカーでは類を見ない軽量化(ベースモデルで870kg)を実現できているので、こればかりは技術力が高いとしか言いようが無いです。軽いだけでなく剛性も非常に高いですから。

Answer 3

最近は知りませんが、バイクはフレームの剛性が低くて変形がしやすい為、クラックが入ったり、走行中にヨレて危険な思いもしました。
以前、RM250でコースを100km/hくらいで走行中に、ギャップで少しジャンプをして着地した瞬間、車体全体が激しく振れだしてコントロールが出来なくなり、危うく土手に突っ込みそうになりましたが、軽いというのは鉄が少ないという事になる為、当然車体の剛性は低下する傾向はあります。
ただ、アルトに関しては、モコックボディーの鉄を減らした分、プラットフォームに高張力鋼板や超高張力鋼板を採用して、更にサスペンション関連の部品もフレームの一部として利用しながら形状を工夫している為、軽量化と剛性アップも両立しているそうですね。