スズキ新型アルトにはハイブリット（X、Sグレード）とエネチャージ（L、Aグレード）の２種類ありますが、燃費向上の為の「ハイブリット」と「エネチャージ」について教えてください。

Question

ハイブリッドはリチウムイオンバッテリーに充電（発電機⇔モーター）した電力をアイドリングストップからのモーター始動や必要に応じて走行時の＋モーター加速などに使われていて、一方のエネチャージはバッテリー容量が小さい為に車のメーターやオーディオ等の電気系統のみを補っている、と聞いたのですが正しいですか？
新型アルトのエネチャージ車ではアイドリングストップから始動時には鉛バッテリーからのスターターモーターという事でしょうか？
また「S-エネチャージ」と言う言葉も聞いたことがあるのですが、「エネチャージ」との違いは何ですか？

Answer 1

（１）「エネチャージ」とは
エネチャージ ⇒ エネルギーチャージ ⇒ 充電する
• エネチャージは車減速時に発生するエネルギーを使いながらオルタネータ（小型発電機）で発電するシステム
↓
• 発電された電力を車バッテリー＋リチウムイオンバッテリーの2つに充電する
↓
• 貯めた電力を電装品のナビ、エアコン、オーディオ、ワイパー等々に使う
昔は、電装品に使う電源はエンジン発電で全部まかなっていましたが、エネチャージがあればエンジンは走るだけに使われる、走りに余裕ができるんです。
走りに余裕ができる＝燃費が良くなる

（２）「Sエネチャージ」とは
Sエネチャージではエネチャージで使っていたオルタネータ（小型発電機）を廃止しました。
その代わり、Sエネチャージではモーター機能付き発電機(ISG)の発電に変更されました。
それによりエンジン再始動時のモーターパワー補助＋加速時のモーターパワー補助に使えるので、更なる走行性能アップ＋燃費改善につながる
• 発電量30％＋
• エンジン再始動のスターターモーター機能
• 加速時パワー補助するモーターアシスト機能
Sエネチャージは走りだす数秒間だけモーターアシストが入るシステムです。

従って、トヨタ車・プリウスのハイブリットカーの様にモーター単独走行はできません。
スズキ車ではそんなモーターアシスト入るSエネチャージはマイルドハイブリットとも言います。
マイルドハイブリッド＝Sエネチャージ
ハイブリッド車の超簡易式とも言えるのがSエネチャージ（マイルドハイブリット）

【参考】
（１）アルトXグレードの試乗動画
https://www.youtube.com/watch?v=2KNpaT6rqs4&t=961s

（２）アルトAグレードの試乗動画
https://www.youtube.com/watch?v=RjtOYb8RFDc&t=1031s

Answer 2

エネチャージ
https://www.suzuki.co.jp/taikan_enecharge/enecharge/

Sエネチャージ
https://www.suzuki.co.jp/s-enecharge/why/index.html