イギリスでの日本車の評価はいかがなものでしょうか？

Question

この間、非常に短期間ですがロンドンへ旅行に行ってきました。


行くまでは、日本車は世界中で高評価で、外国では外車になりますしどちらかというとそこそこ高級車で人気も高い。またイギリスは日本と同じ左側通行国なのでアメリカやドイツ等他の国よりさらに人気なんだろうというイメージがありました。しかし行ってみると想像していた程日本車はあまり走っていなくベンツやBMは日本以上によく見かけましたし、フォード等も多く走っていました。国別では一番見かけたのはルノー・プジョー等のフランス車でした。



最初は「フランスは隣国だし、日本でフランス車を買うより安いからイギリスでは仏車が大衆車なのかな？お金持ちはBMやベンツを買うから日本車は中途半端な位置づけだったりして」と思いましたが帰国してイギリスの日本・フランス両方の車メーカーのHPを見てみるとむしろ仏車の方が基本的に高く、同じ様な車(当方車には疎く、見た目だけで判断しました。ご了承ください)を比べてもプジョー208・3ドア(日本のプジョーALLUREと同じでしょうか)が￡10195、トヨタヤリス(ヴィッツ)が￡9995でほぼ変わらない感じでした。なので、ここまで日本車よりもフランス車を多く見たのが不思議なのですが、イギリス人にとっての日本車のイメージって他の仏・独等の車よりも悪いものなのでしょうか？



僕の勝手なイメージかもしれませんが、


トヨタ、日産、マツダ、ホンダ等→特にメーカーごとのイメージは無い。大衆車のイメージ
スバル→スポーツカーのイメージで車にこだわりがある人が乗るイメージ
ベンツ→車の見てくれを重視するお金持ちが乗るイメージ
BM→車の性能を重視するお金持ちが乗るイメージ
ミニ→おしゃれな都会の大人の人達が乗るイメージ。どちらかといえば女性のイメージが強い
プジョー→ミニの様におしゃれな都会の大人の人達が乗るイメージ。どちらかといえば男性のイメージが強い



こんな感じなのですが、イギリスでの日本＆フランス車各メーカーのイメージはどのようなものなのでしょうか？また、同じくイギリス以外に欧米では日本車各メーカーはどのようなイメージなのでしょうか？

Answer 1

イメージで買うわけじゃないですからね。

日本人にしてみたら国産車が良いのは当たり前でしょう？
ヨーロッパの人々もわざわざ極東のメーカーよりも自国や隣国のメーカーの方がいいんですよ。

日本のメーカーのイメージが悪いわけではないです。
WRCのおかげでトヨタ、三菱、スバルのイメージはかなり強いですし、F1やモトの影響でホンダもイメージは良いです。
マツダもヨーロッパでデザイン的に評価されてますし。
いまいちなのは日産くらいじゃないでしょうかね。
車好きにとってはスカイラインGTRなどは有名ですけど。

ちなみにヨーロッパの一部の国では免許の取得年数（年齢？）によって乗れる車の馬力が法律で決められています。
なので免許をとってすぐはあまり速い車は乗れないのです。

そういった面もあってかわからないですがコンパクトスポーツなどが売れますね。
WRCも盛んですし。

Answer 2

プジョーを良く見かけた・・・というのは実際に走っている台数ではなく、
「デザインがいいので印象に残る」ということでは無いでしょうか？

妹夫婦がイギリス在住で、数年おきに何度か訪ねていますが、台数が多いのはフォード。もうフィエスタやフォーカスだらけ。
けれど、こう、な～～んも印象に残らないんですね。
ところが数は少ない２０６や２０８、Ｃ３とかはそのエクステリアデザインが美しく風景を変えるだけのパワーがあるのか、見かけたことを覚えている。
そういうことでは無いでしょうか。
ちなみに妹はＣ３ディーゼルＭＴ、ダンナは社用車（ＢＭ５）に乗っています。


また一般的にイギリス人の持つイメージは、主に妹のダンナとその周辺からですが・・・

ジャガー・メルセデス：社有車。日本で日本人がトヨタクラウンやセルシオ（レクサスＬＳ）に抱くイメージとほぼ同じ。

ＢＭ（３より上）；飛ばし屋。
ＢＭ（１）：見栄を張ってるが金が無いガキンチョで、あんなに不恰好な車を買ってしまうところが自分の美的センスという物を持っていない。
ＢＭ（ミニ）：本人はオシャレと思っているがその実、そういう車を選ぶという点からも、保守派で美的な冒険心は無い。流行に乗るが、流行は作り出せない。

フィアット（５００）：街乗りに最適サイズ。最近やたらと増えた。
フィアット（５００以外）：「え？それ動くの？壊れてない？」
アルファロメオ：「え？それ動くの？壊れてない？」

アウディ（４より上）：飛ばし屋で周囲の迷惑を何にも考えない。
アウディ（３以下）：中身がＶＷに大金を払う慈善家。

スバル（インプレッサ）：ラリー好きの飛ばし屋。ノーマルはまずなく、殆どがチューンドカー。

プジョー：オシャレに敏感なちょっと変わり者のファッションアイテムで、運がいいことにタイヤとエンジンがついているのでブンブン走りまわれる。

シトロエン：オシャレに敏感な相当な変わり者のファッションアイテムで、運良く動けば走ることも出来る。

ポルシェ・フェラーリ・レンジローバー・メルセデスＧ：サッカー選手又はＩＴ長者

泥だらけのランドローバーディフェンダー・クラシックレンジローバー：農家のオッサンまたは由緒ある貴族。

フォード（名前はアメ車だが主にドイツ製）：地味。車に興味ない。目立ちたくない。けれど覆面パトカーの可能性も大。

ＶＷ：フォードに同じ。

ホンダ：安い、壊れない。車に興味ない。ちょっとその辺まで動けばいい。
トヨタ：ホンダと同じ。
トヨタ（プリウス）：怪しげな新興宗教＝エコ教の信者。（ヨーロッパではエコ＝ディーゼル）ヨーロッパという肉食中心の国々に於けるベジタリアン程は認知されていない。

マツダ：欧州車と同じ土俵で（つまり日本の感覚で言うと飛ばし屋しかいない場所で）選択肢にあげられるシャーシを持っている。

ヒュンダイ等韓国車：一昔前は日本車が担っていた「安いだけ」という車で、「動きさえすれば安いほどいい」という人が乗る。

少なくとも３０年落ちの名車：本物の金持ち。貴族。愛好家。

Answer 3

車の話題は好きなので皆様の回答を楽しみながら拝見させていただきました。

ロンドンで短期間でははっきりとした傾向は見れないと思います。
都会と田舎では運転者の嗜好も変わってくるでしょうしね。
主様の各メーカーの持っているイメージ、その通りだと思います。
日本でもそうですが私が思うにイギリスだって
車選びにこだわる人となんでもいい、っていう２択です。

イギリスにおける日本車の評価としてはこれも独断ですが
まあまあです。「日本車は信頼できる」というイメージは
定着していると思います。
７０代からのおばあちゃんにはダイハツが人気
定年で新車を買う人はホンダ。昔はシビックが主流でしたが
最近ではジャズが人気です。
荷がたくさん積めるようなホンダのCR-Vも最近まで
よくみかけましたが２０００年代後半に日産のカシュカイ（SUV?）
（日本では見かけませんでした）がでてから
子供を持つ世代から初老世代まで乗ってる人をあちこち見ます。
また最近ではスズキもがんばっています。
若い人向けにスウィフト、スプラッシュなどが好評です。
上記に比べるとトヨタの車は最近見かけない印象があります。
マツダも前よりは見かけるかな、程度ですね。。。

お金があって車にこだわる人は
やはりジャガー、アウディ、BMW、メルセデスを選ぶでしょう。
こだわらない人は本当にどのメーカーでもいい、という感じで予算で
選んでいると思います。たとえば日本車でもいいやという人は
韓国車のほうが安いのでそれでもいいという人もいるでしょう。
フランス車を選ぶ人もプジョーもルノーも
若い男性が乗るイメージです。外国車、というより隣国の車で
手軽に手に入る系なんでしょう。
あとこだわりのない多数派がフォード、ヴォックスフォールなど
乗るのかな、と思います。
ミニクーパーはおっしゃる通り女性に大人気で
よくみかけます。
スバルはちょっとヤンキー気味なスピード狂が乗るイメージ。
VWのゴルフとポロは１０年前までは大人気でしたが
さっぱり見なくなりましたね。

余談になりますが日本に帰国したときに
ほとんど日本車しか見かけなくて改めて「日本だな～」
と思いました。右を見ても左を見てもボックスカーばかり。
あれはちょっとびっくりしました。

私自身車にもこだわる方で短い人生いろんな車を
運転したいと思っています。といっても貧乏ですので
かなり古い中古車ばかりですが！
最近まで旧１０年以上のBMWにのっていましたが
やはり性能はよかったです。現在では数年式の日産カシュカイに乗っているんですがBMWに比べるとがっかりすることばかりです。
またメルセデスのAクラスも結構人気ですので
また古い中古車を購入したのですがこれが問題ばっかりで
ググればすぐにヒットするくらいですから
同じドイツ車でもがっかりしました。
次はアウディを試してみたいと思うんですがディーゼル車ばかりなので
考えてしまいます。。。

長々と失礼しました。

Answer 4

イギリスにはダービーにトヨタ、サンダーランドに日産、スウィンドンにホンダの工場がありますから、これらのメーカーの車は外国車というよりも自国の車という印象が強いかも知れませんね。そもそもイギリスの自動車産業の中心は外資系のフォードなんで。日本のクルマ雑誌とかは民族系のBL系(ミニ、ローバー、ジャガーなど)を中心に取り上げてきましたが、はっきり言ってあれは腐ったミカンです。プジョーもほんの数年前までイギリスに工場を持って(旧ヒルマンの工場)車を生産していたので、外国車とは言いがたいものがあると思いますよ。

Answer 5

欧州で好まれるのは
第一にデザイン。
次に走りの素性が高いことです。
これが最低限です。

ヨーロッパのコンパクトハッチバックをイメージしてみてください。
小型車でもデザインが良く斬新で、
基本的に走りの基本性能が良い車ばかりです。
そういうことなんです。

なのに欧州で日本のメーカーが売っているのは
シビックやカローラ
アコードやカムリ、そしてプリウス
つまり、アメリカや日本の方を向いて
開発された車を
ハイどーぞ、と欧州に持ってきただけなんです。

デザインはアメリカ向け、凡庸で大雑把です。
走りもゆったり走るアメリカ向け、または
街乗りの買い物カー、短距離向けの日本車です。
これが欧州で売れるわけないんですね。

F1やモトGPなど長年の活動で
モータースポーツのイメージが強いホンダですら
欧州では安くて壊れなくて走りも穏やか、
年寄りが乗る車のメーカーだね。
というイメージなんです。


でもトヨタやホンダにとって欧州より
アメリカの方がたくさん、それも
桁違いに車が売れるので
シェアの小さい欧州向けの
新型車を開発することは簡単じゃないです。

そこで
デザインと走りの素性を
欧州向けに合わせてうまくいっているのが
マツダです。
マツダはアメリカ市場に遠かったので
欧州向けに作ることをシンプルに選べたのです。

一方で、何年か前から
ホンダが変わり始めてます。
そしてようやく出揃いましたね。

それまで同じシビックを日欧米で売っていたのをやめて
日本はシビックがフィットに変わり
アメリカはそれまで通りシビック、

そして欧州は、欧州専用デザインのシビックです。
特に開発中のタイプRの走りは
例のVTECターボで
ニュルFF最速を狙ってるみたいです。

というようにホンダは
世界各地に合わせた新車開発を始めましたから
相変わらずハイブリッド推しに集中するトヨタと
ルノーの力で欧州対応ができている日産、
そして欧州向けに走りの素性を合わせた車の
ホンダやマツダや、そしてWRCのスバル、
こんな感じで少しづつ日本車シェアも
上がっていくといいですね。

Answer 6

2013年のイギリスの自動車メーカーシェア。

1フォード13.7%
2ボクスホール11.5%
3フォルクスワーゲン8.6%
4アウディ6.3%
5BMW6.0%
6日産5.8%
7ベンツ4.8%
8プジョー4.7%
9トヨタ3.9%
10シトロエン3.5%

日産とトヨタ合わせて約10%ですからまずまずではないでしょうか。