弟のエクストレイルを運転する機会が帰省時にありました。T32型で前期、4WDタイプ。

Question

田舎の普通道、山間部のカーブの繰り返しの道を走ったのですが自分のミニバンと全く違う乗り心地でした。4x4iをオンにした状態。

まず乗り心地の良さ、カーブでのロールの無さ。SUVのそれとは違う安定感に驚きました。まして一代前のモデルで2016年くらいの車です。8年落ちくらいだからたいしたことないと思ってましたが、あの安定感はどうやってるんでしょうか。

車体が常にまっすぐな感じ。エンジン車ですが走りも文句なしレベル。シャーシ制御があるみたいでしたが電子式なんでしょうか。

Answer 1

いまどきの中型以上のクロスオーバーSUVならそんなものですよ
峠でコーナーを攻めるとか無茶をしなけれりゃどうという事はありません

そもそもランクルの様な本格SUVやミニバンと違ってうわものが軽量で重心が低い。ロールセンターもベースとなった低車高モデルと変えてあるSUVもある。もちろんメーカーによって、モデルによって、足回りの味付けの差はあります

あとはアクティブ・トルクスプリット四駆がオン状態だったのもあります
先代までのエクストレイルの場合、オートモードならフルタイム四駆的なバランスが強い。軽く燃費良く走らせたいときは2WD固定モードが選択できるし、悪路に強い直結モードも選べる。それぞれのモードでメリハリがあります

いまだにトルクスプリット四駆とスタンバイ四駆を混同している人が多いのですが別物です。そもそも構造からして違う

前後車輪の回転数の差、加速度変化、旋回の度合い、ステアリングの切れ角、エンジンの回転数、変速機の状態、ABSの作動情況・・・等々を統合的に見極めて前後の駆動バランスを瞬時かつ連続的に調節して安定した姿勢制御を追及します。こんなマネはスタンバイ四駆には無理です

トルクスプリット四駆もメーカーによって味付けが色々あって目立たない事も多いけれど、一種のフルタイム四駆です。スバルSUVだってトルクスプリットなわけだし