日産サクラの EV バッテリーの寿命はどのくらいでしょうか？ 何年くらいもつのでしょうか？

Answer 1

走行環境や充電方法によっても、かなり差が出るのが電気自動車のバッテリーです。
電気自動車のバッテリーの寿命は人により考え方が違い、充電しても動かなくなったときが寿命と見るか、まだ動くが航続可能距離が○○ ％ 短くなったら寿命と見るか、人により判断基準が異なります。

サクラは、まだ実績が分かるほど発売から年数が経過していませんが、他の電気自動車のバッテリーの劣化具合から見ると、10 万 km で２～４割ほど劣化する（航続可能距離が短くなる）ことが予想できます。

大雑把に言うと、例えば普通充電（自宅充電）のみで使うなら２割程度の劣化、急速充電をよく使うと４割劣化、という具合で、条件によっても違います。
充電以外にも、高速道路や山坂道をよく走るなど、走行負荷が高い使用もバッテリーの劣化を早める理由になります。
もちろん年数も関係しますので、他の条件が良くても年数が経過するほど劣化（航続可能距離の低下）が進みます。

サクラは新車の状態でも、カタログ情報で 180 km の航続可能距離となっています。
しかし実際には、カタログ値通りの距離を走ることはできず、冷暖房を使わない季節の一般道で 140 km 程度、寒い季節になると 100 km 程度しか走れません。
車が動かなくなるまで走り続けるわけにはいきませんので、ある程度の余裕を持って帰宅しなければならず、実際にはさらに短くなるとお考えください。

寒い季節で航続可能距離 100 km が新車の状態と考えると、８年 10 万 km ほど走行してバッテリーが３割劣化した場合、70 km ほどしか走れない計算になり、もはや実用に耐えられない車と言えます。
新車の状態でも、寒いと 100 km 程度しか走れませんので、新車の段階から用途が限られる車です。

車両価格が高い、充電代も高い、バッテリー交換費用も高い、航続可能距離が極端に短い など、実用面では何一つ利点がありません。
非常に不経済でお金のかかる車ですので、お勧めできません。
例えば、新車で車両価格 86 万円で買えるミライースのほうが、冬でも航続可能距離 600 km ぐらいあり、さらに燃費も非常に良くて、実用的で使える車です。

質問者からのお礼コメント

回答ありがとうございました 今後の EV 購入時に大変参考になりました

Answer 2

8年160,000kmが目安。