サファリラリーについて質問です。ヒラメセリカはサファリで勝ちましたが、なぜ評価されないのですか？

Answer 1

この時代の日本車メーカーは、モータースポーツを「売り」にすることは御法度でした。
「売り」にしたら最後、当時の運輸省から認可をもらえなくなるからです。
「暴走族」を助長する。
っていうのが主な理由です。
日産などは国内販売を諦めて、海外のみで240RSを販売したくらいですから。
ベース車両もリアサスペンションをセミトレから4リンクに変えたTA64。
デザインが不評で、国内では人気がありませんでした。
マイナー後はちょっとかっこ良くなったんですけどね。
サファリで勝ったセリカは、2090㏄までボアアップされ、当時のレギュレーション一杯に広げられたブリフェン仕様。
市販車と似ても似つかぬスタイルでは、注目度も低かったんです。
外装だけでもあのスタイルにすればカッコ良かったんですが、当時の運輸省が認可しなかったでしょうね。参戦も、勝てる見込みのあるサファリに的を絞り、ほかのWCR(当時はこう言っていました)では思うような結果は出せませんでした。
プジョーは205ターボ16を発表。
アウディはクワトロを発表し、もはやFRでは勝てないことを証明したのです。
とはいえ、サファリラリーを「耐久ラリー」から「スプリントラリー」に変えた張本人(張本車？)ではあるんですがね。
NET(現在のテレビ朝日)がモンテカルロラリーを放映していたのも、今は昔です。

質問者からのお礼コメント

勉強になりました。
回答ありがとうございます！