日産アリアですが

Question

なぜ発売される1年前に発表したのでしょうか？

多額の赤字やら、社内のゴタゴタになるべく目を向けられないよう
日産の唯一の明るいニュースを、ここで投入した感じかな？

Answer 1

１０年近くも新車を投入していなかった日産。

徹底的な合理化と経費縮減（その裏で自分とその一族は日産のカネ横領し放題、経費使いたい放題）で表向き日産を立ち直らせたように見せて実は足元がたがたにして日産をルノーに売り飛ばそうとしていたカルロス・ゴーン被告体制からの決別を宣言したという事でしょう。

Answer 2

業界人です。昔は情報漏洩にはピリピリしていました。某社と電話で打ち合わせ中に不用意な発言をしてド叱られました。
当時盗聴リスクは当たり前で、新車発表時期に関する発言は御法度。
某社のテストコースに入るときは、所属企業の社長名で違反したら1億円の賠償に応じる念書も書かされましたし。

今回テザー広告とは異なり完全お披露目です。
最近欧州車では多いですけど。
量産ローンチ1年前はほぼ量産工程設計も終わっていて、工場を動かしてみてタクトや手順書の確認、PPAPの最終確認段階に入ってきます。

大設計変更は不可能時期で、ほぼこの状態での販売となるでしょう。

理由は日産に聞かないと分かりません。
本来なら株主総会前にやっておくと株価も上がって大変宜しいのですが、トヨタ向けの5月頃から株主対策と思われるような提灯記事が目に付くのはそういうことだろうと推測しています。

そうで無いなら、あくまで私見ですが、一つの可能性としては量産規模が図りかねていると思います。

一つは駆動用バッテリーの供給問題。
過剰設備投資は避けたいが、バカ売れしたら客が逃げる。かといって外れたら現状の日産の経営状況では大変まずいことになる。
この対応が間に合う時期に市場の反応を見ておくことは重要かと。
本来なら予約販売をしたいくらいでしょう。

もう一つは、他社への牽制。 ジャーマンスリーのEVやテスラの同等性能車は軽く1,000万超え。 500万からは相当なインパクトです。
各社戦略の見直しを迫られるでしょう。
これはEVの開発生産実績が長いメーカーの有利な点です。 投下資本の償却が進んでいるからです。
従ってトヨタやマツダ、ホンダなどこれからガチでEV市場で乗り出すコンペティターへの有力なメッセージともなり得るでしょう。
当該各社は中距離までのシティコミュニケーター的な車、言い換えれば高性能車がまだ作れないか、EV市場をそのように誘導したい思惑と感じます。

500万から最高級車でも800万円までで1,000万級のEV車市場を奪ってみせれば、各社の戦略転換を迫ることもにもなる。

思いつくのはそんなところです。

思い起こせばセルシオ開発はそういう意義がありました。公式にはアナウンスしなかったが社内は打倒ベンツ、通称ベンツプロジェクトって通り名でしたから。
これは楽しかった。
社内も含めて、各社の高級車の概念も変えたセルシオ→レクサス。この成功から推定する上記の私見を述べさせていただきます。
あくまで私見です。