メルセデス・ベンツ Aクラス のみんなの質問

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日産・ルノー・ダイムラーは各社ブランドがあります。特にダイムラー。ダイムラーにとって日産の何が欲しいのでしょうか?小型コンパクトカーでしょうか?

補足

「リーフ」とはなんでしょうか?無知をお許しください。

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ベストアンサーに選ばれた回答

ダイムラー社が欲しいのは,電気自動車の「リーフ」の技術ではなく,小型車のプラットフォームです。

●どうして小型車のプラットフォームが欲しいのか?
ダイムラーでは,Aクラス用にユニークなプラットフォームを開発しました。これは衝突時,FF駆動のエンジンを車体下に収納させることで,衝突空間をかせぐ方式でした。また車体下部に電池や燃料電池ユニットをおくことで,電気自動車や燃料電池自動車への転用を考えていました。
しかしAクラスやこれをベースにしたBクラスを作ってみたものの,ゴルフなどのCセグメントの車種の中では,一桁生産台数が少なく,利益につながりませんでした。
さらに初代のAクラスは,重心位置が高く,旋回時,横転の危険事故を頻発しました。このためESC(横滑り防止装置)の搭載が必須となり,ESC(ダイムラーでは,ESPと呼称)が普及する一因となりました。

もしダイムラーがルノー/日産グループが開発したBセグメント/Cセグメントのプラットフォームを利用できれば,数百億円という開発費を節約できます。当然,ルノー車より上級の装備をつけても,ダイムラーのブランドで,十分,利益をあげられます。これがダイムラー社の狙いです。

●どうしてルノー/日産グループは電気自動車の技術をダイムラーに売りたいか?
日産の電気自動車「リーフ」のモータ,インバータそして電池技術は,他社より高いものではありません。すでにハイブリッド車で,これらをマスプロしているトヨタやホンダより遅れています。
このためルノー/日産では,ダイムラーが,この技術を使うことで,電気自動車ブランドのイメージを高めることが狙いです。第三者からみて,ダイムラーが採用している技術となれば,高価値におもえるからです。
特に自社開発(NECの協力を得ているものの)の電池は,ルノー/日産の使用量だけでは,工場設備への投資が回収できません。このため電池のユーザを増やすのが大きな課題になっています。もしダイムラーが採用するとなれば,コスト低減に寄与します。

●ダイムラーの本音
ダイムラーでは,ルノー/日産に弱みである,電気自動車のマスプロ台数に寄与するという「釣り文句」で,C/Bセグメントのプラットフォームを安く提供してもらうことができます。

●ダイムラーのブランドは?
Aクラス,Bクラスの投入,クライスラーとの合併,SBCブレーキの不具合など多くのトラブルをかかえてしまい,ブランドイメージは,BMWにトップを奪われてしまいました。クライスラーを切り離すことで,少しは回復しましたが,今度は,CO2排出規制がうまくクリアできないことがわかりました(120g/km)。
当初は,スマートブランドの小型車や三菱のプラットフォーム利用でクリアを考えていましたが,スマートは台数が少なく,三菱とは気まずい関係になってしまいました。このためベンツブランドで燃費の良い車両,つまりベンツブランドの小型車を投入する必要に迫られたのです。
このルノー/日産との提携でCO2排出規制は何とかクリアできるでしょう。しかしベンツというブランドイメージは,ますます低下していくでしょう。

簡単ですが,ご参考になれば幸いです。

質問者からのお礼コメント

2010.4.19 11:42

凄い勉強になりました。教科書のようでした。お二方ありがとうございました。

その他の回答 (1件)

  • 一番欲しいのは「リーフ」です。

    「リーフ」とは、今年、日産が発売する『電気自動車』です。つまり、ダイムラーは日産の持っている最新の環境技術が欲しいのです。

    当然、いまひとつパットしない「Aクラス」を強化するために、コンパクトカーの技術も求めています。

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