マツダ MAZDA3 ファストバック 「NDから乗り換えて。」のユーザーレビュー

NDから乗り換えて。

2020.7.1

総評

旅行が楽・長距離が楽。特に高速道路で疲れない。騒音・振動の軽減効果なのだろう。
NDを運転している時の緊張感への未練を残しつつ、悪くはないなと受け入れているこの乗換え。

満足している点

内装デザイン。ディスプレイが目障りじゃない所が特にお気に入り。他車のディスプレイはでしゃばりすぎ。
外観デザイン。NDロードスター以降で唯一買っても良いと思えた車。
静か、ソフトな乗り心地、予想以上に良い燃費、ロードスターより安心感のあるコーナリング、15Sでもてんこ盛り装備（前がNDなので）。
シートが倒せる幸せ（前がNDなので）。

不満な点

重い。NDのヒラヒラ感は無いな（判ってはいたけど）。
フューエルリッドの閉まりが悪い。１回で閉まった事が無い。タッチに拘るならここも手を抜いちゃだめだろう。最近試乗したMX30では改善されていたので、ちょっと腹立たしい。
タッチと言えばMX30のブレーキタッチもすごく良い。これではロードスター・Mazda3共にフニャフニャしたブレーキタッチを「使いやすい味付けにしました。」とはもう言えまい。素人ながらに思うのはキャリパーの剛性不足だ。
斜め後ろの視界はND同等に悪い。（納得の上での購入だけど。）
４ｍ越えるのでフェリー料金が上がる。（当然だけど。）
追記：MT１速の入りが悪い。時々入らなくてNにしてクラッチ繋いでみたり２速に入れてみたりしてから１速に入れる。走行距離7000Kmを越えた今でも新車の時から変わらない。（改善は見られない）
シートの座面後端の、横方向に渡してある硬い棒状の部分に、尾てい骨が中途半端に引っ掛かり不快。ランバーサポートが付いている車種なら、少し腰を前に押せば解消できる。15Sには装備されていないのでクッションを腰に当てて凌いでいる。

デザイン

5

好きです。

走行性能

4

ＮＤロードスター基準での感想となります。
加速以外は悪くない。「もっと」を望むなら、2.0・1.8D・Ｘも選択できるが、４種のエンジン全てを試乗した後1.5を選択。
たぶんエンジンは基本ＮＤと同じで、味付け変えたもの。ＮＤで約６万Ｋｍ乗ってなじんでたから？これが良いと思ってしまった。
低回転域も使いやすく、回転が軽い。音も好きだ。
６速1250rpmは実用域、再加速は苦しいが1000rpmでもギクシャクしない。
コーナリングはND基準でも十分早い。タイヤは15Ｓだけ16インチ（Yokohama BluEarth-GT 205-60R16 92V）で、他のグレードの215で18インチより細いがバランス的にこれで良いと思う。
履いた事のあるタイヤではADVAN FLEVA V701と似ている転がり感で、切り始めの鋭さをマイルドにした感じ。
グリップ力の不足は感じないが扁平率60がたたるのかコーナリング中のアクセルオフや軽いブレーキングで車体が外側にズレるのを感じる。
コーナー入り口で妙な安心感があるので進入速度が高めになりがちだが、まだ破綻した事は無い。
２速の登りヘアピン以外なら十分楽しい。
間隔の短いコーナーをヒラリヒラリと駆け抜けるのは難しい。

乗り心地

4

十分に良い。
車重も1300Kg以上あり、タイヤの扁平率も60だし、ちょっとポヨンポヨンと減衰力不足を感じる事はあるが通常の路面では問題ない。
柔らかめとは言える。
室内は静粛で微振動無し。
但し荒れた路面でのロードノイズは気になる。

積載性

4

十分。

燃費

5

とても良い。
NDロードスター（MT）は約６万Km走って203回の給油で総平均燃費18.17Km/Lだったけど、それよりは良さそう。
走行距離8900Kmの時点で総平均燃費は19.42Km/L。長距離が多いからだな。
走行可能距離は時々1000Kmを越える（4桁表示できるんだぁ）。
重さを生かし惰性で走る、コーナーも速度を落とさない様に走る、フラットトルクを生かし低回転で走る。＋ i-stop　＋MT　の合わせワザで燃費良し。
結果として燃費がよければ出費が減るので嬉しいが、わざわざ峠にコースを取るくらいには好きなんで、良い値を狙うのは本末転倒だと思っている。

価格

5

総合的に見て、「安い」。

故障経験

無し