マツダ MAZDA2 「上質なインテリアを持つ希有な小型車」の専門家レビュー ※掲載内容は執筆日時点の情報です。

伊達 軍曹
伊達 軍曹(著者の記事一覧
自動車ジャーナリスト
評価

4

デザイン
4
走行性能
4
乗り心地
4
積載性
3
燃費
4
価格
4

上質なインテリアを持つ希有な小型車

2021.2.23

年式
2019年9月〜モデル
総評
近年はマツダ2に匹敵するほど走りの質が高い国産コンパクトカーも各種登場していますが、「走りが良く、そしてデザイン(特に内装デザイン)もかなり上質」という車は、まだまだそう多くはありません。たとえコンパクトカーであっても「上質なインテリアに包まれたい」と思っている人には強くおすすめできる一台です。
満足している点
内外装のデザインと質感、そして走りの感触といったすべてが「上質で、落ち着いている」といった印象です。そういった味わいを持つ国産コンパクトカーはけっこう少ないので、マツダ2には「希少価値」があります。
不満な点
上質なデザインなのはいいのですが、デザインが優先されすぎたか、後方視界は今ひとつです。
デザイン

4

2019年7月にデミオから「マツダ2」へと改名された際に、フロントマスクをマツダ6などに通じるデザインに変更。ややごちゃついていた感もあったデミオ時代よりもすっきりした、しかしそれでいて彫りの深い顔立ちになっています。内装デザインにもクラスを超えた高級感あり。
走行性能

4

ディーゼルターボエンジン(スカイアクティブD 1.5)搭載グレードは2000〜4000回転付近のトルクが非常に豊かで、ストレスのない力強い走りが堪能できます。自然吸気ガソリンエンジン(スカイアクティブG 1.5)搭載グレードはディーゼルターボほどのトルク感はありませんが、その分だけ「軽快感」が心地よいニュアンス。モデル全体として、走行中はボディ剛性の高さをひしひしと感じます。
乗り心地

4

従来型の国産コンパクトカーに慣れている人は「やや硬い?」と感じるかもしれない、欧州車に近い乗り心地です。そして超低速域ではやや硬く感じることも多いでしょうが、ある程度の速度に達すれば「ちょうどいい!」といった乗り心地に変化します。
積載性

3

運転席に座るドライバーが最適なポジションが取れるよう設計されているため、荷室の奥行きはやや短めです。しかし荷室の容量や使い勝手は「おおむねクラス標準」だと言えます。
燃費

4

WLTCモード燃費はガソリン車が17.2〜20.2km/Lで、ディーゼルターボ車が19.2〜25.6km/L。同クラスのハイブリッド車と比べると数値的にはやや見劣りしますが、シンプルな機構である分だけ車両価格は比較的お手頃ですので、総合的には「まずまず経済的」と言えます。
価格

4

ディーゼルターボ車の最上級グレードはそれなりのお値段となりますが、それでも約246万円(2WD)であり、ガソリン車の中間グレードであれば約170万円(2WD)。車としてのクオリティの高さから考えれば「安い」と言えるでしょう。
伊達 軍曹
伊達 軍曹
自動車ジャーナリスト
外資系消費財メーカー勤務を経て出版業界に転身。輸入中古車専門誌の編集長を務めたのち、フリーランスの執筆者として2006年に独立。現在は「手頃なプライスの輸入中古車ネタ」を得意としながらも、ジャンルや車種を問わず、さまざまなメディアに多数の記事を寄稿している。愛車はスバル レヴォーグ STIスポーツ。
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