マツダ MAZDA2 「国産コンパクトカー随一の質感」の専門家レビュー ※掲載内容は執筆日時点の情報です。

西川 昇吾
西川 昇吾(著者の記事一覧
自動車ジャーナリスト
評価

3

デザイン
5
走行性能
5
乗り心地
5
積載性
3
燃費
5
価格
3

国産コンパクトカー随一の質感

2022.1.21

年式
2019年9月〜モデル
総評
コンパクトカーとしてはかなりこだわった存在と言える。単純に他メーカーのライバルと勝負するだけであれば、もっと安くすることも出来たはずだ。それをせずにこの強気の価格設定で販売しているのだから、マツダがそれだけこだわったということが見て取れる。クルマ好きならこのコンパクトカーの良さが分かるはずだ。
満足している点
デザインや内装、走りの質感がしっかりしていてエンジンの選択肢が豊富なこと。また、このクラスとしては珍しくディーゼルが選べることが魅力的なポイントだ。価格設定からコンパクトカーとしてはなかなか選択しにくいかもしれないが、クルマ好きが見ればその価格設定にも納得ができるはず。そういった意味では通好みのコンパクトカーと言える。
不満な点
やはり価格設定が高いのがウィークポイントと言える。トップグレードは装備が充実しているとはいえ、オプションも含めれば300万円も有り得なくはない金額は、手を引いてしまう一般ユーザーもいるかも。
デザイン

5

近年のマツダのデザインコンセプトである魂動デザインはコンパクトカーにうまく反映するのは難しいと思うが、見事なデザイン処理で魂動デザインのアイデンティティを落とし込んでいる。結果、国産のこのクラスのコンパクトカーの中でも随一の質感を感じる。1クラス上の風格と落ち着きを思わせる。
走行性能

5

このクラスのコンパクトカーとしては珍しく3つのエンジンが用意されている。それ自体が少し驚きなのだが、同じ排気量のガソリンエンジンが2種類あったり、このクラスとしては珍しくディーゼルエンジンがあったりとなかなかに面白いエンジンラインアップ。それぞれに良さがあると言えるが、このコンパクトなクラスで低回転域からトルクフルなディーゼルが味わえるのは、他にはない魅力と言える。
乗り心地

5

このクラスのコンパクトカーとしてはトップレベルの乗り心地を実現していると言える。低速域でギャップを乗り越えた時の振動の収束や、路面への追従性は素晴らしく、ロール感も少ない。コンパクトカーで乗り心地を求めるのであれば、一度試乗してみてほしい存在だ。
積載性

3

積載性に関してはこのクラスのコンパクトカーとしては平均的と言えるだろう。特出したシートアレンジもないため、積載性やラゲッジスペースの利便性に大きな期待をしてはいけない。しかし決して不便と感じるほどではない。ベーシックなトランクスペースである。
燃費

5

スカイアクティブ技術によって高圧縮を実現したエンジンは、ハイブリッドシステムなどを採用していないにもかかわらず燃費性能に優れている。しかし、それ以上に驚くのがディーゼルだ。ガソリンエンジンをも上回る燃費性能を誇っている。燃料代も安いので魅力的な選択肢と言える。
価格

3

正直このクラスのコンパクトカーとしては高いと言える。ベースグレードでも200万円をギリギリ切るかという価格設定となっていて、上級グレードは300万円に届こうかという具合だ。しかし、最上級グレードともなるとパワーレザーシートなどが装備されていて、このクラスとは思えない装備の充実度を誇る。小さな高級車が欲しい人に一度検討して欲しい車種である。
西川 昇吾
西川 昇吾
自動車ジャーナリスト
1997年生まれ、大学時代から自動車ライターとしての活動をスタート。現在はWEB・紙の各種媒体で様々なジャンルの記事を執筆するほか、車両解説動画にも出演し、喋りの分野にも挑戦中。愛車のマツダ・ロードスターで定期的にサーキット走行をし、ドラテクの鍛錬も忘れない、目指すは「書けて、喋れて、走れるモータージャーナリスト」
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