マツダ CX-3 「手頃なボディと安価なガソリン車が魅力のポイント」の専門家レビュー ※掲載内容は執筆日時点の情報です。

一条 孝
一条 孝(著者の記事一覧
自動車ジャーナリスト
評価

3

デザイン
4
走行性能
3
乗り心地
4
積載性
3
燃費
3
価格
4

手頃なボディと安価なガソリン車が魅力のポイント

2023.1.19

年式
2015年2月〜モデル
総評
コンパクトSUVとして完成されたスタイリングが最大の魅力。ディーゼルターボのパフォーマンスや経済性の高さも美点と言えるが、ガソリン車に対してかなり高価になるのが玉にキズ。ラインアップで注目したいのが居心地のよいインテリアを提案する「アーバンドレッサー」、2トーン塗装の外観と優美なインテリアを特徴とする「スーパーエッジー」の2モデル。ガソリン車ならば230〜250万円台で狙うことが出来る。
満足している点
ドライビングポジションが決めやすく、座り心地のよくなったシートがいい。後席は足元スペースが狭いものの、クッション材の変更で乗り心地が幾分かマイルドに感じられる。サイズが手頃で運転しやすく、立体駐車場が使える全高も都市部ではありがたい。
不満な点
2021年の一部改良ではセンターディスプレイのサイズを7インチから8インチに拡大。見やすくなったものの、ダイヤル式のマツダコネクトは相変わらずの使いにくさ。さらなる改良に期待したい。
デザイン

4

デビューから8年が経過するだけに見慣れた感はあるものの、完成度の高いデザインは古さを感じさせない。2トーンのボディカラーもモダンでCX-3のスタイリングによく似合う。
走行性能

3

1.5Lガソリンエンジンは必要にして十分な性能があり、普段使いにはちょうどいい。1.8Lディーゼルターボは実用域でのトルクが充実。まわせば5000回転オーバーまで力強い吹き上がりも確かめられる。ガソリン車も悪くないが、ディーゼルはさらに乗りやすい。操縦性もよく、電動パワステの操舵フィールもいい。
乗り心地

4

デビュー当初は硬質な乗り味が気になったが、2018年の一部改良で足まわりが見直され、専用タイヤも採用された。路面のギャップを通過した際の突き上げは幾分かマイルドになっているが、それでも硬さを感じることがある。ディーゼルは一定速でのクルージングではノイズレベルも低く抑えられているが、キックダウン時などで高回転まで使うとそれなりにノイズが気になり出す。シートはクッション材の変更で座り心地がよくなった。
積載性

3

ラゲッジルームは高さ調節式のフロアボードが備わり、最大で350Lの容量を確保。後席シートバックは6:4分割可倒式を採用し、長さのある荷物を積み込むことができる。
燃費

3

ディーゼルはWLTCモード23.2km/Lの経済性を実現しており、とくに高速クルーズでは同クラスのハイブリッドにも引きを取らない経済性を発揮。軽油の安さも大きなメリットだ。ガソリン車も大人しく走らせれば都内の一般道でも12km/L以上の経済性は期待できるが、C-HRなどのハイブリッドモデルと比べてしまうと物足りない。
価格

4

売れ筋の15Sツーリングは210万円を下まわり、AWDでも240万円ほどとリーズナブル。だが、ディーゼルは280万円台から330万円ほどと高価な印象を受ける。1クラス上のCX-30に手が届く価格帯でもあり、よほどのこだわりがなければCX-30を選んだほうがいい。
一条 孝
一条 孝
自動車ジャーナリスト
自動車専門誌の編集&ライターとして活動後、自動車ジャーナリストとして専門誌やWeb、タブロイド紙などに寄稿。運転する楽しさを追求するとともに、環境性能やパッケージングにもこだわりを持つ。これまで保有した車の大半はFRレイアウトのマニュアル車。日本自動車ジャーナリスト協会会員
マツダ CX-3 新型・現行モデル

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