マツダアクセラＨＶのブレーキフルード交換について、特別なやり方ですか？ コンピューター診断機が必要ですか？どなたか教えて下さい。

Answer 1

診断機を使っても使わなくても可能です。

ブレーキ・フルード交換時のエア抜き (M-MDSを使用しない場合)
参考
• この作業はブレーキ・フルード交換時に実施する。
• ブリーダ・スクリュは以下のトルクで締付ける。
締付けトルク
前側：9—12 N・m
後側：6.9—9.8 N・m

1. リザーブ・タンクからキャップを取外し、ブレーキ・フルードをMAXからMINの間で補給する。
2. ブレーキ・キャリパのブリーダ・キャップを取外し、ビニール・ホースをブリーダ・スクリュに接続する。
3. ビニール・ホースのもう一方を透明な容器に入れ、エア抜き中はホースの端をブレーキ・フルードに浸しておく。
注意
• ハイブリッド車のエア抜き作業時には、リザーブ・タンクのレベル調整を専任で担当する作業者を用意する。エア抜き作業時にはポンプ・モータが駆動し、リザーブ・タンク内のブレーキ・フルードの減りが速いため、リザーブ・タンク内のブレーキ・フルード・レベルを常に確認しておかないとリザーブ・タンクが空になり、エア噛みをおこす恐れがある。
4. エア抜き作業は3人作業で行い、1人目がブリーダ・スクリュでのエア抜き、2人目がリザーブ・タンクのレベル調整、3人目がブレーキ・ペダルやパーキング・ブレーキ・レバーの操作を担当する。
5. パーキング・ブレーキを作動させ、シフト・ポジションをPポジションにする。
6. 次の（1）から（6）までの作業を60秒以内に行い、エア抜き作業モードの状態にする。
参考
• （1）から（6）までの作業を60秒以内に行う事で、スキッド・コントロール・コンピュータがエア抜き作業モードに移行する。
• スキッド・コントロール・コンピュータがエア抜き作業モードに移行することにより、M-MDSを使用せずにエア抜きを行える。
(1) 電源ポジションをON (READYにしない) にする。
(2) Nポジションで、ブレーキ・ペダルを踏込みと開放を5秒以内に8回以上行う。
(3) Pポジションで、ブレーキ・ペダルを踏込みと開放を5秒以内に8回以上行う。
(4) Nポジションで、ブレーキ・ペダルを踏込みと開放を5秒以内に8回以上行う。
(5) Pポジションにする。
(6) 電子制御回生協調ブレーキ警告灯 (橙) が点滅することを確認する。
• 点滅しない場合は、電源ポジションをOFFにして手順（1）からやり直す。
参考
• 次のいずれかの条件を満たした場合、エア抜き作業モードが解除されてサービス・コードが記憶されることがあるため、エア抜き作業モードを解除しない。解除した場合は、サービス・コードを消去する。 (参照：メモリ消去手順 [電子制御回生協調ブレーキ装置])
― シフト・ポジションがPポジション以外の状態
― 電源ポジションをON (READY ON) の状態
― 電源ポジションがOFFの状態
― 車速が1 km/h以上を検出 (ディスク・プレートを回転させた場合など)
― パーキング・ブレーキを解除
7. 前輪右側、前輪左側の順番で次の手順を行い、エア抜きを行う。
(1) ブレーキ・ペダルを踏込んだ状態で、ブリーダ・スクリュを緩める。エアが抜けたら、ブレーキ・ペダルを踏込んだ状態でブリーダ・スクリュを締める。
締付けトルク
9—12 N・m
8. 後輪左側、後輪右側の順番で次の手順を行い、エア抜きを行う。
(1) ブレーキ・ペダルを踏込んだ状態で、ブリーダ・スクリュを緩める。エアが抜けたら、ブレーキ・ペダルを踏込んだ状態でブリーダ・スクリュを締める。
締付けトルク
6.9—9.8 N・m
9. 電源ポジションをOFFにする。 (エア抜き作業モードが解除され、電子制御回生協調ブレーキ警告灯 (橙) が消灯する。)
10. ブリーダ・スクリュとキャリパを清掃する。
11. 「サービス・コード点検 (M-MDSを使用しない場合)」を行う。
• サービス・コードが記憶されている場合は、「メモリ消去手順 (M-MDSを使用しない場合)」を行い、サービス・コードを消去する。
12. 次の点検を行う。
• ブレーキの作動
• フルード漏れ
• フルード量

フロント・ブレーキ・キャリパ、フロント・ブレーキ・ホース作業時のエア抜き (M-MDSを使用しない場合)
省略

リヤ・ブレーキ・キャリパ、リヤ・ブレーキ・ホース作業時のエア抜き (M-MDSを使用しない場合)
省略

質問者からのお礼コメント

細かく丁寧な説明ありがとうございました。
参考にさせていただきます。