ロータス エスプリ ターボSEを所有されたことがある方いらっしゃいましたら色々お話を伺いたいです

Question

やはり維持費はそれなりに覚悟しなければいけませんよね？

Answer 1

89～92年のクルマですから、生産から20年以上も経過しています。歴代オーナーさん、特に前オーナーさんの乗り方でかなり維持費は変わってきます。

ロータス・エスプリそのものは、きちんとメンテナンスをしながら乗っていれば、あまり故障することはありません。なので売られている車両はそれなりに距離を走っている個体が多いと思います。この傾向はポルシェなどにもみられるのですが、それだけきちんと走れるということです。

きちんとメンテナンスをしてあるクルマは、同世代の空冷ポルシェ964と比べても維持費は安いぐらいです。但し、パーツがすでに生産終了しているものも多くなってきたので、エスプリに強い専門店を主治医に持っていると安心です。

ターボSEはＭＰＦＩというデルコ製の電子制御のインジェクションを備えています。それまでのインジェクションはキャブか機械式インジェクションでしたが、ターボSEは電子制御のECUになりました。それによって水冷式インタークーラーターボの旨みを生かしてトップエンドで鋭い加速を得られるようになりました。しかし、電子制御ということもあり、SE登場以降のMPFIを装備したエスプリは、普通の英国車ショップでは整備できないクルマとなったのです。TECH-1等の診断機を持つだけでなく、ABS等の統合制御までメンテナンスできるショップでないと電子周りはお手上げという感じです。幸い、日本にあるいくつかのショップできちんとメンテナンスできる体制になっていますのでご安心ください。

また、エスプリというクルマはよくフェラーリと間違われますが、見た目は似た雰囲気でも、同世代のフェラーリに比べてかなり体育会系のクルマです。飾るというよりも、ストイックに走るための男の道具に近いです。SEの内装等は革張りで豪華なものですが、パワーステアリングも装備されていません。

もしも、現代的な快適性ということであれば、93年以降のS4というモデルをお勧めします。SEとS4は見た目はバンパーが違うぐらいにしか見えませんが、実はホイールベースも異なります。SEがフェラーリ308だとしたら、S4はF355ぐらいに進化しているといってもいいぐらいに乗り味も違います。しかし、映画プリティウーマンや氷の微笑など、SEでなければならない理由もありますね。
是非、良い個体を探して、大切に乗ってください。

余談ですが・・・
89～90年 ターボSE
91～92年 SE
と改名されますが、理由は91年以降はターボ車のみとなったので、あえてターボを付ける必要なくなりました。
93～94年 S4
95年 S4s追加
アトランテック商事の日本代理店はここで終了しています。その後代理店不在時期もあり、現在はLCIがロータスの代理店となっています。LCIでは最終型のV8のエスプリをディーラー車として扱っていましたが、4気筒のSEやS4等のモデルはメンテナンスできませんのでご注意ください。

質問者からのお礼コメント

お二人ともありがとうございました！

Answer 2

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