ホンダ トゥデイ 「色褪せないスタイリング 旧規格の軽自動車ですので、居住性や静粛性、乗り心地など、総合的に見たら所詮は「一世代前のもの」でしかありませんが、今時の「背高」のユーザーレビュー

色褪せないスタイリング 旧規格の軽自動車ですので、居住性や静粛性、乗り心地など、総合的に見たら所詮は「一世代前のもの」でしかありませんが、今時の「背高

2011.1.23

総評

色褪せないスタイリング
旧規格の軽自動車ですので、居住性や静粛性、乗り心地など、総合的に見たら所詮は「一世代前のもの」でしかありませんが、今時の「背高・重い・ムダに豪華」なクルマとは一線を画す、ホンダイズムの魅力に溢れたクルマではないでしょうか。
ボディー一つとってみても現行モデルとは違って華奢ですし、安全装備も現在の基準に照らし合わせればそれこそ「何もついて無い」ですが、その分車両重量が軽いので（車両の整備状況次第ではありますが）燃費もそこそこ良くキビキビと走ります。
維持経費の点でも、現行モデルと何ら遜色なく経済的乗ることが出来るクルマです。
ただ、さすがに製造中止から２０年近い年月が経過しているだけに、部品調達などの面では不安要素も多くなってきており、程度の良い状態を維持していくには日常的なメンテナンスが欠かせません。
肝心のホンダディーラーそのものが古いクルマにも対応できる古参サービスマンが減ってしまい、若手サービスマンではこういう古いクルマに関する知識も経験もない方が多いため、安心してメンテナンスを任せられるお店が少なくなってしまいました。
このクルマを楽しむためには、自分でもある程度整備できる技術・知識を持つか、もしくはそのような知識・技術をお持ちの方とのコミュニケーションを通じて情報交換しあうなど、あらゆる面で万全な環境を整えておく様にしておいた方が良いでしょう。
これらをきちんと踏まえた上で、メンテナンスさえちゃんとできれば、乗っていて「カッコ良い・楽しい」クルマです。

満足している点

主だったところを記載します。
・今でも色褪せない独特のデザインは秀逸でカッコイイです。
・取り回しの良い小柄なボディーは乗ってよし、洗車もラクラク。
・非力さを微塵も感じさせない程、良く廻るＰＧＭ－ＦＩエンジン。
・余分な装備が無いので車体重量が軽く、キビキビ走ります。
・このクルマは非パワステのため若干重いですが、それがかえってスポーティーな感じで良い。
・今時の「何でもアリ装備」ではないため、シンプルな造りのインパネ周りは好感が持てる。
　（自分はインパネ周りがごちゃごちゃしているのはあまり好きではありません。）
・アフターパーツは決して豊富ではないが、「弄る」ことの楽しさは古いクルマならでは。
・愛好家が多く、インターネットや書籍などを通じて各種の情報を入手しやすい。
・メンテナンス次第ですが、エンジン・駆動系は比較的頑丈にできているので故障が少ない。
・エンジン・クラッチなどの主要部品は他車種にも使われているので部品の調達・流用がしやすい。
など。

不満な点

主だったところでは、
・旧規格なのでなんと言っても室内が狭いです。
　乗用タイプと言えども後部座席の脚スペースは大人が乗るには窮屈。
　前席のスライド幅も後部座席の関係であまり多くなく、背の高い人、足の長い人が乗るには少々窮屈。
・クルマの車高そのものが低いので、全席とも頭上の空間に余裕はありません。
・現行モデル（ライフなど）と比べること自体がナンセンスですが、静粛性などの面では勿論劣ります。
・内装は好みにもよるでしょうが、上級グレードならもう少し高級感があっても良いかと。
・ハザードＳＷがスライド式で、ハンドルの後ろ側なので使い勝手は良くないです。
・この年代のホンダ車全般に言える事ですが、塗装がかなり弱いです。
　手入れを怠るとたちどころに塗装が痛み、クリア剥げなどですぐに見苦しくなってしまいます。
・ヘッドライト（ハロゲン）バルブがＨ４Ｈ（７０２Ｋ）という特殊タイプ。
　交換用バルブはいつでもどこでも入手可能なわけではありません。（注文取り寄せの場合が多い）
・フロントワイパーが特殊なリンク機構のため、経年の使用によりガタが出ている場合が多いです。
　替えゴム（長さ５５０ミリ）も場合によっては適合表に記載がないので探すのに苦労します。
・電装系の部品入手が困難になりつつあります。
　モノによっては予備の中古部品などを用意しておいたほうが良いです。
　（特にデストリビューター・イグナイター・オルターネーター等）
・自分は短距離通勤での使用が主なため、燃費に関しては良くありません。
　特に冬場は暖機の影響もあるので、現状で13～15Km/L前後です。夏場はもう少し良いです。
・タイヤサイズが一昔前の標準サイズ（145/65R13）なので、履かせるタイヤが限定されてしまいます。
　使用目的によっては選べる銘柄が極端に少なく、取り扱いが少ないため注文取り寄せの場合が殆ど。
など。

デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験