旧車だけではなく、個性的な90年代ネオクラも参加!
日本国内の自動車規格の中で、最も小さい規格は軽自動車であることは言うまでもない。全長3400mm×全幅1480mm×全高2000mm以下で、排気量は660cc以下、乗車定員は4名以下で貨物積載量は350kg以下と定められている。1998年に改定され、現代でも適用されている規格である。2023年4月23日に福岡県朝倉市にある水に関する教育テーマパーク「あまぎ水の文化村」の駐車場で開催された「第3回九州Kカーミーティング2023」は、この軽自動車だけ、しかも2000年式までの車両を対象としたイベント。九州地方は、さまざまなカテゴリーのコアなユーザーが数多く生息する土地だけに、どんな車両が来場するのか楽しみにしながら現地を訪れてみた。
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2000年式までの新旧個性豊かな軽自動車が大集合
「九州Kカーミーティング」は、この2023年で3回目の開催を迎えた。2021年の第1回開催を皮切りに、2022年、2023年と3年連続で同じ会場で実施している。主催は、地元で活動しているいすゞジェミニクラブ。同じ会場にて、ジェミニオーナーズミーティングを実施しているが、会長の柘植さんが自身の愛車としてホンダ「トゥデイ」を購入したことで、「古い軽自動車を集めたらおもしろいかも!?」と浮かんだアイデアがきっかけだったとか。
その結果、「メーカーは問わず西暦2000年までの軽自動車が参加可能」というルールの元で、このイベントが始まった。なお、開催初年度がすでにコロナ禍だったこともあり、感染対策を徹底した上でのイベントスタートだったものの、地元九州在住のオーナーたちが中心となり、少しずつ認知度が高まってきているようだ。
日本の軽自動車の歴史に触れることができる1日
初年度は、マツダ「AZ-1」、ホンダ「ビート」、スズキ「カプチーノ」のいわゆる「ABCトリオ」の参加台数が目立っていたそう。2年目になると、このイベント趣旨を理解した旧車オーナーたちの間で話題となり、昔の軽自動車規格である360cc車の参加が増加。そして迎えた3回目は、ABCトリオや360ccはもちろん90年代のネオクラシック車と、幅広いジャンルの軽自動車好きが大集合したのだ。
九州は「カーアイランド」と呼ばれるほど、自動車関連産業が基幹産業として定着している地域。日産、トヨタ、ダイハツという完成車メーカーの工場があり、それに付随して関連企業も多数存在する。また、基本的にはクルマ移動が生活の基本となるため、ジャンルを問わずクルマ好きが多い印象が強い。そんなこともあって各自動車博物館にとっても生唾ものの貴重な車両を一般ユーザーが大切に所有し、楽しんでいる風潮があるように見える。
それを証明するように、この第3回目も見所満載な車両が大集合。360ccクラスでは、ホンダ N360/ライフ/Z/ライフステップバン/ライフピックアップ/T360、スバル360/R2/サンバー、三菱 ミニカスキッパー、スズキ フロンテハッチなどが来場した。
一方、このイベントルールでは近代車のくくりになる90年代の車種では、今に至るトールワゴン人気を不動のものとしたスズキ「ワゴンR(初代)」や、発売当時クラシックデザインで注目を集めたダイハツ「ミラジーノ(初代)」。そのほかスラント&ショートノーズの下に隠された超前傾エンジンとデフの工夫された配置により、広い室内空間を実現したホンダ「トゥデイ(初代)」や、軽自動車規格で実用性を兼ね備えたダイハツ「ミラウォークスルーバン」、そして走りを楽しむスズキ「アルトワークス」といった個性的な車種が目立った。
そして、不動の人気のマツダAZ-1、ホンダ ビート、スズキ カプチーノも、オーナーそれぞれの趣向を表現した車種が登場。新旧さまざまな車両が集まり、かつノンレストア、レストアしても純正維持、チューニングやドレスアップなど、オーナーごとに異なる軽自動車の楽しみ方を感じ取れた。日本独自規格である軽自動車というカテゴリーの魅力が、より広く伝わるイベントだった。
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みんなのコメント
九州に居たころ大観峰などで集まったことを思い出しました。