ホンダレジェンドとか最近ではＮＳＸハイブリッドに装備されていた、ＳＨーＡＷＤですけど、現在販売しているラインナップに同ＡＷＤを装備しているモデルはありますかね。

Question

また、同ＡＷＤを技術的にみたら世界に誇れるものですかね。

Answer 1

ありませんね

Answer 2

＞現在販売しているラインナップに同ＡＷＤを装備しているモデルはありますかね。

→現状NSXだけだと思います（3モーター）

また、同ＡＷＤを技術的にみたら世界に誇れるものですかね。

→他に類を見ないのは確かですが、制御含めて高評価は得ておりません。

余談ですが、4WD制御で世界有数の三菱自工エンジニア（駆動系・工学博士）によると、特にフロントのトルクベクタリングは非常に難しいとの事でNSXは高速領域で面白いことをやっていると評価するものの、致命的な欠点があるとの事

→ホンダはATTSで前輪トルクベクトルに自信を持っていると思うが、大事なステアフィールがあいまいになるとの解説（将来ステアバイワイヤでコントロール出来たら成立するかもしれないとの事）

事実、初代NSX開発ドライバーからは低評価で、プロドライバーである自動車ジャーナリストからも非常に危険な車だと評されました（F40以来だと）

Answer 3

当時い栃木の研究所にいました(もう時効)
SH-AWDはとにかく重くて、女性の胴体くらいの大きさがあって、これではとても駄目だ、緊急事態だ駆動系ならば部署立場は問わない、軽量化のための方策がある者は〇月×日会議に参加せよ、という連絡が駆動系全体に回っていました。
誰も参加しませんでした。(私は当時ミッション開発でした)
駆動系の誰もが、「あんなのダメだ」と口にしていましたね。駆動系全体が冷ややかな視線を送っていました。

結局要求値を小さくして、制御可能なトルクを電子制御で無理やり制限して、どうにか形にして、レジェンドに搭載して発売したら、なぜかタイヤが17インチ、
当時カートップの筑波タイムアタック企画で、19インチタイヤ搭載の日産の２LのFRセダンに2秒以上差をつけられていましたね。(レジェンドは3.2L)
ついでに油温上昇の高油圧に対するリリーフバルブが作動して(でないとシステムが壊れる)、油温70℃で駆動力がカットされるから、それでシステムが効かなかったのだろう、とホンダエンジニアが語っていました。
一体何のためのシステムだろ？

とても世界に誇れるようなものではない です
三菱ランサーのアクティブトルクの方がはるかに高性能です。。