マツダの クリーンディーゼル ＣＸ５

Question

ヨーロッパではディーゼルのほうが主流のようですが

マツダのＣＲＸは どうでしょう？売れてるのでしょうか？

なぜ日本ではディーゼルは流行らないのですか？

長友のマツダのＣＭはマツダの意気込みを感じられるのですが・・・。

Answer 1

CX-5は圧倒的にクリーン・ディーゼル車が売れています。約70%はディーゼル車です。

●なぜか？
下記5つの理由からです。

★一般的なクリーン・ディーゼル車でも言えること

・圧倒的なパワー … 従来のディーゼルは，うるさい＋くさい＋走らない というものでした。しかしクリーン・ディーゼル車は，同等排気量のガソリンエンジンの約2倍のトルクがあります。これでわずかなアクセル開度でも，気持ちの良い加速が楽しめます ～ 欧州メーカにどうしてガソリンエンジンも過給機を付けるのか尋ねたところ，ディーゼルの強い加速に慣れたユーザのためというのも理由のひとつと回答してくれました

・燃料コスト … 燃費が30%くらい良く，燃料費が20円くらい安いので，結局，燃料コストは40%くらい低減します。これはほぼプリウスと同じレベルです。この燃料コストでプリウスより圧倒的に走りが良いのですから，欧州でプリウスが売れないのは当然です

★CX-5のエンジンだけに言えること

・ディーゼル車っぽくない … アイドリング時にはさすがにディーゼルエンジン特有の音がします。しかし走行すれば，まったくガソリン車と変わらない騒音です。しかもSKYACTIV-Dエンジンは，低圧縮比であるため，エンジンのピストンはガソリンエンジン並みに薄く，このため慣性質量が小さいので，高回転まで駆動できます。つまり5000rpm以上駆動できます。この優れたレスポンスにより，まるでガソリンエンジンのようなレスポンスと2倍排気量に相当するトルクが味わえます

・安い … 従来のエクストレイル・ディーゼルは，314万円からでした（AT車）。一方，CX-5は258万円からです。50万円以上も安いのに，エクストレイルより高性能なのです（トルク 360Nm：400Nm）

・燃費・維持費や安い … 日本製の乗用車用ディーゼルエンジンは通常，リーンNOx触媒を使います。これは時々，燃料を濃くし，これにより触媒表面に吸着したNOxを還元します（HCやCOで）。このため5%くらい燃費が悪化します。一方，欧州ディーゼル車は，SCRという方式で，商品名はAdBlueという名称を使います。これは尿素水タンクを搭載し，これを排ガスに噴射して，NOxを還元します。この尿素水の補充に，車検のたびに4000～5000円かかります。マツダのSKYACTIV-Dエンジンには，このような余分のコストが不要です。

●どうしてトヨタやホンダはディーゼル車を投入しないのか？
トヨタもホンダも欧州ではディーゼル車を販売しています。このためディーゼル技術が欧州より大きく遅れているわけではありません。たとえば先代のBMWミニには，トヨタのディーゼルエンジンが採用されていました。
ところが日本市場に投入しないのは，下記3つの理由があります。

(1) 石原都知事のパフォーマンス … これで一気にディーゼル車は消えました。しかし石原さんも下記の発言をしています。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120316-00000031-rps-soci

「私は必然的にディーゼルで走るクルマが増えざるを得ないと思うし、けっこうなことだと思う」

(2) 高コスト … リーンNOx触媒を使うのですが，このコストが非常に高いため，エクストレイル・ディーゼルのようにガソリン車に対して非常に高価になります。このため燃料コストでは元が取れなくなります。

(3) ハイブリッド車 … 誰でも自分が勝てる土俵で勝負したいところです。日本メーカにとって，勝負しやすいのは，欧州メーカが不得意であるハイブリッドです。

簡単ですが，ご参考になれば幸いです。

Answer 2

日本ででディーゼルが売れない理由ですか。そんなものは規制に尽きるでしょう。それと、そのきっかけになった、石原東京都知事のペットボトルパフォーマンスに有ると思います。
あれで日本人は強烈にディーゼルの排気は汚いって言うイメージがついてしまったんですね。
もともと、ディーゼルの後ろは黒い煙モクモクで走りたくないって、感じていた人がペットボトルの黒いススを見せつけられ、健康に悪いって言われて、それを強烈に信じてしまった事がすべての始まりです。
現在のCXー５みたいにPMをほとんど出さないエンジンが普及すれば、おのずと、その認識も変わってくると思います。なんにしても、以前の国産ディーゼル車がモクモク煙吐いてたことが、根底にあるのでしょう。

Answer 3

ＣＸ－５、かなり売れてるそうです。

ディーゼルのＣＸ－５って、燃料代はプリウスとほとんど同じなんですよ。
プリウスは燃費はいいが、高いガソリンを使ってる。
ＣＸ－５は燃費ではプリウスに敵わないが、安い軽油を使ってる。
これで実際我々が支払う燃料代は同じくらいです。
環境負荷かけまくりのバッテリーを搭載するプリウスよりも、むしろ環境に優しい車といえます。

デザインもカッコいいですよね。
これが起爆剤となってディーゼルが普及しそうですね。

（個人的に、次期アテンザがとても楽しみ。コンセプトのＴＡＫＥＲＩやＣＸ－５からのデザインの流れを見るからに、カッコ良い車になりそう）