これからトヨタは厳しくなるのでしょうか？

Question

電気自動車や自動運転の面で日産に負けているらしく、海外ではUberなどにより車を買って運転する人も減っているという情報もあります。この状況でも今後トヨタは大丈夫なのでしょうか？

Answer 1

今後世界の自動車販売台数は現在の１億台から２億台へと増えて行きます。
増加が特に多いのは発展途上国で、そのほとんどは価格の安いガソリンエンジン車です。
図3 世界の車種別シェアの将来予測
https://sgforum.impress.co.jp/article/1944?page=0%2C3

トヨタが得意としているアジア、南米、アフリカでの販売が増加して行きます。
これらの地域で、ガソリンエンジン車やハイブリッド車を売りまくれますから、充分安泰な状況が続きます。

先進国や大気汚染のムゴイ中国やインドでは、電動化の動きが進みます。
ですが、高価な電気自動車に何時までも補助金を出してはいられないので、補助金が尽きた後は主力はＰＨＶになって行きます。

ＰＨＶならトヨタは得意です。
個体電池が登場すれば、安価で高出力な電池を使いハイパワーＰＨＶも作れます。

電気自動車の販売台数は限定的なので、ＥＶ設計専門の別会社を作り、他社に負けない多車種を少量生産する体制を構築して行きます。
https://style.nikkei.com/article/DGXMZO24578510T11C17A2000000

Answer 2

トヨタに限らず日本企業は先行技術のキャッチアップと製造技術で商品化をして世界に受け入れられてきました。

80点主義とは、時代に対して行きすぎずについて行き、車オタクではない大衆ユーザーが概ね満足することで彼らを取り込むことです。

その方法で次世代が乗り越えられるかは以下の三つ。

１．キャッチアップをする技術が持てないケース。 ＧＭなどのビッグスリーは日本車が席巻した時代にうまくコンパクトカーを作れなかった。こういうことが起こるか。
２．キャッチアップさせないできない法規制などで縛られる。
３．マイカー自体がつまりトヨタが得意とする80点主義のユーザーが無くなる。

１はそれほど問題ではないでしょう。部品メーカーは優秀ですし。トヨタの技術で車は全てできているわけではない。傘下の企業が優秀なんです。

２は深刻です。とくに日本の政府官僚はその点は無能です。例えば、EVに必要な電力整備もおそらく電力会社の意向で発配分離が進まず頓挫する可能性が高い。
原発再稼働などバカなことをしそうです。
ＰＣで半導体の貿易摩擦で日本メーカーが結果的に筐体製造メーカーと成ってしまい、ウインテル連合が勝利しました。これと同じことが発生しそうです。
日経で3年ほど前にトヨタが下請になる日という特集で指摘しています。

また、自動車は法規制が特に環境規制が国毎に異なります。各国はこれを商機とみて積極的に展開していますが、日本はこれが決定的に遅れています。
自動運転も電気自動車も販売実績を上げるならまずは海外からとなるでしょう。
日本市場と日本をにらんでいたら世界から取り残されます。

３はトヨタ車でなければとならない可能性も高く。これも危機かも。

取りあえずはそのくらいでしょうか。だからトップを創業家に戻して戦略転換を強引にしているんでしょうけど。先代はその点は疎いって評価だったらしい。

Answer 3

週刊ダイヤモンドの2018/2/10号を読んで下さい。
AIリストラが進みやすい企業ランキング1位です。

Answer 4

よっぽど大丈夫だよ

Answer 5

トヨタ本体は潰れる事はないと思いますが、製品開発への計画の見直し、見送りはあるでしょう。

けれど、今後、ガソリン車は減っていく傾向があるのなら、電気自動車開発からの撤退はないと思われます。