BMW F10 5シリーズのホイールボルト締付けトルクは140N.mですが、下限〜上限トルクの許容範囲を教えて欲しいです。また、他のナット、ボルトに関しても、一般的には、許容範囲(±何%くらいまで?

Question

)はどの程度なんでしょうか？
おわかりになる方、是非教えて欲しいです。宜しくお願いします。

Answer 1

トルクレンチの校正をする時は、±4%未満で校正することがJISの校正方法として決まっています。

なので一般的に販売されているトルクレンチでは100N.mなら96〜104N.mの範囲でトルクが出るように作られてます。(とは言ってももっとトルクの幅は少なくしますけど…)

なので140N.mなら134.4N.mくらいが下限でしょうか…上限は145N.mくらいかな。
まぁトルクは絶対正確に同じものは出ないので、基本は平均を測るのが正解です。なので140N.mを狙って±4%を出すようにする…というのが正しい言い方かも

Answer 2

シボレーのディーラー整備士でした。ホイールボルト（ラグナット）の場合は必ずトルクレンチで締めるようにしています。トルクレンチごとに違う誤差の範囲内であれば、問題ないと思います。私は安物のトルクレンチでお客さんのラグナットを毎日締めていました。定期的に高価なデジタルトルクレンチでトルクを確認していましたが、大体あっていました。ただ、ヘッドボルトなどのエンジン内部の重要なボルトの場合は、少しの誤差も許したくないので高価なトルクレンチを使います。

まずはオーバートルクにならないくらいにインパクトで締め、最後にはトルクレンチで締めるというのが、社のルールでした。インパクトで締めただけでは、トルクが足りていなかったというラグナットがたまにあったので、これは重要だと思います。

同僚に、トルクレンチを使用しないでインパクトで増し締めするだけの人間がいましたが、お勧めできません。 ある日増し締めをし忘れて、お客さんの車のホイールが高速道路上で外れて横転し、その同僚は即刻クビになりました。 そのお客さんがディーラーのオーナーの関係者だったために、大事にはなりませんでした。

自分が乗っているシビックのラグナットの規定トルクは108N.ｍですが、社外品のラグナットとホイールに変えたところ、トルクレンチを使い、規定トルクで締めていても緩んできたので、今は135Ｎ.ｍで締めています。

緊急時以外は、必ず最後にトルクレンチでラグナットを締めています。