BMW 1シリーズ ハッチバック 「2015 F20 M135i から 2020 F40 M135i 乗換えて8ヶ月‥。」のユーザーレビュー

2015 F20 M135i から 2020 F40 M135i 乗換えて8ヶ月‥。

2021.12.15

総評

4WDの全天候型ホットハッチに仲間入り。8年ぶりのアップデートで最新の各種電子デバイス装備。トレッドも広がり車体剛性も強化されて旋回性と快適性が向上。フロントのトルセンLSDの恩恵も大きい。

一方先代F20はシルキーシックスとFRの快感が味わえる。どちらも良いクルマですが新型が劣っていることはないです。

満足している点

トータルバランスと車体剛性強化による日常ドライブでの快適さの向上。見た目は至って大人しい割にひとたび踏めば凶暴な加速も味わえる。そして現行BMW唯一の車幅1,800mm4ドア「小型車」。

不満な点

燃費向上と引換にF20 M135i 直列6気筒N55の官能的な排気音はもうないのは少し残念。ま、納得済みだったのでオッケ〜。

デザイン

5

フロントのグリルがデカ過ぎるとの評がありますが、最近のアウディの方が実際デカい。慣れるとふつ〜(笑) 。… つまりはいかにも、というクルマではないし、素だと派手な羽根やアクセントカラーとは無縁。(ステルス性グ〜。w)

あと前モデルとの顕著な違いは、F20のテールエンドはすぐ埃や泥で汚れたが、F40は暫く長距離走っても、それほど後部やリアウインドウが汚れない空力デザインに改善している。

走行性能

5

パワーは日本の狭い道ではほぼ持て余すレベル。一昔前の E92 M3 の0-100km が4.7秒 に対して、F40 M135i は0-100km 4.8秒のほぼ互角の加速。

一方エコプロモードでマッタリ運転も可能。

敢えてF20との差異を申せば、お馴染みZF製8速ATからアイシン製8速ATに載せ替えた初年のため、今後の変更・改善が予想されること。ミッションの軽量化等が理由か、ただのコストか、BMW上位シリーズはZF踏襲なので本質的な理由が気になるところ。

乗り心地

5

アダプティブサスペンションのお陰で、市街地を大人しく走れば至って滑らかです。でもフニャフニャ感はありません。もちろん静粛性や快適性なら 118i/118d でしょう。

積載性

4

元々小型ハッチなので、背高のミッドサイズSUVには及ばないけど必要十分。後席倒せば長物もそこそこ積めます。(後部座席倒さずにフルサイズのスタッドレス3本スポッと収まったのには恐れ入った‥。w)

燃費

4

2.0Lで大人しく走れば市街地オンリーでも約13〜14km/L 位の燃費が稼げる。但し調子に乗って踏み込むとドスンと落ちる。

価格

5

細かいオプション追加は可能だが、M135i の場合ほぼ全て標準装備なので、ヘッドアップディスプレイやサンルーフ、レザーシート以外は付いている。敢えて言えばラゲージパックとオートアジャストLEDライトは日本仕様は付属しないのでそこは改善の余地あり。

(2022年型はエンジンマウントの変更とサスペンションジオメトリーの改善がある模様。どんどん良くなって行く…。;;)

故障経験

後部ドアのラバーシールの接着が甘く、ディーラーに付け直させたのが玉にキズ。多分既に最新版は改善されてるでしょう。