アウディのリアサスについて（トラぺゾイダルとは）

Question

リアサスがトラぺゾイダルとなっているのですが、まったくわかりません。お答えお願いします

ストラット
ダブルウィッシュボーン
マルチリンク
3～5リンク
トラぺゾイダル

の説明、比較も載せて頂けるとありがたいです。wikiなどを参照してもよくわかりませんでした。
よろしくお願いします

Answer 1

●AUDIのトラペゾイダル（trapezoidal：台形の）リンク・サスペンションとは？
いわゆるダブル・ウィッシュボーンです。上下のリンクからなり，そのアッパーリンクは1本ですが，ロワーリンクは台形形状をしているため，トラペゾイダル・リンクという名称をAUDIは使っています。

この方式は，ロワー側で前後左右荷重の大半を受け持つことができるので，アッパー側を簡単にできます。アッパー側は，車室内スペースと干渉することが多いので，アッパー側を簡単にし，車室内スペースを稼ぐことができます。

なおこの方式のアッパーリンクはリンクの中央部分が凹んでいて，少しでもリンク上方のスペースを稼ぐようになっています。

ロワーリンクが見にくいのですが，下記URLをご覧ください。

http://www.audiworld.com/news/04/a6indepth/suspension/content.shtml

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いろいろなサスペンションについては，下記URLをご覧ください。特許庁の技術紹介ページです。

http://www.jpo.go.jp/shiryou/s_sonota/

●ストラット式とは？
フォードのエンジニアであるアール・マクファーソン（元GM）が開発した方式（マクファーソン・ストラット式）で，下記の特徴があります。

・車両横方向のスペース効率が良い
・車体取り付け点が離れているので，車体側入力応力が小さい
・軽量
・低コスト

・キャンバー変化（車両の前から見たとき，車輪が斜めになること）が大きい

～ よくダブル・ウィッシュボーンより劣るといわれますが，BMWでも多く採用していることから，乗用車に使う範囲では，大きな差はありません。

●ダブル・ウィッシュボーン式とは？
上下のリンクで支える方式で，鳥の胸骨の構造の一部（鎖骨・叉骨 さこつ：wishbone）に似ていることから。特徴は下記です。

・比較的、設計自由度が高い
・リンクの動きが2次元的なので、リンク部のフリクションが小さい

・車両横方向のスペースがかなり必要
・車体側取り付け点が近いので、アッパーリンクをハイマウント型にするのが最近の流行です

●マルチリンク式とは？
明確な定義はないのですが、一般にダブル・ウィッシュボーン式を基本にし、3次元的な動きをさせるために、2次元的な動きとは別方向のリンクを加えて、トーコントロール（車輪を上方向から見て、左右への動き）などをします。

・設計の自由度が非常に高い

・複雑な動きをするので，フリクションを生じやすい

●3～5リンク
これも明確な定義がないのですが，リンクの本数で表現した名称です。ある時はダブル・ウィッシュボーン式に使ったり，ある時はマルチリンク式に使ったり，またある時は，リジッドアクスル式にも使います。

ご参考になれば幸いです。

Answer 2

トラペゾイダルとは、英語で「trapezoid」の形容詞形「trapezoidal」で、日本語で「台形の」という意味です。

つまり呼び方が違うだけで、ダブルウィッシュボーンのことです。ダブルウィッシュボーンのアームで作られる面は台形になりますから。

すみません、それ以外はどこかでお調べください。トラペゾイダルだけは名前が特殊なだけで、形式としてはダブルウィッシュボーンですから。

また、形式ごとの比較といっても優劣はつけられないですし、同じ形式でも形状や部品点数は様々です。スペックの比較は何もならないと思います。