現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 自動車税にうんざりしたなら小排気量化! ダウンサイジングしても不満のないパワフル現行車7選

ここから本文です

自動車税にうんざりしたなら小排気量化! ダウンサイジングしても不満のないパワフル現行車7選

掲載 更新 87
自動車税にうんざりしたなら小排気量化! ダウンサイジングしても不満のないパワフル現行車7選

 ダウンサイジングターボエンジンは節税にもつながる

 クルマを所有すると、さまざまな税金がかかる。そのひとつが自動車税で、エンジンの排気量によって税額が異なるのはご存じのとおり。2019年10月以降に新規登録する乗用車は総排気量(軽自動車は別、以下同/エコカー減税適用前)1リッター以下で2万5000円、1リッター超え1.5リッター以下が3万500円、1.5リッター超え2リッター以下が3万6000円、2リッター超え2.5リッター以下が4万3500円、2.5リッター超え3リッター以下が5万円~となった。

燃料計が動いて見えるほど大ガス喰い……でも楽しすぎる走り屋泣かせの国産スポーツ車5選

 以前より安くなったとはいえ、クルマの所有にかかわる税金をなるべく安く抑えたいと思うのは誰も同じだ。そんな悩みに応えてくれるのが、時代の潮流でもあるダウンサイジング(ターボ)エンジン搭載車である。エンジンの排気量を小さくして、ターボを付加することで、排気量以上のパフォーマンスを発揮してくれるエンジンは、たとえば1.4リッターエンジン+ターボで、それこそ最高出力170馬力、最大トルク25.5kg-mという、NAガソリンエンジンで言えば2.5リッター級のスペックを発揮していたりする。

 今回のテーマのポイントはここからで、しかし、エンジンそのものの排気量はあくまで1.4リッターなので、自動車税は1リッター超え1.5リッター以下の3万500円で済むというわけだ。もし、同じようなスペックを2.5リッターNAガソリンエンジンで得ようとしたら、自動車税は2リッター超え2.5リッター以下のゾーンに入り、4万3500円になってしまう。ダウンサイジングターボエンジンは、軽量化や燃費性能に貢献するだけでなく、日本においては自動車税の節税にもなるパワーユニットなのである。

 さて、ここでは、小排気量のダウンサイジングエンジンでも、上記のように、排気量を大きく超えたパフォーマンス、速さを楽しませてくれる国産、輸入車を紹介したい。

 1)スズキ・スイフトスポーツ

 国産車の代表格がと言えば、まずはスズキ・スイフトスポーツを挙げずにはいられない。その走行性能は欧州ホットハッチを彷彿させるパフォーマンス、走りの質感の持ち主で、パワーユニットは1371ccのダウンサイジングターボエンジン。スペックは140馬力、23.4kg-mというもの。

 最高出力自体、それほど驚くほどの数値ではないものの、車重が6速MTで970kg、6速ATで990kgと軽量だから、まさに弾丸コンパクトと呼べるスポーティーなパフォーマンス、速さを発揮してくれるのだ。それで、自動車税は1リッター超え1.5リッター以下の3万500円で済むのである。

 2)トヨタ・カローラスポーツ

 次に紹介する自動車税優遇車(!?)は、ガソリン車のダウンサイジング度が強いカローラスポーツだ。スイフトスポーツ同様、6速MTを用意しているあたりもスポーツ度の高さを象徴しているが、エンジンは1.2リッターにしてターボを付加。スペックは116馬力、18.9kg-mというもので、ターボが効く回転領域ではなかなかのパフォーマンス、速さを楽しませてくれるのだ(エンジンを回したときの音質はいまいちだが)。

 また、6速MT車には、国内トヨタ初のiMT(インテリジェントマニュアルトランスミッション)を採用しているのが注目点。マニュアル車を操る楽しさを誰もが体験できるように、変速・発進操作をアシストしてくれる機能を持っていて、クラッチ操作に気を使わずに済むのでありがたい。自動車税は1リッター超え1.5リッター以下の3万500円となる。

 3)マツダ・ロードスター

 もっとずっとスポーティーな気分、いや、スポーツカーを小排気量で味わいたいなら、軽自動車のホンダS660やダイハツ・コペンを別にすれば、マツダ・ロードスターがグッドチョイスだろう。パワーユニットは1496ccのSKYACTIV-G 1.5で、NAながら132馬力、15.5kg-mのスペックの持ち主。

 車重が1000kg前後ということもあって、まさにライトウェイトスポーツの走りの世界を堪能させてくれるのだ。つまり、スペック以上に速い。こちらも自動車税は1496ccというのが肝で、1リッター超え1.5リッター以下の3万500円である。

 4)トヨタ・ライズ/ダイハツ・ロッキー

 ダウンサイジングターボエンジンで、絶対的な速さというより、日常域のスムースな速さに満足できる、国産番外車というべき存在の兄弟車が、何と1リッター未満の996ccターボエンジンを積むトヨタ・ライズ&ダイハツ・ロッキーだ。エンジンのスペック自体は98馬力、14.3kg-mとたいしたことはないものの、エンジンとCVTのマッチングのよさと、クロスオーバーSUVにして2WD車で970~980kgという超軽量な車重が幸いし、低中速域ではびっくりするほどトルキーに、スムースにスルスルと加速してくれるのだから走りやすく、気持ちいい。

 感覚的には1.6リッター級であり、それで自動車税は1リッター以下の乗用車で最小単位となる(軽乗用車を除く)2万5000円で済むのだから、リーズナブルな車両本体価格とともに極めて買い得で経済的でもある。

 ”速さ”対”自動車税コスト”という点で世界最強のサソリ2台!

 5)VWゴルフ TSIハイライン

 輸入車のダウンサイジングターボエンジン搭載車の定番、というか、世界のベンチマークがVWゴルフ(7)に搭載されるパワーユニットだ。ベースグレードの1.2リッターターボやハイパフォーマンスグレードの2リッターターボが用意されるなかで、その中間グレードというべき狙い目のTSIハイラインは、1394cc+ターボで140馬力、25.5kg-mのパワーとトルクを発揮。

 それだけを見ると平凡なスペックのように思えるが、走れば誰もが驚く低回転からいかんなく発揮される図太いトルク、スムースなエンジンフィールによって、ドライブモードにかかわらず、2リッター級以上の質の高い速さを実感させてくれるのだ。そう、25.5kg-mの最大トルクは2.5リッターNAエンジンに匹敵するのである。もちろん自動車税は1.4リッターゆえ、1リッター超え1.5リッター以下の3万500円で済むからうれしい。

 6)アバルト595コンペティツィオーネ

 続いて紹介するのは、ダウンサイジングターボエンジンの究極と言える、イタリアからやってきたサソリたちである。アバルト595コンペティツィオーネはハイチューンの1368ccターボで180馬力、23.5kg-mというスペックの持ち主。コンパクトで軽量なボディもあって、それこそいい意味で暴力的ともいえるパフォーマンスを見せつけてくれるのだ。

 パワーウェイトレシオは6.2kg/馬力。0~100km/h加速が6.7secの超俊足なのだから、小さなスポーツカーそのもの。ただし、ミニマムなボディサイズながら、価格は383万円~400万円と、イタリアのコンパクトカーのなかでも特別な存在感を放つスペシャルなアバルトならではだが。

 7)アバルト124スパイダー

 もう1台は、マツダ・ロードスターの兄弟車でもある、イタリア車のアバルト124スパイダーだ。こちらもダウンサイジングユニットのロードスターとは別物になるアバルトチューンの1368ccのターボエンジンを搭載し、170馬力、25.5kg-mのハイパフォーマンスを発揮。価格は400万円オーバーだが パワーウェイトレシオ6.2kg/馬力、0~100km/h加速6.8secという俊足ぶりをオープンエアーとともに爽快に味わえる、サソリの血が沸騰するリアルオープンスポーツだ。

 アバルト595コンペティツィオーネもそうだが、ハイパフォーマンスカーにして、自動車税は1リッター超え1.5リッター以下の3万500円なのだから、”速さ”対”自動車税コスト”という点では、世界最強の2台かもしれない。ただし、124スパイダーは2020年モデル(2019年生産分)で生産終了との情報もあるから、自動車税3万500円で乗れるイタリアのサソリ、本格オープンスポーツを手に入れたいなら急いだほうがいい。

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

勝田貴元が限界ギリギリの力走。トヨタ勢が猛追も、SS12は安全確保を理由にキャンセル/ラリージャパン デイ3午前
勝田貴元が限界ギリギリの力走。トヨタ勢が猛追も、SS12は安全確保を理由にキャンセル/ラリージャパン デイ3午前
AUTOSPORT web
給油所で「レギュラー“なみなみ”で!」って言ったら店員にバカにされました。私が悪いんですか?怒りの投稿に回答殺到!?「なにそれ」「普通は通じない」の声も…悪いのは結局誰なのか
給油所で「レギュラー“なみなみ”で!」って言ったら店員にバカにされました。私が悪いんですか?怒りの投稿に回答殺到!?「なにそれ」「普通は通じない」の声も…悪いのは結局誰なのか
くるまのニュース
市川團十郎がF1日本GPの公式アンバサダーに! F1文化に“新たな風”を吹き込むことを目指す
市川團十郎がF1日本GPの公式アンバサダーに! F1文化に“新たな風”を吹き込むことを目指す
motorsport.com 日本版
[かわいい]見た目して超[ホット]!! スズキ[アルトラパンSS]今買うのアリ説
[かわいい]見た目して超[ホット]!! スズキ[アルトラパンSS]今買うのアリ説
ベストカーWeb
追突事故を避ける「2秒ルール」ご存知ですか? あおり運転にならず割り込まれもしない、ほどよい安全な車間距離の保ち方をお教えします
追突事故を避ける「2秒ルール」ご存知ですか? あおり運転にならず割り込まれもしない、ほどよい安全な車間距離の保ち方をお教えします
Auto Messe Web
「足が長くて」スタイリッシュな新型SUVが2024年内に正式発表か!?DSオートモービルズの電動化戦略が新たなステージ
「足が長くて」スタイリッシュな新型SUVが2024年内に正式発表か!?DSオートモービルズの電動化戦略が新たなステージ
Webモーターマガジン
都内の“旧式小型バス大活躍”路線ついに廃止へ 「リエッセ」と運命を共に 西武バス
都内の“旧式小型バス大活躍”路線ついに廃止へ 「リエッセ」と運命を共に 西武バス
乗りものニュース
ディーゼルトラックをEVへ改造、国内初の量産予定車が完成 ヤマトモビリティが発表
ディーゼルトラックをEVへ改造、国内初の量産予定車が完成 ヤマトモビリティが発表
レスポンス
FIAがフロア摩耗に関する取り締まりを強化。フェラーリ、メルセデス等に加え、抜け穴を指摘したレッドブルも修正
FIAがフロア摩耗に関する取り締まりを強化。フェラーリ、メルセデス等に加え、抜け穴を指摘したレッドブルも修正
AUTOSPORT web
頭文字Dの次なる遠征先は豊田市駅前? ラリージャパン2024はイベント盛りだくさん/WRC写真日記
頭文字Dの次なる遠征先は豊田市駅前? ラリージャパン2024はイベント盛りだくさん/WRC写真日記
AUTOSPORT web
優れたラリードライバーならF1でもきっと戦える! 8度のWRC王者オジェは確信「ファンも見たいと思っているはず」
優れたラリードライバーならF1でもきっと戦える! 8度のWRC王者オジェは確信「ファンも見たいと思っているはず」
motorsport.com 日本版
新車150万円台で「5速MT」あり! イチバン安い「普通乗用車」どんなモデル? 「国産ダントツ安価」でも装備は必要十分! めちゃ“リーズナブル”な「トヨタ車」とは
新車150万円台で「5速MT」あり! イチバン安い「普通乗用車」どんなモデル? 「国産ダントツ安価」でも装備は必要十分! めちゃ“リーズナブル”な「トヨタ車」とは
くるまのニュース
“熊本~東京1300km” 電気自動車でも快適に移動できる「裏ワザ」とは? 新型「タイカン クロスツーリスモ」で体感! ポルシェらしい走りと遊び心に触れる旅
“熊本~東京1300km” 電気自動車でも快適に移動できる「裏ワザ」とは? 新型「タイカン クロスツーリスモ」で体感! ポルシェらしい走りと遊び心に触れる旅
VAGUE
[15秒でニュース]メルセデスAMG、初の電動SUVを市販化へ
[15秒でニュース]メルセデスAMG、初の電動SUVを市販化へ
レスポンス
軽自動車の6MT!! 2020年登場ホンダ[N-ONE RS]の中古ってどうなん
軽自動車の6MT!! 2020年登場ホンダ[N-ONE RS]の中古ってどうなん
ベストカーWeb
車両火災対策で「消火器」を積むなら「種類」に注意! 場合によっては人体に有害なものも存在する!!
車両火災対策で「消火器」を積むなら「種類」に注意! 場合によっては人体に有害なものも存在する!!
WEB CARTOP
エンツォフェラーリへ通じる「DNA」 マセラティMC20 長期テスト(2) 車重を測ったら1710kg
エンツォフェラーリへ通じる「DNA」 マセラティMC20 長期テスト(2) 車重を測ったら1710kg
AUTOCAR JAPAN
アプリリアの新型スポーツバイク『RS 457』、日本上陸 85万8000円
アプリリアの新型スポーツバイク『RS 457』、日本上陸 85万8000円
レスポンス

みんなのコメント

87件
  • 正直、自動車税という微々たる額のために、好きな車を売って買い替えたりするのは、政府に手の平で踊らされているだけ。
    買い替えずに同じ車を長く乗る方(消耗品を定期的に替えながら)がコスト的には最高です。
  • そもそも車って税金の塊だからダウンサイジングしても意味ない。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

172.7233.2万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

4.5368.0万円

中古車を検索
スイフトの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

172.7233.2万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

4.5368.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村