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国産コンパクトSUVで唯一苦戦のCX-3。それでも次期型が登場しないと思われる3つの理由

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国産コンパクトSUVで唯一苦戦のCX-3。それでも次期型が登場しないと思われる3つの理由

苦戦中のCX-3
SUVが全盛の昨今では、ほとんどすべてのメーカーがSUVをラインナップするようになっています。

2010年代半ばころまでは「出せば売れる」といった様相を呈していたSUVですが、最近ではモデルによって明暗が分かれること珍しくなくなってしまいました。

エンジンやグレード選びが悩ましい! マイチェンしたマツダ CX-30のおすすめは?

国産メーカーのSUVの中で、いま最も苦戦しているSUVの1つと言えるのがマツダ「CX-3」です。

2022年1月~6月の新車販売台数ランキングを見ると、CX-3は全体46位の4627台となっています。この数字は、マツダの主要モデルの中では最も少なく、2シータースポーツカーの「ロードスター」よりも少ないほどです。

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また、ライバルであるトヨタ「ヤリスクロス」やホンダ「ヴェゼル」、日産「キックス」に対しては遠くおよばず、かなり厳しい状況にあることがうかがえます。

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CX-3の良い点・悪い点
CX-3が登場したのは2015年2月のことでした。すでにコンパクトSUVが多く登場していた中ではありましたが、CX-3はライバルにはない魅力を多く備えていたことから、発売当初から注目を集めました。

その1つが、このクラスではほとんど唯一のディーゼルエンジン搭載車であった点です。2015年の発売時点では、1.5Lのディーゼル車のみがラインナップされており、その後、2.0Lのガソリン車、そして1.5Lのガソリン車が設定されました。

2018年には1.5Lのディーゼル車は1.8Lのディーゼル車へと置き換わり、よりパワフルでトルクフルな走りを楽しめるようになりました。その後2.0Lガソリンモデルは2021年で販売終了、現在は1.5Lガソリンと1.8Lディーゼルモデルのラインアップになっています。

また、ほとんどのグレードにMT仕様が設定されていることも、「人馬一体」と呼ばれる走りを大切にするマツダの特徴のひとつです。

>>CX-3のグレード詳細はこちら

加えて、日本車離れした流麗なエクステリアデザインや、質感の高いインテリアなどは、コンパクトSUVでありながら所有感を満たすものとして、ユーザーから高い評価を得てきました。

>>CX-3のユーザーレビューはこちら

その一方で、ハイブリッド車を持たない点や、独自のインフォテイメントシステムである「マツダコネクト」の使い勝手の悪さ、そして後部座席の居住性の低さなどが指摘されることが多いのも事実です。

さらに、ヤリスクロスとキックスは2020年、ヴェゼルは2021年にそれぞれフルモデルチェンジを果たしており、年次改良を繰り返しているとはいえ、2015年から継続して販売されているCX-3はいたるところで古さが見え隠れしています。

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こうした現状を打破するためには一刻も早いフルモデルチェンジが必要と思われますが、CX-3の次期型については不透明な部分も多いのが実情です。

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CX-3の次期型が登場しない3つの理由
CX-3の次期型の登場が危ぶまれている理由の1つには、同じくマツダのコンパクトSUV「CX-30」の存在があります。

CX-3の発売からおよそ4年が経過した2019年に発売されたCX-30は、CX-3とCX-5の中間的存在として投入されたモデルです。

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プラットフォームは「マツダ3」と共有しているものの、室内高はマツダ3よりも高く、それでいて、全高は1540mmに抑えらえているため、多くの機械式駐車場にも駐車可能となっています。

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CX-30は、2022年8月の年次改良で、マイルドハイブリッドシステムが搭載されるなど、着実に進化を果たしている一方で、CX-3は2021年に7月に装備の改良やボディカラーの追加が行われた以降、大きな変更は施されていません。

2つ目の理由として、CX-3は2022年8月をもって国内での生産が終了し、今後日本で販売されるすべてのCX-3はタイからの逆輸入となります。

こうした点から、少なくともCX-3は、日本国内での販売は積極的に行われず、海外市場専用車となるのではないかというウワサが流れています。

一方、2021年11月に行われた記者会見でマツダは今後のSUV商品群についての見通しを発表しており、そこで公開された資料には、日本と欧州でCX-3をラインナップし続けることが示唆されています。

ただ、2022年11月現在、CX-3の次期型に対する情報はほとんどないため、フルモデルチェンジを行ってまで販売を続けるのかどうかは微妙なところです。

プラットフォームを共有する「マツダ2」もCX-3と同様の状況で、フルモデルチェンジのウワサはありません。

>>マツダ2の価格・スペック詳細はこちら

マツダは、日欧米の主要市場では、CX-60などに代表される「ラージ商品群」の投入を進めています。そうした点も、CX-3のフルモデルチェンジが危ぶまれる理由の1つとなっています。

>>CX-60の価格・スペック詳細はこちら

このような状況から、現時点でマツダのコンパクトSUVを検討するのであれば、CX-30を選ぶほうが無難と言えそうです。

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文:ピーコックブルー
写真:マツダ

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みんなのコメント

268件
  • ここ最近売れてないのはまさにフルモデルチェンジしてないから。2015年誕生からライト周りしかチェンジしてないみたいですね。
    そもそもプラットフォームが同じある
    MAZDA2がフルモデルチェンジしないかぎり
    新しいのは出る見込みなさそうです。

    街中では走っているのを
    よく見かけますし、某価格比較サイトの
    評価は高いみたいですし、ユーザー満足度あるのに
    少々勿体ないですね。
  • 今年 15S Touringを購入しました。

    何台ものメーカを乗り継いできましたが、
    全く問題ないというかコスパ最高です。

    大満足です。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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