この記事をまとめると
■プリウスはハイブリッドシステムの量産を実現したモデルとして名高い
「アルミ」なのになぜ「ホイールキャップ」を付ける? プリウス&レヴォーグの不思議
■しかしハイブリッド以外にも注目すべき点が多々ある
■そこで今回は歴代プリウスの功績を振り返ってみた
初代プリウスに採用されたセンターメーターが流行
トヨタのみならず、世界的にもハイブリッドカーの代名詞といえる「プリウス」のフルモデルチェンジが、クルマ好きの間でも話題となっている。SNSなどに流れる意見を眺めていても「歴代で最高にカッコいい」とスタイリングを評価する声もあれば、「新型ミサイル誕生」とアンチ目線での書き込みも見かけるのは、ネームバリューの高さゆえだろうか。
それはさておき、プリウスといえばハイブリッドシステムの量産を実現したモデルとして歴史に残る一台ともいえるわけだが、ハイブリッド以外にも注目すべき提案はあった。
1997年12月、「21世紀に間に合いました」という鮮烈なキャッチコピーとともにデビューした初代モデルから振り返ってみよう。
スタイリング的にはオーソドックスな4ドアセダンに思える初代モデル。じつはパッケージングもかなり新しい提案を含んでいたが、なにより印象的なのはコクピットのレイアウトだ。4代目プリウスまで引き継がれたデジタルタイプのセンターメーターが採用されていたのだ。
それまで国産車においてセンターメーターというのは一部の商用車でごくたまに存在しているくらいで乗用車ではほとんど見かけないデザインだった。しかし、初代プリウスの誕生以降、国産車においても一大ムーブメントとなり、センターメーターの採用車が増えていったのはご存じのとおりだ。
さらに初代で印象的だったのは、標準装備された樹脂カバー付きのアルミホイールだ。アルミホイールといえば、意匠面でもアピールする機能パーツであり、スチールホイールのように樹脂カバーをつけるなんてことは考えられなかったが、プリウスは燃費に貢献する、軽量かつ空気抵抗も低減するホイールを生み出すために、樹脂カバー付きアルミホイールというアイディアを生み出した。
2代目以降の電子シフトはいまや多数派
このアイディアはプリウスの伝統となって4代目まで受け継がれたが、それだけではない。たとえば、スバル・レヴォーグ(初代・前期)やホンダの燃料電池車クラリティなどは同様のアイディアを採用することで走行抵抗の低減をはかっていた。プリウスの真似をしたとはいわないが、トヨタが先んじて世に問うたことで、他社が採用しやすい土壌をつくったというのは事実だろう。
2代目プリウスの新提案で、その後に多くのフォロワーを生んだのが「エレクトロシフトマチック」だろう。いわゆるジョイスティックのような操作感のシフトレバーで、日産リーフやホンダ・フィットなども採用した電子シフトレバーの先達だ。
実際、電子シフトについては“プリウスタイプ”という風に呼ばれることも少なくない。まさにプリウスの象徴といえる操作系といえる。
なお、冒頭で記したアンチのなかには、電子シフトレバーが暴走事故の主要因だと指摘する声もあるようだが、プリウスタイプのシフト操作系が増えてきても、交通事故自体は全体として減っているのだから、坊主憎けりゃなんとやら……なのだろう。
さて、最新のプリウスは、同じスタイリングでハイブリッドとプラグインハイブリッドを用意するといったラインアップになっている。最近のトヨタは、プラグインハイブリッドを設定するRAV4やハリアーでもプラグインハイブリッドを特別なモデルとはせずに、あくまでグレードの一部という扱いにしているので、そうした流れを汲んでいるのだろう。
外部充電できるハイブリッドカーであるプラグインハイブリッドを国産車として最初に用意したのも、当然ながらプリウスであった。それは3代目のときだ。
官公庁を中心にリースされたプリウスPHVの誕生は2009年のことで、2012年1月には一般向けがローンチされた。2012年後半には前年におきた東日本大震災を受け、家庭などに電力を供給できる機能を持たせるといった進化を遂げるなど、燃費や環境といった要素だけでなく、サバイバル的な視点からもプラグインハイブリッドに価値があることを世に知らしめたのはプリウスの功績といえる。
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