ｺﾞﾙﾌﾄｩｰﾗﾝ(ハイオク車)にこれからレギュラーガソリンを入れなければならない状況になりました！それでもこの車に長く乗っていたいのです！

Question

メンテナンス的なものでどうにかなるものでしょうか？またその他方法はないのでしょうか？

補足

一時的ではなくほぼです!ｶﾞｿﾘﾝｽﾀﾝﾄﾞが指定されていてそこには軽油とレギュラーしかありません(>_<)少しお金掛かるのは覚悟してますメンテナンス等でどうにかなりませんか？絶対にハイオクが入れられない状態です！

Answer 1

●日本のガソリンのオクタン価
ハイオク ＝ 100
レギュラー ＝ 90 （ともに実勢値）

●欧州のオクタン価
98 ＝ 一部のスポーツ車用
95 ＝ ほとんどの車に適用
91 ＝ かつての大衆車用（現在はほとんど流通していない）

●オクタン価とは？
ガソリンエンジンでは，燃焼室内の圧力や温度が異常に高いと，ノッキング（＝ノック）という異常燃焼をおこします。
燃焼室内の点火プラグに点火すると，火炎が周囲に広がっていきます。燃焼室の端では，この火炎が届く前に勝手に燃焼を始めることがあります。これをノッキングといいます。ノッキングでは，短時間に燃焼がおこなわれるため，急激に圧力が上昇し，キンキンとかカンカンという金属音がします。
ノッキングが起きると，燃焼室の壁面近くの温度境界層をこわし，壁面を構成する金属を溶融破壊することで，エンジンが破損します。

●エンジン制御は？
オクタン価が低いガソリン（レギュラー）をつかっても問題ありません。もともと欧州車のエンジンは大半，オクタン価95で設計されています。これを日本のレギュラーガソリンのオクタン価90でつかっても，オクタン価が近く，しかもエンジン側の制御が入るので，問題ありません。

エンジンには，１～2個のノッキングセンサがあります。これは7kHzくらいの振動を選択的に検出する振動センサです。ノックを検出すると，エンジンの点火時期を少し遅らせる制御（＝リタード制御）をおこないます。点火時期が遅くなると，燃焼室内の圧力と温度が少し下がり，ノッキングを回避できます。そしてノックが発生しなくなると，再度，点火時期を早めます。

この点火時期を早めたり，少し遅くしたりする制御（＝ステップ・リタード制御）を繰り返します。点火時期が早い方が，燃焼室内の圧力・温度が高くなり，燃焼効率が高くなり，燃費・出力が良くなるからです。

●いつも点火時期が遅くなるのか？
たとえば交差点ダッシュしたり，富士山に登ったりするような負荷の高い運転条件では，点火時期を遅らせますが，通常の運転領域では，ほとんど標準的な点火時期のままです。つまり普通の運転範囲であれば，燃費はほとんど悪化しません。

●エンジンの破損は？
ノックを回避する制御をおこなっているので，エンジンが破損することはありません。また少しのノックは現在のエンジン制御では許容しています。これは多少のノックがおきるくらいの点火時期が，もっとも出力・効率が良いからです。このため１回でもノックが起きると壊れるような回答がありますが，間違いです。

●まとめ
レギュラーガソリンをご使用下さい。負荷の高い運転の場合，多少，出力，燃費が悪化しますが，ほとんどわからないはずです。

簡単ですが,ご参考になれば幸いです。

質問者からのお礼コメント

ありがとうごさいます。大変参考になりました。

Answer 2

欧州のレギュラーのオクタン価は95です。
日本のレギュラーではオクタン価を満たさないため
欧州車では日本のレギュラーを入れてはいけないのが大原則です。
トラブルで搬送されてくる車結構ありますよ。

Answer 3

全然問題無いと思います。

ハイオクとレギュラーの違いは、オクタン価の高低ですが、オクタン価が高い程、ノッキング（自着火）という現象が起き難くなります。
古くない車であれば、ノッキングが起きないように、自動で制御されますので、エンジンに特にダメージはありません。

影響があるとすれば、アクセルを踏み込んだときに、加速感がいつもより（ハイオク）より少なくなってるとかでしょう。

そもそも欧州ではガソリンは、日本でいうとハイオクしか無いので（ただ、日本のオクタン価よりは低いです）、ハイオク車がメインとなります。僕も欧州車に乗っていて、ハイオク車ですが、たまにガソリン入れます^^; 全然問題ないですよ～

Answer 4

一時回避的にレギュラーを入れるならいいけど。

さほど（全然）問題にならないと思います。

燃料マップをディーラーで聞いてみて。

ほとんど対応してるはず。