現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 【試乗】ゴルフ トゥーランは、長い目で見れば国産ミニバンよりお得なクルマだった【10年ひと昔の新車】

ここから本文です

【試乗】ゴルフ トゥーランは、長い目で見れば国産ミニバンよりお得なクルマだった【10年ひと昔の新車】

掲載 更新 25
【試乗】ゴルフ トゥーランは、長い目で見れば国産ミニバンよりお得なクルマだった【10年ひと昔の新車】

「10年ひと昔」とはよく言うが、およそ10年前のクルマは環境や安全を重視する傾向が強まっていた。そんな時代のニューモデル試乗記を当時の記事と写真で紹介していこう。今回は、フォルクスワーゲン ゴルフ トゥーランだ。

フォルクスワーゲン ゴルフ トゥーラン(2010年:マイナーチェンジ)
日本ではコンパクトとは呼びがたいサイズだが、フォルクスワーゲンではコンパクト ミニバンにあたるゴルフ トゥーラン。今回、ドアパネル以外すべてが一新され、フルモデルチェンジかと思われたが、いわゆるビッグマイナーチェンジにあたるようだ。

●【くるま問答】ガソリンの給油口は、なぜクルマによって右だったり左だったりするのか

本国ドイツをはじめヨーロッパでは、単に「トゥーラン」の車名だが、ここ日本ではゴルフ人気にあやかるため?か(実際、ゴルフをベースとしているのだが)、「ゴルフ トゥーラン」の名で販売され、7人乗りのゴルフとして人気を集めている。そして今や日本でもフォルクスワーゲンの販売の中核を成す1台となっている。

パワートレーンは、最近のフォルクスワーゲンの小排気量作戦よろしく、このボディにこんな小さいエンジンで大丈夫?と、ちょっと心配になる1.4Lのツインチャージャー+7速DCT。最高出力は140psだが、これがなかなかどうして良く走る! とくに最大トルクの220Nmをわずか1250rpmの低回転から発揮してくれるという、ミニバンにはピッタリのセッティングなのが心強い。

走りっぷりの良さには、Cd値=0.299というミニバンとしてはかなり空力の良いボディデザインも貢献しているようだ。パッと見は従来型と変わっていないように思えたのだが、実は前述のとおりドアパネル以外はすべて新規にデザインされたものだ。

1.4L+ツインチャージャーでも十分な走りっぷり
そのボディはカッチリとしていて、背が高く後ろが長いクルマだという印象はまったく抱かせない。前を向いて運転している限りは、ちょっと大きめのコンパクトカーを操っているかのごとく、意のままに走ることができる。調子に乗りすぎると、後席の人がとんでもない思いをすることになるので、心の中で「自制心」と唱えなければならないくらいだ。

ワインディングロードでもカッタルさを全然感じさせないほどパワフルで、きつめの勾配もグイグイと登るし、DSG(DCT)も洗練されていて、ギクシャク感を感じるシチュエーションはほぼないといっていい。国産ミニバンのようなおもてなし飛び道具はないものの、きっちり走れるファミリーカーとしての性能はすこぶるレベルが高い。ロングドライブでの疲労度の差で、この真価は確実に現れるだろう。

ロングドライブといえば、気になるのが燃費性能。フォルクスワーゲンは小排気量エンジン+DCTで好燃費を達成しているのは周知の事実だが、このゴルフ トゥーランもご多分に漏れず10・15モードで14.6km/Lという好燃費を誇っている。

そのため、75%のエコカー減税(最大17万円)が適用され、しかも3年間フリーメンテナンスが受けられる「フォルクスワーゲン プロフェッショナルケア」が付いて293万円からという車両価格は、転売するときの下取り価格の高さを考えたら、なかなかお得かもしれない。

ゴルフ トゥーランは、国産ミニバンと比較検討するターゲットとして、プライス的にも十分枠に入るクルマになってきているようだ。

■フォルクスワーゲン ゴルフ トゥーラン TSIハイライン 主要諸元
●全長×全幅×全高:4405×1795×1670mm
●ホイールベース:2675mm
●車両重量:1580kg
●エンジン種類:直4 DOHCターボ+スーパーチャージャー
●排気量:1389cc
●最高出力:103kW<140ps>/5600rpm
●最大トルク:220Nm<22.4kgm>/1250-4000rpm
●トランスミッション:7速DCT
●駆動方式:横置きFF
●10・15モード燃費:14.6km/L
●タイヤ:205/55R16
●当時の車両価格(税込):339万円

[ アルバム : フォルクスワーゲン トゥーラン はオリジナルサイトでご覧ください ]

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油7円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

「運転が苦手、だから日産の技術を信じて選びました」オーナーが日産 サクラを本音で語る|PR
「運転が苦手、だから日産の技術を信じて選びました」オーナーが日産 サクラを本音で語る|PR
グーネット
アウトドア好きから支持されたSUV、スバル フォレスターヒストリー【名車の生い立ち#12】
アウトドア好きから支持されたSUV、スバル フォレスターヒストリー【名車の生い立ち#12】
グーネット
BYD 日本向け「軽EV」を専用開発 2026年後半の導入めざす
BYD 日本向け「軽EV」を専用開発 2026年後半の導入めざす
グーネット
ポルシェ 新型「マカン」にU-NEXT導入 映像コンテンツで快適な車内空間に
ポルシェ 新型「マカン」にU-NEXT導入 映像コンテンツで快適な車内空間に
グーネット
メルセデスAMG「C63S E」マットカラー&エアロパーツがクール!レーシーな限定車
メルセデスAMG「C63S E」マットカラー&エアロパーツがクール!レーシーな限定車
グーネット
外車の車検費用はなぜ高い?国産車との違いや相場・安くするコツを徹底解説
外車の車検費用はなぜ高い?国産車との違いや相場・安くするコツを徹底解説
グーネット
アレックス・マルケス、地元スペインGP初日レコード更新トップタイム! クアルタラロ&ザルコがトップ10|MotoGPスペインGPプラクティス
アレックス・マルケス、地元スペインGP初日レコード更新トップタイム! クアルタラロ&ザルコがトップ10|MotoGPスペインGPプラクティス
motorsport.com 日本版
レコード更新のA.マルケスが首位発進。好調クアルタラロは転倒もトップ5入り/第5戦スペインGP 初日
レコード更新のA.マルケスが首位発進。好調クアルタラロは転倒もトップ5入り/第5戦スペインGP 初日
AUTOSPORT web
お値段以上の高級感がヤバい!! 先代アウディ A6アバントが中古で買うべき理由
お値段以上の高級感がヤバい!! 先代アウディ A6アバントが中古で買うべき理由
ベストカーWeb
【本誌連載特別版】トランプ関税ショック! 日本の自動車業界は「重大危機」を乗り越えられるのか?
【本誌連載特別版】トランプ関税ショック! 日本の自動車業界は「重大危機」を乗り越えられるのか?
ベストカーWeb
斬新すぎる「2人乗り“スポーツカー”」実車公開! 縦・横ドアの「キャノピーボディ」に2.2リッターターボ×高性能4WD搭載! 日本で“市販化”&公道走行OKな「アズテック」とは
斬新すぎる「2人乗り“スポーツカー”」実車公開! 縦・横ドアの「キャノピーボディ」に2.2リッターターボ×高性能4WD搭載! 日本で“市販化”&公道走行OKな「アズテック」とは
くるまのニュース
羽田空港から30分の千葉・木更津に誕生! 「サウナを楽しむこと」に特化した新感覚ホテル!? 愛犬同伴可能な客室も完備
羽田空港から30分の千葉・木更津に誕生! 「サウナを楽しむこと」に特化した新感覚ホテル!? 愛犬同伴可能な客室も完備
VAGUE
ナイキ「エア モア アップテンポ LOW」が軽やかなグリーン×ホワイトで登場!──GQ新着スニーカー
ナイキ「エア モア アップテンポ LOW」が軽やかなグリーン×ホワイトで登場!──GQ新着スニーカー
GQ JAPAN
中山雄一、第3戦スパでWECデビュー決定! アコーディスASPのレクサスRC F GT3をドライブへ
中山雄一、第3戦スパでWECデビュー決定! アコーディスASPのレクサスRC F GT3をドライブへ
AUTOSPORT web
2年目の東京大会はコースを一部変更か。週末2レース化は「ファンの需要に応えるため」とフォーミュラEドッズCEO
2年目の東京大会はコースを一部変更か。週末2レース化は「ファンの需要に応えるため」とフォーミュラEドッズCEO
AUTOSPORT web
“超スポーティ”な日産「ノート」初公開! “迫力エアロ”の豪華な「オーラ」に大変身! 「ダイナミックな走り」予感させるインパル「オーラFE13エアロダイナミクスシステム」登場
“超スポーティ”な日産「ノート」初公開! “迫力エアロ”の豪華な「オーラ」に大変身! 「ダイナミックな走り」予感させるインパル「オーラFE13エアロダイナミクスシステム」登場
くるまのニュース
メルセデス・ベンツ“超高級ミニバン”「Vision V」世界初公開!アル&ヴェルやレクサスLMのライバルとなるのか?
メルセデス・ベンツ“超高級ミニバン”「Vision V」世界初公開!アル&ヴェルやレクサスLMのライバルとなるのか?
VAGUE
トヨタハイエースの特別仕様車がクルマ超え!! 1300万円の超豪華装備に驚き! 限定30台のライオンキングエディションはどんなクルマ?
トヨタハイエースの特別仕様車がクルマ超え!! 1300万円の超豪華装備に驚き! 限定30台のライオンキングエディションはどんなクルマ?
ベストカーWeb

みんなのコメント

25件
  • 8年このトゥーランに乗っていますが全くトラブル無しです。滑らかな滑り出しと静寂性、1.4Lとは思えないTSIエンジンは2.0Lの車ほどのパワーを感じます。特に高速のドライビングフィールは間違いないです。DSGにうるさい書き込み多いですが燃費性能も優れていて維持・メンテナンスに負担のない快適コンパクトミニバンだと思います。
  • ディーゼル乗ってますが、街乗り15km/l高速21km/lと燃費が良い。大きさもジャストサイズで、キビキビと運転もしやすく、超快適。故障も無いです。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

399 . 8万円 530 . 6万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

27 . 8万円 519 . 0万円

中古車を検索
フォルクスワーゲン ゴルフトゥーランの買取価格・査定相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

399 . 8万円 530 . 6万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

27 . 8万円 519 . 0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村