フォルクスワーゲン ゴルフ (ハッチバック) 「ついにプレミアムカーの次元へ 今度のゴルフⅥはコストダウンされるとの噂でしたが、コストダウンは目に付かず、しかも価格は上がらずすべての面で質だけが向上」のユーザーレビュー

ついにプレミアムカーの次元へ 今度のゴルフⅥはコストダウンされるとの噂でしたが、コストダウンは目に付かず、しかも価格は上がらずすべての面で質だけが向上

2009.4.15

総評

ついにプレミアムカーの次元へ
今度のゴルフⅥはコストダウンされるとの噂でしたが、コストダウンは目に付かず、しかも価格は上がらずすべての面で質だけが向上しました。
走りだすと、まずすぐに気づくのが、高度な技術で作られたクラッチレスＭＴ一種であるのＤＳＧのため、アイドリング時はクラッチが切れているので不快な振動が皆無であること、自動変速モードでも変速時のギクシャク感は少なく、しかもパドルシフトを操作してのＭＴライクな操作感覚はトルコンＡＴやＣＶＴに段をつけたシステムでは絶対に味わえないダイレクト感があり、クルマを走らせているという実感と操る楽しさを感じます。　さらにトルコンＡＴは勿論、ＣＶＴより実用燃費面で期待できます。
かなりロードノイズも抑えられた室内は、エンジン音は聞こえないというのはさすがにセールストークですが、実際のところは十分な静粛性がありますが多少のエンジン音は聞こえます。　まったくエンジン音が聞こえないのは個人的には嫌なのでこれくらいが丁度いいところですね。
カタログも見ずに試乗後にタイヤを見て驚いたのですがハイラインは２２５－４５－１７のタイヤであるにもかかわらず、実にしっとりしたすばらしい乗り心地で突き上げ感などは皆無といってよく、ＢＭＷの３シリーズ等と同レベルでした。以前実家にあった同じような４５扁平タイヤを履く逆輸入欧州車？アベンシスの最低最悪な乗り心地とは次元の異なる乗り心地のよさに驚きました。
ハンドリングも安定志向で楽しさといった面ではラテン系欧州車には一歩ゆずるものの、とても素直ですばらしい操縦性です。
しかし、ここまですべての面で質感が上がってくるともはやプレミアムカーの領域ですね。
質素に見せていますが、実は本当の上質を理解できる方のためのクルマになりました。
しかし見事なまでにクルマとしての華はありません。
そういう面では価格的に近いアウディＡ３も気になりますね。

満足している点

ついにプレミアムカーの次元に到達したこと
すばらしいハンドリング
すばらしい乗り心地
大人４がゆったり乗れるキャビン
十分なラゲッジ
良好そうな実用燃費（試乗で約１０ＫＭ／Ｌ）

不満な点

質実剛健すぎること（短所ではないかもしれません）
華が無いこと（これも短所ではない？）

デザイン

-

走行性能

-

乗り心地

-

積載性

-

燃費

-

価格

-

故障経験