30万キロ突破記念
およそ7年前に底値で購入し、以来20万キロ強を走破しました。先日ちょうど30万キロを突破し、この機会に今まで乗ってきたことを振り返
2010.3.17
- 総評
- 30万キロ突破記念
およそ7年前に底値で購入し、以来20万キロ強を走破しました。先日ちょうど30万キロを突破し、この機会に今まで乗ってきたことを振り返り、また、購入を検討なさっている人、現在維持なさっている方の参考になればとも考え、投稿することにしました。
私の車は最終モデルの限定版で、集中ドアロック、6スピーカー、ガソリン版GLIに準じた内装を持ったモデルです。実はこの車に乗る前、約2年ほどCLDに乗っていたこともあります。そのあと別の車に乗っていたのですが、ひょんなことから、またこのゴルフに乗ることになり、長距離通勤の足としてフル活用し、今日に至ります。
社会人になったばかりのころ、ゴルフIIがデビューしました。ゴルフIのディーゼルに乗る機会があり、そのディーゼル車らしからぬパフォーマンスに度肝を抜かれていた私にとって、ゴルフIIのディーゼルは高嶺の花でした。当時でさえ200万を軽く超えていた値段は、そうそう手が届くものではなく、通勤途上できれいな女の人が乗る真っ赤なゴルフIIとすれ違うたびに、なんて格好が良いのだろうと感動していました。当時から距離を乗る生活でしたので、足として国産車のディーゼルに乗り、20万キロオーバーを走破しましたが、経年劣化が激しく、手放す時は、ディーゼル車に対して、かなりネガティブな意識を持つようになっていました。その後、他の車を経て最初のゴルフIIディーゼルに乗り、それなりに満足していたのですが、同じドイツ車のもう少し大きな車に乗る機会があり、車格の違いから来る魅力に負け、10万円で下取りに出してしまいました。その後の紆余曲折を経て、今乗っている車でゴルフIIに復帰したのですが、以前よりもずっと愛着をもって接することができ、同時にこの車の素晴らしさを深く理解することができたと思っています。もちろんこれ一台で全てをまかなえる存在ではありません(趣味の車は別に所有しています)が、私にとってはとても大切な通勤の道具です。そして車としてのそもそもの機能を考えた時、この車は普遍的な美点に満ちていると考えます。最近の車の絶対的な性能を認めざるを得ませんが、なんだかオブラートに包んだような運転感覚で、路面の状況を的確かつダイレクトに伝えてくるこの車の感覚は持ちえません。今でも乗るたびに楽しくなります。本当に最高の小型車です。今後も可能な限り乗り続けようと思います。
- 満足している点
- -全く飽きが来ないスタイリング。機能美の極み。欲を言えば3ドアが欲しかった。でも5ドアも実際には便利ですね。
-必要にして充分な動力性能。また、それを引き出すマニュアルトランスミッション。数字以上に走行性は良好です。高速でも140キロ巡航が充分可能です。急な上り坂は少々辛いですが・・・でも不自由を感じるほどではありません。もちろん燃費も良好で決してエコランをしない私でも15キロを割ることは稀で、うまく行けば19キロくらいまで行きます。
-高品質な外装。冬の地方の高速道路は塩をばら撒きなのですが、分厚い下回りの塗装、優れた防錆処理で、青空駐車にもかかわらず、いまだにサビ知らずです。
-抜群に良好な視界。運転席からしっかりとボンネットの先が見え、狭いところでもスイスイ入っていけます。現代の小型車はこの点ではほぼ全滅。最新のゴルフでさえそうです。
-良好なドライビングポジションが取れる。カタログで読みましたが、驚くほど多くの身長の幅を考慮し、ベストなポジションが取れるよう設計しているそうです。最近片道800キロ以上を一日で走破する機会が数回ありましたが、全く平気でした。
-高い内装の質感。実はドアの内張り・ステアリング・シートを革張りに換えてあり(解体車ジェッタより移植)、非常に気に入っています。あとはダッシュボードなども最近の車の再生プラスチックの低い質感の内装とは比べるべくもありません。
- 不満な点
- -決して安くはないメンテナンス費用。私の車は買ったときに激安であったせいか、前オーナーが行うべきメンテナンスを怠った状態で私の元に来た感じでした。中には日本車では考えられない雨漏りなどというものもありました。現在までオイル・タイヤ・法定費用等をぞいて、車輌購入費用を含めた維持費として約300万円費やしています。ただしその中には塗装も含まれ、現在の状態は大変良好なので、約23万キロをその金額で走り、燃費も同等のガソリン車と比べれば、約100万円近く安かった計算になるので、私としては納得しています。なにせ確かこの車新車のときは240万近くだったと思いますので・・・主なメンテナンスはディーラーで行っていますが、サポート体制は非常に良好で助かっています(あ、これは長所ですね)。
-徐々に厳しくなりつつあるパーツ供給。基本的に走るためのものは大丈夫なのですが、ちょっとしたところが製造中止になってきていて、維持にはコツが必要になりつつあります。
-現在のレベルで見ると静かとは言えないこと。ただ、これも贅沢を言わなければ全く問題ありません。運転してのエンジンのノイズもそれほど不快ではありません。
-ちょっと時代遅れの空調。完全な形で内気循環にならず、トラックが多いところでは少々辛いです。それでも、夏のエアコンは今でも充分すぎるくらい利きます。
-ちょっと時代遅れの安全装備。ABSなし、エアバッグなし。それでも、衝突安全は当時から配慮していました。私としては無理な運転をしなければ、補いうる欠点だととらえています。
- デザイン
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- 走行性能
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- 乗り心地
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- 積載性
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- 燃費
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- 価格
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- 故障経験