自動車の排気ガスについて 現在、排気ガス、特に炭素が問題になってますが、現在の技術では排気ガスを無害化ことは不可能なんですか？ 交換式のフィルターとか？ 。

Question

なお抜けが悪くなってパワーダウンするとか、排気ガスは全く無害とかの回答は遠慮します、

Answer 1

CO2を無害化する技術は現在開発中ですね。
人工的に光合成する装置を作って、他の機械の燃料にも使えるメタノール(ガス)などに変換する装置とか。

ただ、そういう何らかの装置を車に乗せるのは、コスト面でも車のスペース的な面でも現実的ではないです。


最近の車で言うと、トヨタのヤリスを例に挙げてみましょう。
トヨタのヤリスは公式発表で、１㎞走るごとに64ｇのＣＯ２を排出するそうです。
このスペックで1000㎞走ったとすれば、64g×1000㎞で64000g＝64㎏の二酸化炭素を排出することになります。

CO2を気体のまま64㎏分を貯蔵しようとすると、約3.2万リットル分の保管スペースが必要になります。
3.2万リットルって、ご家庭にあるようなお風呂の浴槽がだいたい200リットル前後くらいなので、約浴槽160杯分です。
到底、車に搭載できるものではないと分かると思います。

質問者からのお礼コメント

ありがとうございます

Answer 2

排気ガスの主要問題は、不完全燃焼です。
エンジンシリンダー内で１００%の燃焼は困難です。燃焼効率が１００%なら排出物は二酸化炭素と水です。その場合、フィルター
は要りません。
仮に燃焼効率を１００%だとすると回転数が上がりません。内燃機関の宿命です。
効率より出力を優先させます。そして、走行距離も出力です。

無害化は不可能ではありませんが、動機が不純で、理想です。

無害だが大きく走らないなら、売れる見込みは立ちません。