ポルテってなんで運転席側はスライドドアじゃないんですか？

Answer 1

当初、企画の初期段階では運転席側もスライドドアで設計が進んでいたようです。実際、初期のスクープ記事ではそうなっていた。

ここでスライドドアというのは側面衝突に弱く、剛性を確保するために重量増となります。これは最近の燃費競争、特にこのクラスでは燃費が悪いと販売では不利となります。

それでトヨタに設計変更をさせたのがスズキ・ソリオだと言われています。

2010年のフルモデルチェンジで両側スライドドアとなって登場。スイフトをベースにして、軽のパーツを使うことでコストと重量増を抑えてきています。

新型ポルテ/スペイドでは、左側をスライドドアにしたせいで補強が必要になり、このクラスにしてはかなりの重量増になっています。そこへ、さらに右側もスライドドアにして重量が増したのでは商品力としてソリオに劣ってしまうのです。

1.3/1.5Lクラスでソリオよりも重く、燃費も悪いとなればお客はソリオへと流れていきます。

また、トヨタのプライドとして衝突安全性に手を抜くわけにもいきませんから、右側をやむなくヒンジドアとして重量増を避けながら安全性も確保したというところ。

いくら「衝突安全性はソリオよりも高いです」とセールスが言ったところで、それは見えない部分。カタログ燃費と加速性を比べられてしまったら顧客はどちらへ行くか？

ギリギリのところで妥協した上で、出て来たモデルということです。
色々なところに、スライドドアの重量増をカバーするべく、軽量化で苦心をしてる跡が見られますよ。

質問者からのお礼コメント

妥協策なんですね。

Answer 2

道路上で乗り降りは左側が危険も少ないし。

Answer 3

スライドドアは、後方から “ドアが開いているかどうか” が分かりづらいものです。
だから、スライドドアから降りた人が後続車に轢かれてしまう事故が起きやすいです。
特に通り側（運転席側）は危険とされるので、メーカーはあまり作りたがりません。
（でも売れるので、作ってしまうのですが）

Answer 4

運転席はスライドドアだと運転しにくい
バックでの後方確認もしにくい
後席側にても、パッと開けて、パッと閉めるって無理だし