現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 「ドアだらけ」に「左右でドア違い」に「ドアがどこった?」まで! デザイナーアッパレな「珍ドア車」3台

ここから本文です

「ドアだらけ」に「左右でドア違い」に「ドアがどこった?」まで! デザイナーアッパレな「珍ドア車」3台

掲載 35
「ドアだらけ」に「左右でドア違い」に「ドアがどこった?」まで! デザイナーアッパレな「珍ドア車」3台

 この記事をまとめると

■ドアが特殊なモデルたちを紹介

乗り降り楽チン……ってそれでいいのか!? まさかの「ドアがない」クルマ8選

■6枚もドアがあるモデルがメーカーから市販されていた

■ドアを開けた(?)まま走ることが可能だったモデルがBMWから販売されていた

 乗り降りに欠かせないドアが特殊すぎるモデルたちを集めてみた

 だいぶ前に読んだ忍者マンガで覚えているのが、訳あり忍者が「この腕ゆえに、忍びの道へ入った」と、胸から生えた3本めの腕を見せるシーン。あるいは、ひとつ目小僧の例を見るまでもなく、概念から外れるものに対して、ヒトは違和感を抱きがち。クルマでいえば、ドアの数がやけに多いとか、逆に少ないなんてモデルには好奇の目が向けられるこというまでもありません。こうした珍妙なドアをもったクルマ、じつはさほど少なくはないようです。

 ドアが6枚あるのはなんのため:アウディA8L EXTENDED

 ストレッチドリムジンは車体を延長させて、主に後席の居住性をリッチなものにカスタムするのがデフォルト。アウディA8Lエクステンデッドもまた、その名のとおり車体をこれでもかと延長し、後部座席をふたつから4つへと増やし、合計6名の乗車を可能としています。

 だからといって、6枚のドアを装備するというのはどうしたことでしょう。一般的に、リムジンで真ん中の列は後方を向いて配置されることが多いのですが、このリムジンの真ん中列は前方を向いた2席を装備しています。VIPは最後席にふんぞり返りながら、前の列の部下、あるいは最前方の運転手にあれやこれやと指示を出すのでしょう。

 となると、真ん中の列に座った部下は秘書とかボディガードだったりするわけで、乗り降りの際もご主人様よりいち早く動けなくてはなりません。そこで、アウディのデザイナーだかリムジンメーカーだか「じゃ、6枚がいんじゃね」てな次第かと。延長や開口部の増加による車体剛性の低下は「最高速度を制限する」ことで、かろうじて避けているようです。

 が、それよりも世界のVIPのなかには「マシンガンもったやつが素早く降りられる」あるいは「弾よけのドアが少しでも多いほうがいい」と望む方が少なくないのかもしれません。

 独創的すぎるとセールス面では不利に!?

 ありそうでなかった目ウロコドア:トヨタ・ポルテ(初代)

 ミニバンが普及したことで、いまでこそ電動スライドドアは珍しいものではなくなりましたが、2004年にデビューした初代ポルテの「電動スライド助手席ドア」は、筆者にとってカウンタックのドア的なインパクトがありました。なにしろ、小型車のドアは普通にヒンジでもって開くものと相場は決まっていたはずで、クルマのサイズのわりにやけに大きなドアがガバッと開く様子には新鮮な驚きがあったものです。

 世の中的にユニバーサルデザインなるものが注目されはじめていましたから、トヨタが着目したのもわからないわけではありませんが、それにしてもこのドアは助手席を倒すことなく後部座席へもアプローチできるというスグレもの。こういうもの作らせたらトヨタの右に出るメーカーはありませんね。

 プジョー1007は同じアイディアで、奇しくもポルテと同じ年に国内に導入されています。いずれも、開口部面積が大きいだけでなく、低床化や後部座席の足もとを広くとるなど、のちのミニバンが採用したアイディアの先駆けとなっているかと。もっとも、ポルテも1007もどういうわけか全席ともシートが小さめ(笑)。車内空間を少しでも広くしたい工夫かもしれませんが、実際に後席で心からくつろげるかというとダウト! こうした二律背反が、この手のクルマが続かなかった理由かもしれませんね。

 ドア開けっぱなしでも走行OK:BMW Z1

 1986年にBMWが発売した意欲的なオープンカー、Z1は超がつくほど個性的なクルマでした。とりわけ、ドアがスルスルと下降して、サイドスカットルに収納されてしまうという機構はそれまで誰も見たことがなかったはず。しかも、ドイツの法規ではドアを収納した状態での走行も認められたというぶっ飛びメカなわけです。

 お察しの通り、この機構は故障しやすかったようで、BMWジャパンもだいぶ苦労したとのこと。都内の某ファクトリーは、職人技でもってこれを解決し、当時のZ1オーナーはもちろん、自動車業界から刮目されたというエピソードも(残念ながら、このファクトリーは廃業しています)。

 ドアなしでの走行はさぞかしスリリングかと思いきや、シートを固定するフロアがかなり深い位置にあるため、恐怖を感じるほどではありません。昔のジェットコースター的な開放具合、といったらイメージしやすいでしょうか。とはいえ、BMWはどんな手のまわし方で、世界一厳しいといわれるドイツの安全基準をくぐり抜けたのでしょう(笑)。

 ちなみに、Z1の外装はドアパネルを含めてほとんどが合成樹脂でファスナー留め。ということは、異なるカラーのパネルを使って手軽にイメージチェンジができちゃうのです。それどころか、樹脂パネルは一切の応力を担うものではないため、全部外して骨組みだけで走行することも可能だそう。

 このスケルトンでの走行は、さすがにドイツ行政も認めていないようです。

こんな記事も読まれています

中国GP予選のサインツJr.”走行再開”を受け、レギュレーション整理へ? アストンマーティンとフェラーリが求める意向
中国GP予選のサインツJr.”走行再開”を受け、レギュレーション整理へ? アストンマーティンとフェラーリが求める意向
motorsport.com 日本版
クルマは軽ければ軽いほどいい……っていわれてなかった? じつは重いことによるメリットも存在した!
クルマは軽ければ軽いほどいい……っていわれてなかった? じつは重いことによるメリットも存在した!
WEB CARTOP
好きなのは「丸目」? それとも「角目」!? ついに発売されたトヨタ新型「ランクル250」のSNSでの評判とは?
好きなのは「丸目」? それとも「角目」!? ついに発売されたトヨタ新型「ランクル250」のSNSでの評判とは?
VAGUE
ワイドな日産「GT-R」登場! 1050万円の“鮮烈青ボディ”がスゴい! どんな特徴?
ワイドな日産「GT-R」登場! 1050万円の“鮮烈青ボディ”がスゴい! どんな特徴?
くるまのニュース
見るだけでも楽しめる体験型オフロードイベント!爆フェスIII Enjoy Ride in 茨城県常陸大宮市の開催が決定
見るだけでも楽しめる体験型オフロードイベント!爆フェスIII Enjoy Ride in 茨城県常陸大宮市の開催が決定
バイクのニュース
日産が北京モーターショーでNEVのコンセプトカーを4車種公開
日産が北京モーターショーでNEVのコンセプトカーを4車種公開
Webモーターマガジン
サム・バード、手首負傷でモナコE-Prix欠場。バーナードが代役でフォーミュラEデビューへ
サム・バード、手首負傷でモナコE-Prix欠場。バーナードが代役でフォーミュラEデビューへ
motorsport.com 日本版
昨日?そんな昔のことはもう忘れた…捨て去った過去と断ちきれない想い出!【アメリカンカープラモ・クロニクル】第25回
昨日?そんな昔のことはもう忘れた…捨て去った過去と断ちきれない想い出!【アメリカンカープラモ・クロニクル】第25回
LE VOLANT CARSMEET WEB
日産「新型スポーティ“セダン”」世界初公開! 美麗ボディ&4連テールが超カッコイイ! 「次期型アルティマ!?」な「エポック」中国で発表
日産「新型スポーティ“セダン”」世界初公開! 美麗ボディ&4連テールが超カッコイイ! 「次期型アルティマ!?」な「エポック」中国で発表
くるまのニュース
【北京モーターショー2024】ホンダ eNシリーズ第2弾e:NP2とe:NS2を公開。中国で2035年までにEV販売比率100%を目指す
【北京モーターショー2024】ホンダ eNシリーズ第2弾e:NP2とe:NS2を公開。中国で2035年までにEV販売比率100%を目指す
Auto Prove
レクサスが今秋に新型GX550を日本で通常販売すると発表。合わせてGX550“OVERTRAIL+”を先行販売するとアナウンス
レクサスが今秋に新型GX550を日本で通常販売すると発表。合わせてGX550“OVERTRAIL+”を先行販売するとアナウンス
カー・アンド・ドライバー
元大関“小錦”も愛用!! ARTS VOLTのペダルレス特定小型原付「K−KOHOLA」 2024年モデル発売
元大関“小錦”も愛用!! ARTS VOLTのペダルレス特定小型原付「K−KOHOLA」 2024年モデル発売
バイクのニュース
“爆速ターボ”搭載!? マツダ新型「最強ハッチ」実車公開! めちゃ速&シャコタンな「MAZDA3」登場
“爆速ターボ”搭載!? マツダ新型「最強ハッチ」実車公開! めちゃ速&シャコタンな「MAZDA3」登場
くるまのニュース
【訃報】元ニッサンワークスドライバーの都平健二さんが逝去。ハコ車の名手として名を馳せる
【訃報】元ニッサンワークスドライバーの都平健二さんが逝去。ハコ車の名手として名を馳せる
AUTOSPORT web
新型スイフトは質感が爆増!! ヤリスは驚異の燃費36km/Lを記録! ベーシックコンパクト最新勢力図
新型スイフトは質感が爆増!! ヤリスは驚異の燃費36km/Lを記録! ベーシックコンパクト最新勢力図
ベストカーWeb
【MotoGP】スペインGPでKTMビンダーがダークホースに? 予選Q1行きも調整でブレイクスルー「バイクを取り戻した感じ」と自信
【MotoGP】スペインGPでKTMビンダーがダークホースに? 予選Q1行きも調整でブレイクスルー「バイクを取り戻した感じ」と自信
motorsport.com 日本版
BEV販売台数が100万台に到達! MINIは新型予告! BMWグループ「2024年第1四半期の販売台数」を発表
BEV販売台数が100万台に到達! MINIは新型予告! BMWグループ「2024年第1四半期の販売台数」を発表
THE EV TIMES
ホンダが斬新“タテ目”の「新型スポーティSUV」実車初公開! 光り輝く「インテリア」は高級感アリ! “超静音”実現した「新型Ye S7」北京で初披露
ホンダが斬新“タテ目”の「新型スポーティSUV」実車初公開! 光り輝く「インテリア」は高級感アリ! “超静音”実現した「新型Ye S7」北京で初披露
くるまのニュース

みんなのコメント

35件
  • タイトルの
    >「ドアがどこった?」
    初めて聞く日本語で意味がわからなかった。
    勉強不足ですいません。
  • なんで最低限の校正しないかな。書き手も編集もレベル低すぎ。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

186.2224.4万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

8.0159.8万円

中古車を検索
ポルテの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

186.2224.4万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

8.0159.8万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村