プジョーの｢ネコアシ｣の｢ネコ｣とは、どういう意味で猫なんですか？また日本車でネコアシに近い乗り心地の車を１台教えて下さい！

Answer 1

「猫足」という比喩表現はモータージャーナリスト三本和彦氏が発端です。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%89%E6%9C%AC%E5%92%8C%E5%BD%A6
氏は、フランスの石畳の道路を自在に駆け抜ける猫のような、ルノー車の柔らかくもしなやかな足回り（車輪だけを上下させボディを揺らさない）を「猫足」と表現しました。プジョー車ではなくルノー車です。
いつしかフランス車全般の足回りを指すようになりました。プジョーの猫足ではなくフランス車の猫足です。

今では「猫足」のフランス車はありませんがね。私が思うに、ルノーの旧カングーが最後かと。


プジョーがライオン（ネコ科）のエンブレムを掲げているから「猫足」とだと思っている人は多いですが、実際は上記の理由です。
プジョーのライオンエンブレムはプジョー家の家紋なので創業から200年近く経ってから造られた言葉「猫足」は関係ありません。


三本和彦氏は新車情報というTV番組でトヨタの初代イストを取り上げたときに「フランス車に近い乗り味」のような感想をしています。フランス車の足回りを「猫足」という表現した本人がフランス車に近い乗り味と言ってるので信憑性はあると思います。私はフランス車を数台乗り継いでますがイストには触れたこともありません。

質問者からのお礼コメント

皆様、回答ありがとうございます。詳しく説明して頂き｢ﾈｺｱｼ｣というﾌｨｰﾘﾝｸﾞが何となく分かりました。私的に国産車ではﾏｼﾞｪｽﾀのｴｱｻｽが凹凸によって良く動きﾈｺｱｼに近いものかと思いましたが、戻りの速さなどﾌｨｰﾘﾝｸﾞが違うものなのですね。実際に乗って体感してみないと、どんなものか良さは分からなさそうです。また回答で挙げて頂いた｢初代ｲｽﾄ｣・｢ﾀﾞｲﾊﾂ ｴｯｾ｣も調べてみます。大変参考になりました。

Answer 2

車体がカーブで傾きますが
傾いた状態でも安定したコントロールができることでは

ダイハツ、エッセの5速が似ている感じが少しあります

Answer 3

４０５や３０６辺りまではネコアシという感覚でしたね。ストロークがたっぷりある印象でした。２０６辺りからは普通の足回りでしたので、もうそのような感覚は無いと思います。
国産はショックの伸び側が早いのか、ネコアシに似た感覚は無いですね。

Answer 4

ライオンと猫は関係ないですよね・・・・

やわらかい足回りで路面と捕らえる動きをネコの動きになぞらえて「ネコ」です。
日本車にあるでしょうか・・・
足がやわらかいだけのバチモンならトヨタにいくらでもありますが・・・

Answer 5

プジョーのコーポレートマークがライオンだからです。
同じようにネコ科のジャガーも猫足と評されます。

EUの各メーカーには愛称があり、例えばベンツは「シルバーアロー」、ボルボは「フライングブリック」と呼ばれます。プジョーは「砂漠のライオン」という愛称が付いています。
これは、パリ・ダカールラリーで三菱が台頭する以前は常勝だったことから付いたあだ名です。

プジョーの猫足というのは、ボディの軽さも影響してソフトでしなやかだけれどもしっかりと荷重を受け止めるという感じで、これが高速域になるとさらに際立ちます。
これは、古い町並みでデコボコの石畳が多いことから生まれたフランス車特有の環境が大きく影響しています。

これをネコ科のライオンに引っかけて、高所から猫が飛び降りた時のように衝撃をやわらかく吸収しコーナーで安定してスッと曲がっていく様子が猫の逃げ足の速さを表現しているところから来ています。

日本車のフワフワ感とは異なり、同じような足回りをもつモデルは無いでしょうね。
ちなみに「猫足」という言葉は、日本のジャーナリストが1980年代に使った言葉で、フランス本国では使われていません。