ダイハツ不正事件 1KR-FEエンジンについては吸気系のチューンを施したもので試験をしたのが不正の内容とのヤフコメを見ました。

Question

1KR-FEが搭載されている不正該当車種の実車でどのような不具合が想定されるのかご存知の方教えて頂けると助かります。（該当車種のトヨタiQに乗ってます）

Answer 1

https://www.daihatsu.com/jp/news/2023/report_2.pdf P98
"エンジン開発担当部署の試験実施担当者は、認証試験の対象となるエンジンに対し、開発目標とされていた諸元値に達する試験結果が得られるよう、シリンダーヘッドの吸気側のポートを研磨するという量産時には行わない加工を行う"

この不正は量産エンジンより馬力、トルクを出しやすい改造を行う事によりスペックを水増しするというものです。なので量産車で安全性に問題があるとか故障や不具合が起きやすくなるという話ではないです。

また試験実施日は2016年で、同じ1KR-FEエンジンと言えどトヨタIQはこの時期には既に生産終了してますので関係ないですし、資料にも対象車種としてトヨタIQは掲載されてません。

トヨタIQが関係するのはP69の座席加工の方で、衝突試験の際に、開発スケジュールの問題でシート交換をする余裕が無かったので試験車両のシートを加工したというものです。試験としては不正ですが量産車の安全性には特に問題ないものと思われます。

質問者からのお礼コメント

丁寧な説明ありがとうございました。

ちなみにですが、iQは低回転時に酷い振動があり（みんから等でも有名です）、それに絡んだ話しかと思いました（もしかしたら絡んでいるのかも知れませんが）。その振動対策として、イグニッションコイルを純正のデンソーからNGKに変更すると治るというユーチューブ動画があって、先日変更したところ振動はピタッとおさまり、現在エンジンはすこぶる快調です。

Answer 2

テスト用エンジンは不正チューニングを行なってカタログ馬力を達成しているため、一般の市販車はカタログ馬力に達していない。
よって新車当時からパワーがカタログ値より低い。
今更、急にどうこうならない。