パトカーにクラウンが採用されているのは何故ですか？ いろいろと基準がありパトカー専用仕様があるのも知りました。

Question

ただ雪道ではFRは向いていないと思いますし、それなら４ＷＤの方がいいと思いますし、燃費などは悪くても税金でまかなわれるので問題はないでしょうし。

Answer 1

そもそも積雪地域と普通の地域では同じクラウンパトカーでも種類がちょっと違います。

普通のパトカー（正式名称は無線警ら車という）は駆動方式の指定がありませんので、ベース車がＦＲだろうがＦＦだろうが４ＷＤだろうが採用できます。しかし積雪地域用のパトカーは「無線警ら車（４ＷＤ）」という正式名称で、その品目の通り４ＷＤでないといけません。

そしてクラウンのパトカー専用仕様にはちゃんと４ＷＤモデルの設定もあります。まあ別に全部４ＷＤでもいいんでしょうが、クラウンは基本がＦＲなので、雪が降らない地域でわざわざ割高になる４ＷＤモデルを選ぶメリットはあんまりないんだと思います。ＦＲのほうが普段の走行安定性や小回り性能は高いわけだし。


…というのが歴代の通説だったのですが、２０２２年くらいから逆に普通の「無線警ら車」の調達がなくなり、「無線警ら車（４ＷＤ）」が普通の地域にも配備されるようになりました。これはいろいろ複雑な事情があり、警察庁の指針で「警察車両を電動化しよう」となったのにもかかわらず、２２０系クラウンのパトカー専用仕様でハイブリッドだったのが唯一４ＷＤ仕様しかなかっただったため、それを採用せざるを得なくなったからのようです。

Answer 2

公務員が物を買うときは基本的に入札で買います。パトカーも入札です。

パトカーは用途に応じて必要な排気量またはパワー、トランク容量、2WD/4WDなどの仕様が公開されます。セダンやワンボックスが指定されることもありますが、交番勤務などのミニパトなら5ナンバーサイズ以下なら何でもよいパトカーもいます。

自動車メーカーはラインナップに合致する車があるならパトランプや無線などの装備込み金額で入札して、一番安かったメーカーが落札します。

クラウンパトカーは豪華装備を製造段階で付けない安いパトカー仕様があります。ライバルはレガシィB4でしたが、日本で販売終了してます。
最近はセダンのラインナップが無い自動車メーカーもいるので、クラウンのライバルがほとんどいない状態です。

Answer 3

クラウンしか、パトカー採用基準に合致しているクルマがないからです。

Answer 4

クラウンがパトカー専用車を製造していて入札して採用されているだけ。
北海道警察で採用されているクラウンパトカーですが、覆面以外では4WDもあります。エンジンは2.5リッターと3.5リッターとあります。
※覆面に、4WDはないとのこと
（知り合いの警察官に聞いたので間違いないと思います。）
パトカーのカタログもありますよ。
https://www.fbijobs.jp/police/patcar_catalog

Answer 5

警察庁から出される仕様書には、寒冷地、積雪地への配置になる車両は寒冷地仕様で4WDであることが明記されています