トヨタ クラウンアスリート のみんなの質問

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日本ではLPG自動車の個人利用はなぜ進まないのですか?

電気自動車やエコカーへの優遇は聞きますが商用車でないLPG自動車の推進活動を目にすることはあまりありません。

コスト的に個人にはメリットがないのか、日本の大手メーカーがガソリン車を売りたいからなのかどうなんでしょう?

またマクロで見て日本でLPG自動車が普及することは環境負荷はどの程度、改善、または悪化しますか?

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ベストアンサーに選ばれた回答

●方式
じつは、日本のLPGエンジンは世界的に見ると、遅れていました。LPGエンジンには、燃料供給方法により下記3種類があります。

(1) ガスミキサー方式 … 日本のタクシーはほとんどすべてこの方式でした。従来のキャブレターに似た方式で、正確に空燃比を制御できることができないため、燃費、出力とも悪いです。トヨタのクラウン・コンフォートは,08年8月までこの方式でした。

(2) ガス・インジェクション方式 … 現在のガソリン車のような燃料噴射方式です。出力はガソリン車と比較し、95%以上です。つまりわずかに低いのですが、大差ありません。主に欧州で使われています。

(3) 液体インジェクション方式 … 液体のまま燃料噴射すると、燃焼室内が冷却でき、耐ノッキング性能を向上でき、圧縮比を高め、出力・効率とも良くなります。この場合、ガソリンエンジンと同等の出力・効率になります。欧州や韓国で使われています。08年8月以降のクラウン・コンフォートは,この方式の変わりました。日産のセドリック営業車も2010年9月に,この方式に切り替わりました。

●メリットは?
よく燃料費が安いからといわれますが,本当でしょうか?

燃費
ガソリン=10km/L
LPG=7km/L

燃料費
ガソリン=156円/L
LPG=102円/L

年間走行距離=10000kmと仮定

燃料費
ガソリン=15.6万円
LPG=14.6万円 (7%安い)

これから安いのは事実ですが,差はわずかです。これならハイブリッド車の方が有利ということで,都市部を中心にプリウス・タクシーが増えています。

●回答
メリットは燃料費なのですが,社会的に見ると,CO2排出量が少ないということです。LPGは,炭素と水素の化学物ですが,ガソリンにくらべると,水素の比率が高くなっています。このため燃焼時,二酸化炭素排出量が15%くらい少ないということになります。

●普及を妨げているのは?
最大の要因は,LPGスタンドがすくないことです。

★書籍が出ています。
全国エルピーガススタンド協会
『全国LPガススタンド名鑑』 2900円(税込み);送料別

ご注文は、下記のURLのメニューからできます。

http://japanlpg.or.jp/lgv/qanda.html

★書籍がない場合
また、上記書籍を使わなくても、下記の方法で調べることができます。
・タクシー運転手に聞く
・地域名と「LPGスタンド」でインターネット検索する

★看板にはいろいろな表示があります
LPG
LPガス
プロパンガス

●LPGエンジンの得失
LPGは、ブタンとプロパンの混合物ですが、通常、オクタン価で105程度です。これは、ハイオク・ガソリンよりも高い値です。さらに上記のように液体インジェクション方式を使えば、燃料気化熱で燃焼室が冷却できるので、圧縮比をさらに高めることができます。これにより、出力・効率が向上できます。
一方、LPGは、ガソリンより体積あたりの発熱量が20%低いので、出力が低くなります。
この得失により、最新のLPGエンジンの出力・効率は、ガソリンエンジンとほぼ同等になります。

●普及するのか?
どうして日本で普及しないのでしょうか? 最大の理由は、車両航続距離が短いのに、LPGスタンドが少ないからです。日本のLPGスタンドは約1850個所。一方、ガソリンスタンドは約4万個所です。つまり5%しかありません。これが普及を妨げています。
また出力が低く,営業車両以外では好まれません。

簡単ですが,ご参考になれば幸いです。

その他の回答 (5件)

  • ディーラーですと利益率の高い高額なガソリン仕様のハイブリッド車を売る傾向があるそうです。

    石油業界もLPG車が普及するとガソリンが売れなくなるので普及はすすんでいないです。

    LPG協会も普及促進で補助金を出してますが台数は抑制してる感じがします。


    うちの場合はガスインジェクション式の軽自動車数台と普通車をLPG車に転換しました。

    オートガスがリッター87円でリッター12キロ~16キロ走るのでガソリン換算しますと21,6キロ~28,8キロの経済性なのでアクア、プリウスを凌ぐ経済性はすばらしいと思います。

    最近はバイヒューエル車が多くラインナップされてガソリン、LPG両方使えるのでスタンドが少ないとか関係なく乗ることができます。

    認知度が少ないので普及がすすまないのだと思います。

    個人的にはプリウスLPGやミライースLPGが興味あります。

  • 元ガス屋です。

    これはLPガスを管轄する法律の考えが古いままだからですよ。

    やっとここ数年で少し改善されましたけどね・・・。

    まず、昔のLPガス自動車ってのは温水なりを用いて気化させた

    ガスをキャブレター(ミキサー)で空気と混合させて燃焼させて

    いました。

    これだと寒い時の始動不良やガソリンと比較して出力低下って

    問題がありましたが都市部などで走ることが仕事のタクシーなどでは

    デメリットより燃料費の安さが勝っていたので普及しています。

    それに付随して、ガススタンドも増えていっています。

    このスタンドも厄介な場所で、スタンド内でのクルマの移動方向は

    基本一方通行(入口と出口も設計によっては兼用不可)。

    ガスチャージの際、エンジンキーの預かり義務が充てん作業員にあり

    この作業員も丙種科学(液石)というマイナーな資格を持っていなければ

    ダメです。ガソリンスタンドの危険物の乙4とは比較にならないほど

    の試験ですね。

    そして、他の方が書かれている通り、「ボンベ」の問題もあります。

    自動車用でも、家庭用でも同じ法律で検査基準が決まっています。

    だから、ヨーロッパや韓国あたりで普及している樹脂タンクは国内で

    認可されず、あの円筒形のみとなります。

    向こうじゃ、スペアタイヤ型とかいろいろありますよ。

    で、ここ最近改正されたのは燃料の供給方式でしょうかね?

    前述のキャブからインジェクション式がやっと認可されましたね。

    ここも法律が足かせになっていて技術があっても、使えない状況でした。

    それ以外に、ガススタンドは基本会社相手の掛売りで個人客は現金販売

    ってスタイルもネックですかね?それと営業時間と空白エリアの問題と

    そうなると、既存の法律体系を崩すことなくそして変な例外の例を

    作らなくてもいい、エコカーや新規参入の電気自動車などを推進している

    んだと思いますよ。

    環境負荷としては、もともと常温で気体のものを燃焼させるので、

    一酸化炭素やススなどの有害成分は出てきませんので、ばい煙公害は

    減るでしょうね。大型バスとかで普及すれば・・・。

    ですが、二酸化炭素の排出量はそれほど減らないと思いますよ。

    基本、炭化水素ですからねLPガスもガソリンも。

  • プロパン車が一般に普及することはありません。
    政府が暗躍して増えないように仕向けているからです。
    プロパンは揮発油税が非課税です。
    こんなのが増えたら税収が減ってしまいます。
    なので充填所は思いっきり規制して新規は絶対に認可しません。
    古い充填所が廃止にならないと認可しません。
    スタンドがなければ普及しないから。
    プロパン車は一般の者でも購入できますが、
    政府はプロパン車が話題にのらないように仕向けています。
    一般に普及しないようにボンベは定期検査を義務付けしたままです。
    プロパンボンベは10気圧以下ですが、
    水素自動車の水素タンクは700気圧。
    こっちのタンクは何と法改正までして検査不要にしました。
    検査しないなんて逆に考えれば恐怖ですよね。
    なんといっても700気圧ですからね。
    EVやFCVは企業に補助金をばらまく目的があるので、
    奨励していますね。
    プロパンは新規開発や新技術がないなどの理由をこじつけて
    普及を抑制しているのです。

  • LPG車の燃料タンクは、「LPガス容器」

    LPG車がガソリン車と違う点のひとつは、
    6年ごとに燃料タンクに耐圧検査をしなければならない
    タンクには燃料であるLPGを充填する期限(年月)が塗装
    この充填期限が切れると、
    LPGガススタンドで燃料を入れてもらえません

    期限切れのタンクのまま乗っても問題はありませんが、
    燃料を入れてもらえないので、耐圧検査を通すことになります。
    ちなみに
    車検時には充填期限が少しでもあれば車検はOKです。
    車検取得後に充填期限が切れたとすると、
    そこで耐圧検査を受ければ再び燃料補給可能

    平均的工場はLPガス容器
    工賃、検査料、バルブなどの交換をします
    容器検査料 42,000円~(税込)から
    容器脱着工賃 10,500円~(税込)から.


    LPガス容器検査自体は専門の日本LPガス協会検査所で行われます。
    だいたい仲介業者さんやガススタンドさんなどが、
    修理工場やタクシー会社などから
    タンクを預かって検査所に持ち込んでいます。

    検査に出す、といっても実際には
    タクシーなどとして台数が多い車種のLPガス容器に関しては、
    あらかじめ検査済みのLPガス容器が
    リンク品で業者さん側に用意されている場合もあり
    その場合
    期限切れタンクと検査済みリンク品を乗せかえるだけの作業となり

    LPガス容器を外した車は、
    もちろん走ることができなくなり
    現品検査の場合は
    検査があがる1週間(地域や業者さんによって違います)ほど、
    車は単なる置物と化してしまいます。

    古いLPG車になると、もうひとつ問題があり
    タンクの製造から20年を越えると、
    通常は検査後6年の充填期限が、2年に短くなる

    古いタクシー車両が残らないのはこういった
    燃料タンク20年超え検査問題があるのも理由のひとつではないかと

    回答の画像
  • http://www.youtube.com/watch?v=jB7OxZNSeaM

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