トヨタ bZ4X のみんなの質問

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他国はEV車にエネルギー転換してますが、日本がEV車に切り替えず水素車に進もうとしてるのは、災害国で原子力発電所が動かされず電力不足なのは関係してますか?

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ベストアンサーに選ばれた回答

「日本が」ではなく正しくは「トヨタは」でしょうけどね。電力に関しては電力業界と政府の責任ですが、EVに関しては電力とは関係なくトヨタが判断した事でしょう。

登録車の国内シェアが50%超、軽自動車を含めても33%。100%子会社のダイハツと連結決算先のスバルを加えると、登録車で55%、軽自動車含めて48%という圧倒的な国内シェアのトヨタ。しかも、日本は自動車メーカーが多いので残り半分を数社で分けているので、トヨタと2位以下は大きな差があります。

2009年〜2010年に三菱(軽)、日産(登録車)が相次いで量産車としては世界初のEVを出しました。トヨタは5年後の2015年に量産車世界初の水素燃料電池車のMIRAIを発売。テスラとの提携を解消したのもこの5年の間です。
これらの動きを見ると、トヨタがEVではなく水素を次世代自動車として選択したのは明らかです。トヨタは財務内容が強固で研究開発費も他社より遥かにゆとりがありますから、仮に水素とEVを両方同じくらい重要だと考えていたら、同時並行で開発し既に数種類のEVを発売していたでしょう。

では、どうして水素に絞ったのか。

トヨタはEV普及の速度をもっとゆっくり、と考えていたのては、と言われます。

「CAFE規制」をご存知でしょうか。その自動車メーカーが出している全車種の平均燃費を算出し、「燃費が悪い=CO2排出量が多い」としてペナルティを課すもので、燃費の良くない車が販売の中心のメーカーは極めて厳しい事になります。
トヨタは燃費の良いハイブリッドのお陰で企業全体の平均燃費は世界でもトップクラス。他社がCAFE規制対応に追われる中で、その優位を活かして水素燃料電池車の開発を進め、ハイブリッドに次いで水素でも世界の主導権を取る。そういう戦略だったのではないかと言われます。

2015年に発売したMIRAIは殆ど売れていません。水素充填ステーションの設置がガソリンスタンドの2〜3倍と高額で現状日本全国で200ヶ所にみたない状況ですから仕方ありません。でも、水素充填ステーションが簡単には増えない事はトヨタも織り込み済だったでしょう。何せ、当のトヨタのHPさえ「2030年までに全国1000ヶ所の見込」とありますから。全国のガソリンスタンド数の30分の1でしかありません。それで水素燃料電池車をガソリン車並に大量に売る予定だったとは到底言えないでしょう。

ところが。世界の主要自動車メーカーはトヨタの読みを遥かに凌ぐスピードでEV化に走ります。

考えられる要因の第一はカーボンニュートラル(排出量と森林などの吸収量をイーブンにして、CO2排出量が実質的にゼロの状態)の達成目標年までの年数です。

パリ協定の発効は2016年。日本やEUなとがカーボンニュートラルの達成目標年を2050年と国連に言明したのが2020年前後です。
もし仮に、目標達成年が2060〜2070年当たりだったら、先進国がここまで急にEVに絞って走り出す事は無かったでしょう。
水素の製造や供給インフラの整備も随分余裕が出ますから。
ところが。カーボンニュートラル目標年まで30年しかないなら、供給インフラの整備が容易なEVでなければ間に合いません(送電線は既に張り巡らされており、充電器の設置費用も水素より遥かに安い)。
日本ではEUの動きを「EV一辺倒はおかしい」という人だらけですが、問題は2050年に間に合うかどうか、です。2060〜70年頃と予想される核融合が実用化されたら、EUも水素を進めるでしょう。

次に。テスラと中国の台頭です。

初年度の2012年には2600台だったテスラの販売台数は、2015年には5万台、2020年には50万台、直近の2022年には130万台に達しています。
中国は既存の内燃機関車が遅れてますから、日米欧のメーカーも同じこれからスタートするEVに走る方が有利です。
この為、EVに力を入れなければテスラや中国にシェアを奪われてしまいますから、ウカウカしているわけには行きません。

要は、トヨタという企業の長期戦略の読み違い、という事です。VWやGMなどはテスラほどでは無いにしても既に年間2〜30万台のEVを生産しているのに対し、トヨタは僅か2万台しかありません。

日本は自動車雑誌系マスコミがやたらとトヨタを持ち上げる記事ばかり垂れ流してきたせいで「ヨーロッパはトヨタのハイブリッドを潰す為にEV化をしかけてきた」だの、「トヨタがその気になれば他社を凌ぐEVを出すのは簡単だが、マーケットの様子を見る為にわざと出していない」だのとネットでは溢れてまず‥でも、トヨタがようやく出した最新のEVであるbz4xの性能を見てもEVのフロントランナー達とは大きく差があるのは明らかです。

早く目を覚まし冷静に取り組まないと本当に手遅れになるかもしれません。

質問者からのお礼コメント

2023.3.31 18:33

たくさんのコメントありがとうございました。

これだけエネルギーに関心がある方がいる事に安心しました。

その他の回答 (5件)

  • 電気作る為の資源が少ないから
    燃料系なんてからっきしだし

  • 政府の機関は水素とアンモニアの担当課が強く太陽光は権限が弱い。

    また業界でも太陽光や風力は利権があまりなくて弱い。

    日本政府はエコなどどうでもいいのか知りませんが、
    自国で水素を造らずわざわざ中東に作らせて船で送ろうとしている。

    これではエネルギー自給とは言わない。

    つまり、論理的な事ではなくて、お金と政府の権限で日本の政治は決まっている。

  • EVや発電所の批判を沢山勉強してさも本当の様に書き込みする方もいますが
    水素の事勉強したら全然ムリだ〜と思わないのが不思議
    愛は盲目なのか、キチンと両方勉強した方が良いですな
    水素タンクが1本200万円超(Yahoo!ニュース情報)3本必要ってところから論破して欲しいしバッテリーが進化せずに水素単価やタンクが進化する事を平気で語るのは聞いてて少しバランス感覚が足りないノータリーエンジン搭載者なのかと思えてしまう
    水素を推進するのは良いがちゃんと勉強して欲しい、貯蔵や運搬コストも
    私は原発容認派でフル稼働して電気料金を安くして欲しい派です

  • そもそもEVは普及なんてしてません。

    EUにおいて新車販売台数のEV率が10%を超えたなんて大騒ぎしてますが、よく考えてみてください?その年に売れた新車の10%です。仮に5年に一度車を買い替えるとしても走ってる車のわずか2%がEVになったに過ぎません。これはハイブリッド車が登場してからの普及率よりも鈍い出足です。

    日本に至っては新車販売台数のうちわずか0.88%がEVです。

    EU圏にしても日本にしても、分かってる人には分かってると言うことでしょう。

    ガソリン車をEVに置き換えるのは「不可能」です。おっしゃるように電力不足の問題もあります。日本に限らずEU圏においてもそれは同じです。残された90数%の電力を担保する見込みなどありません。

    私は常々不思議に思ってるのですが、エコだなんだと言ってる人に限って発電について無知なのはなぜなんでしょう?知っててトボけてるんですかね?

    電力不足と言うのは総量の話ではありません。電気は基本的に貯めてはおけないので同時同量原則と言って、使うときに使う分、発電しなければならない。つまり電力不足と言うのは瞬間的な話なのです。

    これが再生可能エネルギーだけではダメと言う理由です。自然環境に左右されては、必要な時に必要な電力が得られない。だからバックアップとして随意発電可能な発電法を担保しておく必要がある。
    これをベースロード発電と言います。

    このベースロードは現在のところ、火力か原子力しかありえない。水力はその国の自然環境次第です。ちなみに日本の水力はベースロードたりえない。なぜなら自然災害が多いからで、台風や洪水が来てる時に放流するわけにはいかないからです。

    つまるところEU圏のEV化はフランスの原発ありきの話です。しかしロシアが核兵器の使用をちらつかせている中で、EU圏での原発への抵抗も強まってきている。
    となるとco2を出さない発電法は他にない状態であり、もはやEV化は頓挫していると言っても過言ではありません。

    一方、水素エンジンというのはこの欠点を補える可能性があります。電気と違って水素は貯めておけるからです。
    大雑把な仕組みを言えば、太陽光や風力の発電を増やして、常時フル稼働させる。当然余剰電力が出る時間があるので、その電力で水を電気分解して水素を作る。どれくらいの効果があるかはわかりませんがその時酸素ができるのでCO2濃度をさげる一助になるかもしれません。

    その水素を貯蔵して車の燃料とするなら、1番再生可能エネルギーを余すところなく最大限利用できる形になると思います。


    私はEVは無くなりはしないものの次世代の主流にはなり得ないと思っています。
    それが水素エンジンや燃費電池車(別の形の水素利用)になるのか、ガソリン車の温存になるのかはわかりませんが、開発に出遅れて、しかも既に先の見えたEV市場にこだわる意味はないと思います。

    水素エンジンの開発は次世代を席巻する可能性はあると思います。

  • EVに超積極的だった欧州は完全切り替えは時期尚早として合成燃料になりそうですが?
    https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/00001/07858/

    環境にうるさいドイツもEVに消極的になっているのが笑えます。
    日本のEVに慎重な姿勢は正解だったんじゃないですかね。

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