スズキ スイフト のみんなの質問

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電気自動車のCO2排出量をガソリン車の燃費で換算すると26km/l とのことですが
次世代ガソリンエンジンだと、この数値は簡単に上回ると思います。
とすると、電気自動車のほうが環境に悪いと

いうことで
次世代ガソリンエンジンが主流になるのでしょうか?

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ベストアンサーに選ばれた回答

●CO2排出量の求め方は?
おそらく「EVsmartブログ」の記事をご覧ではないでしょうか? 非常に精密な解析で感心いたします。ただ最近は,より正確なCO2排出量を解析できる Well-to-Wheel解析が中心で,走行時CO2排出量解析は,最近,使われなくなりました。

●カタログ燃費,実燃費の比較では?
さて,燃費 26km/Lをガソリン車で達成するのは,非常に困難です。軽自動車で 35km/Lくらいが限界ですし,排気量1.2Lのスズキ スイフトでもカタログ燃費 24km/Lくらい,また日産ノート(スーパーチャージャ)では26~27km/Lくらいですから,これ以上大きな車両になると,厳しいといえます。

ただ「26km/L」が日産リーフ相当とすれば,スイフトと同程度ですし,リーフのベース車両はノートなので,達成済みといえます。ただEVsmartブログでは,実燃費として「26km/L」を出しているので,そうなると,スイフトもノートも実燃費は16km/Lなので,まだまだ遠いといえます。

●実燃費で26km/Lを出すには?
ガソリンエンジンでは厳しいですね。ディーゼルエンジンやマツダのSkyactiv-X(HCCIエンジン)なら,3割くらい燃費改善しますので,実燃費 21km/Lは達成できます。それでも26km/Lには到達できません。

これを改善するには,ハイブリッド化しかないです。

●欧州の動きは?
欧州では,48V(ボルト)マイルド・ハイブリッド車とPHV(プラグインハイブリッド車)を出していきます。すでに48V車は,ダイムラーのSクラスマイナーチェンジで発売済みですし,今後のAudi A8やBMW 3シリーズも48Vハイブリッド車になります。つまり一般的なエンジン車の大半が48Vマイルド・ハイブリッド車になります。しかしこれでも,欧州のCO2排出量目標95g-CO2/km(=24.4km/L)は達成できません。このため燃費の悪い高級車には,PHVを混ぜてきます。たとえばBMWのガソリンエンジンでは,主要な車種にすでにPHVを発売済みです。しかも同クラス(530eと530i)の価格差は,わずか16万円です(日本の場合)。つまりPHVを売っていこうという本気さが出ています。

48Vハイブリッドは,日本のプリウスなどの高電圧ハイブリッド(=ストロングハイブリッド)より燃費はよくありません。しかし会社平均燃費を改善するなら,48Vの方がコストアップ額が小さく有利です。しかも,48VハイブリッドかPHVのどちらかしか選択肢がありませんから,わずかな出費差で48Vを購入するか,大きく投資してPHVにするかという選択になります。

48Vマイルド・ハイブリッド車であれば,15%くらい燃費が改善しますので,ディーゼルエンジンと組み合わせると,実燃費 24km/Lは達成できます。

●EVブームは,つくられたもの
欧州のOEM(自動車メーカ)や各国政府がEVへ舵を切ったかのような記事が多く見られますが,いちばん大切なのは,購入者需要です。たとえば日産リーフ(先代)は,予定販売台数の1/7しか売れませんでした。プライスが高いことも問題ですが,数年で電池容量が3~5割減になったり,リセールバリューが3年で10%まで落ちる(=90%減)とか,急速充電に30分間もかかるなどの問題があるためです。

よく充電は気にならないとか,充電のたびにディーラーの方と親しくなるとか,いろいろな記事がありますが,やっぱり遠出がつらいというのが,最大の障壁です。わたくしの友人にクルマ会社の人がいますが,神奈川県の家から,信州の実家までは,電車で行くといいます(リーフの所有車)。今度の新型リーフも航続距離400kmですが,実際は250~300km程度でしょう。しかも急速充電時間が40分間です。これが問題にならないという人は,多くはないでしょう。

欧州メーカがEVをやるのは,準備のためです。PHVは,エンジン技術+ハイブリッド技術+充電技術ですから,当然,EV技術も含まれます。つまりEV開発というニュースも,実態は,PHV開発なのです。PHVさえ,ちゃんと安くできれば,電池は床下に収納する車体構造だけです。

現在のリチウムイオン電池では,ガソリンエンジン車のような実用性は獲得できません。このためトヨタなどは,全固体電池やリチウム空気電池を開発しています。よくEVは,コモディティ化した技術なので,電池で有意差が出ないという記事がありますが,大間違いです。リチウム空気電池ができてこそ,初めてEV時代は来るのです。またインバータ技術として,SiCやGaNなどの高効率なパワー素子をトヨタやホンダは開発しています。これもインバータコストを下げる大切な技術で,大きな有意差が付きます。

その意味で,EV技術をちゃんとやっているのは,トヨタやホンダです。あと数年もして,トヨタ,ホンダ製のEVが出てくると,その圧倒的な技術差や低プライスで驚くことになるでしょう。

簡単ですが,ご参考になれば幸いです。

質問者からのお礼コメント

2017.9.27 19:40

回答ありがとうございます!

その他の回答 (5件)

  • 半世紀位はガソリンエンジンが主流でしょう。
    高効率化された内燃機関+モーターのPHVが次世代エコカーの本命として以後数十年君臨するでしょうね。

    EV化は見込み発車にすぎず、将来的に技術革新が起こり、電池や充電設備等が高性能化された場合に限り、飛躍して普及するものと思われます。

    世界の大半の国々ではまだまだ電力供給の問題を抱え、十分な電力が賄えている国なんてそう多くは無いです。世界中にEVの時代が来るなんて本気で思ってるのは何も知らない馬鹿だけです。新興国を中心にガソリンや軽油を燃料とする自動車の需要がまだまだ高いのが実情ですね。

  • 既にリチウム電池の1/10の軽さ、1/10のコストのMg電池が有ります。
    現在ホンダが本格的に実用化に向けて研究中です。
    この電池なら現在の技術でも1,000㎞は簡単です。
    1,000㎞走れば途中充電の必要は無くなります。
    しかも既に原発十数機分の申請が有った太陽光発電と組み合わせれば、二酸化炭素の排出量は0です。
    またこの電池太陽光レーザーでの充電も可能で、そちらの方面でも開発は進んでいます。
    2050年には大林組が、軌道エレベーターに因る宇宙旅行のツアーを行うと、発表しています。
    軌道エレベーターが、出来れば太陽光パネルを宇宙に並べ、人類程度ならほぼ無限のクリーンな電力を手に入れる事が可能です。

    内燃機関の出る幕はもはや有りませんよ。

  • ガソリンは2320g/Lなので、26km/LだとCO2は89g/kmですね。

    マツダの次世代ガソリンエンジンであるSKYACTIV-Xの2000ccだと、デミオXD並みのCO2で100g/kmと公表しているので不足ですね。

    2000ccで、電気自動車を上回るにはハイブリッド化する等が必要でしょう。

    1500ccなら、余裕で89g/kmをクリア出来るでしょう。

    欧州で主流となるには、2000ccで89g/kmをクリアする必要が有りますが、苦しいですね、欧州メーカーはPHVやEVで環境性能を上げて来ます。

    SKYACTIV-Xの2000ccにマイルドハイブリッドと気筒休止も加えると89g/km行きそうですが、価格も上がるので販売は苦労しそうです。

    なので、
    次世代ガソリンエンジンが主流となるのは難しいですが、充分な競争力は有るので、安定した販売を維持する事は可能だと見込まれます。

  • 勿論、ガソリンエンジンが主流になりますね。

  • 電気の発電方法によるんじゃないですか。原発だったらCo2はもっと少ないだろうし、水力だったら全然出ないし。

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